車中泊で焚き火はどこでできるのか注意点やアドバイス

車中泊で焚き火もしたい!どこでできる?注意点は?経験者がアドバイス




車中泊中に焚き火をする際の注意点6つ


焚き火台

車中泊と焚き火を一緒に楽しめるスポットが分かったところで、次に「車中泊と焚き火をする際の注意点」について具体的に解説していきます。

どれも筆者が焚き火をする際に絶対に気を付けているポイントにもなるので、焚き火をする前に必ず確認しておくようにするといいでしょう。

車中泊中に焚き火をする場合の注意点は6つ
・焚火をやってもいい場所か確認する
・当日の風向きを確認する
・乾燥した薪を使用する
・焚き火から目を離さないようにする
・確実な焚き火の消火方法を知っておく
・万が一に備えて水を用意する



焚き火をやってもいい場所か確認する


焚き火

冒頭でも少し紹介していますが、焚き火をしようとしている場所が焚き火をしてもOKな場所かどうかは確認しておくことが重要です。

焚き火がNGの場所で焚き火をしていると最悪の場合、近所の方に通報されて警察が来てしまうことも考えられます。

確実に焚き火をしてもいい場所かどうかは事前に確認してから行うようにしましょう。

当日の風向きを確認する


焚き火

焚き火をやったことがある方なら分かるかと思いますが、焚き火の火の粉が風にあおられて飛ばされることがあります。

そういったときに、風下にタープやイスなどのグッズが置いてあると最悪の場合、飛んできた火の粉によって穴が開いてしまうなんてことも。

風が穏やかな日でも焚き火をしている最中にいきなり突風が吹くことも十分に考えられます。

まずは風が弱い日でも風向きを意識して、風下にはイスやタープなど何も置かないように設営するように気を付けるようにしましょう

乾燥した薪を使用する


薪

車中泊と一緒に焚き火をする際には、なるべく乾燥した薪を使用することが重要です。

薪が湿っていると、水分を多く含むため乾燥している薪を使うときと比べて煙が多く発生します。

近くに車中泊をする車や布団が置いてある場合は、匂いがついてしまうことも考えられます。

筆者は焚き火の匂いの着いた布団が苦手なので、なるべく煙が出ないように薪を使用する際は、十分に乾燥させた薪を使うように気を付けています

どうしても薪が湿っている・結露で濡れてしまったというときは、火のついた焚き火台のそばに立てかけておくことで、湿った薪も多少乾燥させることができるので一度乾かしてから使用するといいでしょう。

焚き火から目を離さないようにする


焚き火

焚き火をしているときは極力目を離さないようにするのも、焚き火をする上で大切なポイントになります。

前述していますが、自然の中で焚き火をしていると突然突風が吹くことも考えられます。

突風によって周囲のものに燃え移るなんてことも。

しかし、そんなときに焚き火を見ている人が誰もいなかったら、大きな事故につながる可能性がぐんと高くなります

そうした大きな事故を防ぐためにも、焚き火からは極力目を離さないようにする。

焚き火から長時間離れる必要があるときには「焚き火の炎を小さくしておく」「熾火(おきび)の状態にする」など風が吹いても大丈夫なように対策しておくようにすることが重要です。

