キャンピングカー
ノアで本格車中泊!ミニバンに生活空間を生み出すバンテック新潟「MR」

バンテック新潟のオリジナルブランド「Van Revo」
新潟県を拠点にキャンピングカーの製造・販売・買取を手がけるバンテック新潟。
ワンオフから中古車販売まで幅広く行いますが、同社の誇るオリジナルブランドが「Van Revo(バンレボ)」です。
「VR(バンレボリューション)」シリーズをメインに、ハイエースやキャラバンをベースとしたワンボックタイプのバンコンを展開。
さらに対象をノアやヴォクシーなどのミニバンに広げた「MR(ミニバンレボリューション)」シリーズをラインナップし、日常の暮らしにシームレスに溶け込むキャンピングカーを提案しています。

今回ご紹介するのはトヨタの新型ノアをベースに、充実装備をあらかじめフルパッケージにした「MR」。
ソーラーパネル、FFヒーター、電子レンジなど、通常はオプションとなることの多いアイテムのほとんどを標準装備している点が特徴です。
Minivan Revolution NOAH(ミニバンレボリューション ノア)
ビルダー:バンテック新潟
タイプ:バンコン
ベース車両:トヨタ・ノア(ガソリン/ハイブリッド)
乗車定員:4名または5名
就寝定員:2名(ポップアップルーフ架装時4名)
全長:4695mm
全幅:1730mm
全高:1895mm(※4WDの場合1925mm)
ナンバー:3ナンバー
参考価格:ガソリン2WD 5,142,500円~
公式サイト:Van Revo HP
ノアの後部を居住スペースに仕上げたMR
ノアのもつ安全性能や乗り心地はそのままに、左右両サイドのキャビネットとベッドマットでキャンパー部分を構成。
乗車定員は4名または5名に変更になりますが、走行時のセカンドシートの快適性は保たれています。
ベッドマットは十分なウレタンを使いながらもボード状のシンプルな構成で、使わないときは車両後部に重ねておけます。
ちょっとした隙間にオープンラックを設けるなど、少しのデッドスペースも見逃さず収納スペースに仕上げている点はさすがです。
オプションによりポップアップルーフ架装にも対応し、ミニバンの天井の低さを補うことができます。
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2WAY仕様のテーブルが活躍するダイネット
デイタイムには両サイドの家具にテーブルを渡すことで、掘りごたつのようなダイネットに。
テーブルは前後にスライドでき、飲み物の転倒を防ぐカップホルダー付きです。
また、テーブルは車両後部のレールに掛けてアウトドア用にアレンジできる2WAY仕様。
手持ちのキャンプチェアと組み合わせれば、ワンタッチでアウトドアリビングの完成です。

室内を照らすのは、タッチセンサーを備えたLEDライト。
遮光カーテンが標準装備になっているほか、オプションで網戸を追加することもできます。
大人2名が就寝可能なフルフラットベッド

就寝時はセカンドシートを折りたたみ、段差解消マットの上にベッドマットを敷くことで大人2名が就寝可能なフルフラットベッドが登場。
マットを広げた状態でも、ほとんどの設備や収納にアクセスできることに注目です。

ベッドの下になるオープンラックには、ペットボトル飲料などのストック品を収納するとよいでしょう。
また、マットを渡して生まれた床スペースも収納場所として活用できます。
逆にマットを取り外せば高さのあるものも収納でき、ミニバン本来の積載力を発揮してくれます。
ミニバンとは思えない充実装備のギャレー
ギャレーにはミニバンの車内とは思えない本格装備が揃います。

左側キャビネットには給水5L、排水5Lの水道設備がビルトイン。

車外までノズルが伸びるシャワータイプのフォーセットが備え付けられています。

オープンラックには車載用炊飯器としてお馴染みのJPN「タケルくん」(別売)をぴったり収納できるようになっています。
シガーソケットから電源をとり、DC12V(またはDC24V)で炊飯できるのが同製品の特徴ですが、MRでは近くにDC12Vソケットを完備。

12V電気ケトルなどを使うのにも便利で、車載用家電を効率よく配置できます。
シンク格納部は側面が大きく開き、メンテナンスが簡単にできるように工夫されています。

右側キャビネットには標準装備の電子レンジをビルトイン。
庫内に段差のないフラットテーブルタイプで、掃除がしやすくなっています。
電子レンジの上下にはオープンラックがあるほか、扉付きの収納スペースを配置。
食料品や調理器具を手の届くところに収納しておけます。
オープンラックがあるほか、扉付きの収納スペースを配置。
オプションで冷蔵庫を追加することも可能です。
必要なものがあらかじめ揃った電装系
必要なものがほとんどセットになった電装品にも注目です。
電源システムとして105Ahディープサイクルバッテリーと2000W矩形波インバーターを標準装備。
あえてディープサイクルバッテリーを採用しているのは、安全性や交換のしやすさを考慮しているため。

もちろん外部充電が可能で、さらに180Wフレキシブルソーラーパネルを標準装備します。
もし物足りなさを感じるなら、オプションでバッテリー増設や、正弦派インバーターへの変更も可能です。
出力ポートとしてAC100Vコンセント×2口、USBポート×2口、DC12Vソケット×2個を配置。
通常はオプションとなることの多い、高地対応のFFヒーターを標準装備している点も見逃せません。
まとめ
このほかMRシリーズでは、機能をシンプルにしぼった「MR-S」や、カーエレクトロニクスを強化した特別仕様車「MR-X」をラインナップ。
社名のとおり新潟を拠点とする同社ですが、全国の販売店で相談が可能です。
一見するとキャンピングカーには見えないスタイリッシュなミニバン。
ベース車両の性能をそのまま残し、キャンピングカーで課題となる路地走行や駐車場所の問題とも無縁です。
それでいて就寝・収納・調理がしっかり考えられた充実した車内。
MRなら、ミニバンを駆使した長期の車中泊旅も十分に実現しそうな気がしてきます。