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キャンピングカー

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キャラバンで温水シャワーが浴びられるOMC「Bath」がユニーク!

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」

豊富なカスタマイズ実績をもつOMC


画一的な量産キャンピングカーではなく、ほとんどオーダーメイドと呼んでもいいような、豊富なカスタマイズ実績をもつOMC(オーエムシー)。

スペースの限られたバンコンでも、食事・就寝・トイレなどの場所を、無理なくゾーニングする立体的な空間デザインが魅力です。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」の外装

今回ご紹介する「Bath(バース)」は、これまでに見たことのないような、ユニークなマルチルームが特徴のバンコン。

名前の由来はイングランド西部の都市「バース」から。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」のリア側外装

古代ローマ時代の温泉施設で知られるバースと同じく、OMCのBathはバンコンでありながら温水シャワーを備えます

夫婦ふたり旅や、ペット同伴旅にも適したBath、どんなところがユニークなのか見ていきましょう。

Bath(バース)
ビルダー:株式会社オーエムシー
タイプ:バンコン
ベース車両:キャラバン 標準ボディー・ハイルーフ・スーパーロング・キャンパー種車
乗車定員:7名
就寝定員:3名
全長:5,080mm
全幅:1,695mm
全高:2,380mm
ナンバー:8ナンバー
参考価格:ガソリン2WD 6,424,000円(税込)/ディーゼル2WD 7,060,900円(税込)/ディーゼル4WD 7,364,500円(税込)
公式サイト:OMC HP



絶妙なゾーニングが魅力のレイアウト


OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」の車内

ナローサイズのバンコンでも完全個室のマルチルームを実現するなど、空間の使い方が巧みなOMC。

Bathも前方のリビングルームと、後方のマルチルームが扉で区切られた2ルーム仕様になっています。

進行方向左サイドには、1人掛けの椅子が向かい合った対座ダイネットが。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」の車内前方

右サイドにはソファーが縦に伸び、大人3人が座れるほか、シングルサイズのベッドとしても使えます。

車両後方はギャレー、トイレ、バスルームとして使えるマルチルーム。

中央の通路を通り、最後尾までウォークスルーで移動できる配置になっています。

スーパーロングながら標準ボディーという、キャラバンならではのサイズ設定も特徴です。

ふたり旅に最適な対座ダイネット


OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」のダイネット

走行時は前向きにし、3点式シートベルトでしっかり身体を支える2列目、3列目シート。

目的地に着いたら2列目シートを反転させ、対座ダイネットとしてテーブルを囲むことができます。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」の車内

コンパクトなテーブルのおかげでリアまでの通路が確保され、通り抜けが可能になっています。

テーブルにはカップホルダー付き。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」のベンチシート

進行方向右サイドには1.9mの長さのある横向き3人掛けベンチシートを備えます。

食卓を囲むソファーとして、あるいはさっと横になれるシングルベッドとして、一台二役で活躍します。

オプションで19インチ壁掛け液晶TVを追加すれば、よりリラックスタイムが充実するでしょう。

室内照明は調光機能付きで、シーンに応じて明るさを調整できます。

このほか夜間の移動のためのフットライトがあり、家族を起こさずトイレに行くことができます。

1人から3人まで対応するフロアベッド


OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」のフルフラットにベッド展開した様子

就寝時はダイネットも含めてすべてのシートを使うことで、最大1.9m×1.5mのフルフラットベッドが登場します。

これは家庭用のダブルベッドに匹敵するサイズで、ペットも一緒に横になれます。

シングル利用なら、ソファーベッドをスライドさせるだけで1.9m×1.0mのスペースを確保できます。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」のベッド展開した様子

フルフラットベッドよりも展開が簡単で、ダイネットを残したまま、常設ベッドのように使えるのが魅力です。

仮眠などの休憩にも適しています。

ダイネットとマルチルームを仕切る収納部


OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」の電子レンジ

対座ダイネットとマルチルームのあいだには、標準装備の電子レンジと冷蔵庫がビルトインされています。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」の冷蔵庫

