【新モデル取材】軽以上ハイエース未満!街でも車中泊でも使いやすいRVビックフット「スウィングJr.」

【新モデル取材】軽以上ハイエース未満!街でも車中泊でも使いやすいRVビックフット「スウィングJr.」




ロングセラーモデルをベースとしたレイアウト


RVビックフット スィングJr. NV200バネット

レイアウトはRVビックフットのロングセラーモデル「スウィング」を踏襲。

内装は同社のテーマカラーのホワイトで統一されています。

かつてはダークカラーの内装も作っていたそうですが、現在のカラーに集約していったことにも理由が。

RVビックフット スィングJr. NV200バネット

車内が広く明るい印象になること、影ができにくいこと、小物などを落としても発見しやすいことなど、いくつもの利点があるのだそう。

家具やマットは軽量の素材がセレクトされています。

「燃費など総合的に考えて軽く作ったのですが、結果として女性や年配者が“私にも扱える”という感覚を持てる車になりました。目線が高く運転しやすいですし、シートが軽いから簡単にベッドにできます」(中島所長)

RVビックフット スィングJr. NV200バネット

きらびやかな展示車両が並ぶイベント会場ではシートやマットの重さは想像しにくく、盲点になりがちなポイント。

目に見えない「扱いやすさ」がきちんと考慮されています。

もちろんボディには、同社が基本とする断熱加工がしっかり施されています。

動線が考えられたダイネット


かなりの時間をかけて試作を繰り返してきたというスウィングJr.。

カーテンひとつでも、どのように設置すれば運転席に干渉せず、かつ室内が見えないか、入念に検討されたそうです。

RVビックフット スィングJr. NV200バネット

標準装備のラウンドカーテンは一級遮光で、窓にはオプションで網戸の装着が可能です。

回転式のテーブルは、縦にも横にもなるので通り抜けの邪魔になりません。

足腰を痛めている人などが使うことも考慮し、乗降しやすい構造になっています。

RVビックフット スィングJr. NV200バネット

シート下は収納庫になっており、日用品を整理できます。

展開のしやすさに定評があるフロアベッド


RVビックフット スィングJr. NV200バネット

フロアベッドは展開のしやすさにこだわりが。

もともと兄弟分のスウィングは、車外に出ずに簡単にベッド展開できることが特徴。

ユーザーの評判のよさから定番モデルとなり、それがスウィングJr.にも継承されています。

RVビックフット スィングJr. NV200バネット

「高さのある車なら、どんな動作も両足を踏ん張れば可能です。ですが、スウィングJr.のような車高でも簡単にベッド展開ができないといけません。その工夫はスウィングで長らくやって参りました。また、就寝定員は1名となっておりますが、2名就寝の条件を満たせるところを、お客様の快適性を優先して設定しております。」(中島所長)

8ナンバー登録を可能とするギャレー


RVビックフット スィングJr. NV200バネット

ギャレーには10Lずつの給排水タンクを搭載し、水道の使用が可能。

冷蔵庫はそれぞれのユーザーが好みの製品を使うことを想定し、ポータブル冷蔵庫の設置場所を確保しています。

外部から電源をとれるギャレーコンセントも、便利な位置に備えます。

RVビックフット スィングJr. NV200バネット

加熱調理はカセットコンロを使用することで、8ナンバー登録の要件を満たしています。

ルーフトップクーラーを搭載可能


電源システムとして、走行充電が可能な105Ahサブバッテリーを標準装備。

オプションでインバーターを追加すれば、家電の使用も可能になります。

バッテリーの増設や、ソーラーパネルの設置もオプションで可能です。

RVビックフット スィングJr. NV200バネット

猛暑となることも多い近年、とくにペット同伴旅では冷房設備は気になる部分です。

スウィングJr.ではオプションでルーフトップクーラーの搭載が可能。

300Ahリチウムイオンバッテリーへの変更などを含むパッケージになっています。

このほかマックスファン(ベンチレーター)や、FFヒーターをオプションで追加できます。

まとめ


横浜でのお披露目を経て、現在は正式リリースを果たしたスウィングJr.。 

長く愛される定番モデルのコンセプトを継承しつつ、さらなる「運転しやすさ」「扱いやすさ」を追求しています。

大型のキャンピングカーだと乗りこなせるか自信がない、と感じていた人にもおすすめです。