確実な焚き火の消火方法を知っておく


焚き火台

焚き火の消し方はさまざまな方法がありますが、筆者がおすすめする2つの方法を紹介していきます。

一つ目は炭が燃え切って白い灰になるのを待つ方法

時間はかかりますが、その間に別の片付けなどの作業をすれば効率よく焚き火も消せるのでおすすめです。

完全な灰になれば、冷めてからアルミホイルで包んでゴミ箱に捨てれば手間も少なく簡単に灰も処理できます。

まだ少し火種があって不安な場合には、アルミホイルに灰を入れた後に水をかけて完全に消火させてからキッチンペーパーやティッシュなどで水を吸水させてから捨てます。

もう一つの方法は火消し壺に入れて密閉して消火する方法

こちらは薪を再利用できるので「焚き火の途中だけど消火したい」「次回の焚き火に薪を有効活用したい」といった場合におすすめの方法です。

ただし、火消し壺にいれてすぐは火消し壺自体がとても熱くなるので、触らないように注意が必要です。

必ず、冷めてから持ち運ぶようにしてください。

万が一に備えて水を用意する


水

焚き火をする際の注意点として「万が一に備えて水を用意しておくこと」も重要です。

焚き火をしていると想定していなかったことが起きることも考えられます。

たとえば筆者が経験したハプニングとして、焚き火の近くに置いていた木製のテーブルに爆ぜた火の粉が飛んで天板が焦げてしまったこともあります。

幸いこのような小さなハプニングで済みましたが、火を扱っている以上、いつ何が起きても対応できるようにそばに水を置いておくことはとても重要です。

車中泊で焚き火をする際のマナーとは


焚き火

車中泊中に焚き火をする際の注意点について紹介してきました。

ここでは車中泊と焚き火を楽しむ際のマナー、注意点についても少し触れておきます。

楽しい車中泊を楽しみたいのはわかりますが、周囲にいる方の迷惑にならないように注意することも大切です。

車中泊で焚き火をする時のマナー
・周囲の人と安全な距離をとる
・夜遅くまで騒がない
・自然を汚さない



周囲の人と安全な距離をとる


車中泊

車中泊中に焚き火をする際には周囲の人との距離をとることも意識しておきましょう。

焚き火の火の粉が飛んでしまうことももちろんですが、焚き火によって出る煙が周りにいる方の迷惑にならないようにすることもとても重要です。

風の関係で対策をしていても、どうしても隣のサイトや車に煙が行ってしまう場合には一言「煙が行ってしまってすいません」と声をかけてもいいかも知れませんね。

とはいえ、なるべく焚き火の火の粉や煙などで迷惑が掛からない距離を保つことが大切です。

夜遅くまで騒がない


焚き火

せっかく楽しい車中泊をしていて、夜遅くまで焚き火を楽しみたい気持ちはわかりますが、夜遅くまで騒がないことも車中泊マナーとして注意しておきたいポイントになります。

21時を過ぎても大宴会をしている、というようなことはないように気を付けましょう。

もちろん、周囲に誰もいない場所であればいいかも知れませんが、そういった場所ばかりではないはずです。

いろんな人のそれぞれの楽しみ方を理解しながら、夜は静かに焚き火を楽しむというのもいいかも知れませんね。

自然を汚さない


芝

焚き火の後は、どうしても灰や炭は残ってしまいます。

しかし、それを周辺に撒くなどの行為は絶対にしないように注意しましょう。

炭や灰は自然に還るから捨ててもいい、と勘違いしている方がたまにいますが、炭や灰は分解しないためいくら時を経ても自然には還りません

焚き火で出た灰や炭は必ず正しい方法で処分してから焚き火を終えるようにしましょう。

さらに、車中泊で焚き火をする際には、着たときよりも環境をきれいにするなどの意識も大事です。

みんなでルールやマナーを守りながら楽しいアウトドアライフを過ごせるように気を付けることが大切ですね。

まとめ:車中泊中の焚き火は注意点に気を付けて全力で楽しもう!


焚き火

車中泊中に焚き火をする際の注意点や気をつけておきたいマナーについて具体的に紹介してきました。

寒くなってくるとどうしても焚き火を楽しみたいという方は増えてきます。

とはいえ、どこでもガンガンに燃やしていいのかと言えばNOです。

やってもいい場所や、注意点などに注意しながら快適に焚き火ができるようにしましょう。

焚き火をすると寒い季節の車中泊もより快適に温かく過ごせるはずです。

ぜひ、本記事で紹介した内容をご自身の車中泊旅に取り入れて、焚き火を楽しんでくださいね。