冷蔵庫は家庭用のものと使用感が近い横開きタイプで、容量は40L。

ギャレーからもダイネットからも近い配置で、食事がしやすそうです。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」のクローゼット

逆サイドには床から天井まで使える大型クローゼットを配置。

幅450mm、奥行500mm、高さ1,630mmのサイズで、長尺の荷物や衣類を収納できます。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」の収納棚

このほか天井近くにはオープンラックや扉付き収納庫あり。

身の回り品を手の届くところにしまっておけます。

シャワーに驚かされるマルチルーム


OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」のリアのマルチルーム(シャワールーム)

Bath最大の特徴は、なんといってもリアのマルチルームでしょう。

もともとルーフを加工せずに高さを確保できる「掘り下げ加工」で知られるOMC。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」のシャワー

Bathではなんと、そこをシャワースペースに活用。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」のボイラー・大型給水タンク・シャワーパンをセットにした「温水シャワーセット」

オプションとなりますが、ボイラー・大型給水タンク・シャワーパンをセットにした「温水シャワーセット」を取り付けられます。

周囲への水はね防止には、シャワーカーテンを利用。

シャワーパン部分に降りると高さが約1.9mあり、大人でもラクに立つことができます。

たくさん遊んだ後の、ペットの足洗いやお風呂にもぴったりです。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」のルーフベント

温水を使うと湯気が発生しますが、換気のためのルーフベントを標準装備します。

シャワーの有無によってルーフベントの設置場所が変わります。

シャワーパンは防水加工されているため、汚れ物の一時保管場所としても活躍。

泥などで汚れても、水で簡単に洗い流すことができます。

シャワーパンを閉じているときは、同じ空間をトイレルームとして使用可能。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」の収納棚に格納されたポータブルトイレ

ポータブルトイレを標準装備し、ジャストサイズで収納できる棚を備えます。

同じくマルチルームにあるシンクは13Lの給排水タンクを内蔵。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」のシンク

フタ付きのため、使わないときはフラットな作業台になります。

豊富なオプションを用意する電装系


OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」の集中コントロールスチッチパネル

集中コントロールスチッチパネルを筆頭に、計器類やスイッチ類はソファーベッド上部に集約されています。

車内のどこからでもオン/オフがわかる、視認性に配慮した設計。

OMCのキャラバンベースのバンコンキャンピングカー「Bath(バース)」の車載用12Vクーラー「COOL STAR」

夏の暑さは車中泊の大敵ですが、オプションで車載用12Vクーラー「COOL STAR」の設置も可能です。

本体のほか、バッテリー残量計、200Aリチウムイオンバッテリー、外部充電装置アップグレード、サイン波インバーター1500Wがセットになります。

暖房は、オプションでFFヒーターを用意します。

105Aのサブバッテリーを標準としますが、電源システムはオプションで細かく強化できます。

たとえばリチウムイオンバッテリー200A増設、ディープサイクルバッテリー増設(同時に外部充電器を25Aタイプにアップグレード)、250Wソーラーパネル搭載、走行充電システムを50Aにアップグレードなど。

インバーターはサイン波300Wと、サイン波1500Wをオプションで選択可。

サブバッテリーで電子レンジを使用したい場合は、1500Wインバーターが必要となります。

このほか、オプションで3.5mサイドオーニングや網戸などの搭載が可能。

気になる装備があったら遠慮なく相談してみましょう。

まとめ


キャブコンなどではFRP防水ルームを備えたモデルがたくさんありますが、シャワーカーテンを利用してリア部分でシャワーを浴びるというのは驚きの発想。

唯一無二のユニークな体験ができるでしょう。

深型のシャワーパンに、オールシーズン温水対応のため、砂遊びや泥遊びをしたペットにもぴったり。

シャワーとして使わなくても、釣り道具やキャンプギアの手入れ、マリンウェアの一時置き場などに活躍しそうです。

海や川のレジャーが好きなら一考の価値ありです。

DRIMO編集部

DRIMO編集部です。 キャンピングカーや車中泊の情報を中心に、バンライフなど車旅に関する情報をお届けします。