雪の積もったバン

冬でもバンライフを楽しみたい!志賀高原スキー場に行ってきた



寒くなると厳しくなる車中泊ですが、冬だって楽しみたいですよね!

これは昨年のこと、神奈川の自宅から長野県にある志賀高原へ、スキー旅行に出かけました。

志賀高原のスキー場は山全体がスキーリゾート。

一日中いても同じコースは滑らなくても良いほど、いくつものスキー場が繋がるとてつもなく広いスキー場です。

早朝からスキーを楽しむためにも、夜はバンで仮眠。

なんとその間、外は大雪でした!

そこで今回は、寒い車中で私たちがどんな風に過ごしたか、などを中心にご紹介していきたいと思います。

今年はコロナも心配ですし、「冬のお出かけもキャンピングカーやバンで」という方の参考になれば嬉しいです。

神奈川から長野へ出発!


遠方に見える雪の降り積もった富士山

出発したのは2019年2月10日の朝。

神奈川はぽかぽかと温かく、山の向こうには雪をかぶった富士山が見えるほどの良いお天気。

気持ちが良く今日は移動だけなので、少し小田原で寄り道をすることに。

小田原「曽我梅林」に寄り道


小田原の曽我梅林

早くも梅が咲き始めていた小田原。

なかでも神奈川の景勝50選にも選ばれている「曽我梅林」が有名だそう。

たくさんの車が来ていましたが、朝ということもあり大きなバンをなんとか駐車させることができました。

一部には、出店なんかも出て大賑わい。

これからスキーに行くとは思えない春の陽気に不思議な気持ちになりました。

高速で北上、信州中野インターで下車


車内で寛ぐ猫

梅の花見を楽しんだあとは、高速道路を北上し長野県へ向かいます。

車内にはスキー用品と共に、2人と1匹分の毛布を詰め込み準備は万端。

我が家の猫さまは、車慣れしていていつもの定位置でおくつろぎ中。

旦那とふたりで「どこから雪が見れるかなぁ?」なんて言いながら、ドライブを楽しみます。

途中サービスエリアで休憩をはさみながら、高速を降りる信州中野インターが近づくにつれトンネルが増えてきます。

トンネルを抜けるたびに少しずつ冬の気配が深まり、インターを降りるころには…

雪の積もった車道

いつの間にかの大雪!!

梅の咲く神奈川とは別世界でした。

あらかじめスタッドレスタイヤは装着済み&旦那は雪道の運転にも慣れているので、気を付けつつ、いつもよりゆっくりと走行。

志賀高原スキー場方面へ進みます。

あまり山奥へ行ってしまうと何も無いため、途中にある「イオン中野店」で買い出しに立ち寄り。

雪の積もった道

外へ出てみると積雪は1センチ程ですが、大粒の雪が降り続いています。

長野でも久々の雪だったのか、駐車場には今降った雪が積もっているといった感じ。

スーパーでは、車中で調理するためのパスタの材料と明日の朝パン、思った以上に寒かったのでカイロを買いました。

道路の反対側にはホームセンター「コメリ」もあるので、除雪道具が必要な場合はここで調達が可能です。

我が家のバンライフの楽しみは、体を温める温泉


湯田中駅前温泉 楓の湯の入り口

車中めしを作る前に、地元の温泉へ。

この辺りは「湯田中温泉」や「渋温泉」をはじめとした温泉地帯。

志賀高原の山の反対側には有名な草津温泉もあり、いかにも温泉!という感じの濃ゆい温泉を楽しめる地域なのです。

立ち寄ったのは、湯田中駅に隣接する「湯田中駅前温泉 楓の湯」。

電車を利用するスキー客も多く訪れ、休憩室からはときおり電車も眺められます。

湯田中駅前温泉 楓の湯の券売機

入浴料はなんと、大人ひとり300円。やすいっ!

夜は20時半最終入場で21時まで。(定休日は毎月第1火曜。)

旅館の日帰り入浴が終わってしまう時間だったため、遅くまで入ることができて助かりました。

雪で冷えた体を芯からしっかり温めて、バンに戻ります。

湯田中駅前温泉 楓の湯
住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏3227番地1
TEL:0269-33-2133
営業時間:10:00~21:00 (最終入場20:30)
休館日:毎月第1火曜日 (祝日の場合は翌日)
入浴料:大人(中学生以上)300円 小学生150円
HP:http://www.town.yamanouchi.nagano.jp/kaedenoyu/index.html



道の駅で仮眠


車内の様子

温泉を出ると外は大雪。夜に車で山を登るのは危険と判断し、近くの道の駅「北信州やまのうち」へ。

我が家では仮眠で利用する時には、できるだけ建物から離れて停車したり、長時間にならないよう注意しています。

道の駅 北信州やまのうち
住所:長野県下高井郡山ノ内町大字佐野393-2
TEL:0269-31-1008
駐車場:大型13台 普通車40(身障者用5)台
営業時間:8:30~18:00
HP:https://www.michi-no-eki.jp/stations/view/401



手短かに夕食作り


車内でご飯を作っている様子

明日は早起きして出発のため、手短に食事をとります。

家からパスタの麺、ぶなしめじ、ベーコン、塩コショウ、紙皿などをあらかじめ用意。

先ほどスーパーで買ったパスタの元を使って仕上げます。

車内で料理をすることで、室内温度も上がって一石二鳥。

ちなみに停車中にメインの暖房器具はこちら↓

石油ストーブ

石油ストーブです。(自宅で撮影)

一酸化炭素中毒や火災など気を付ける点はありますが、じんわり車内を温めてくれる優れもの。

使うのは停車中のみ、ストーブの周りにはモノを置かないようにし、必ず換気扇を回します。

また危ないので、寝る前には消すようにしています。

さて、出来上がったパスタですが、あまりにもお腹が減っていたのか撮影し忘れてしまいました。

作成時間は30分ほど。

デザートにバナナも食べて、お腹を満たし夜は早めに就寝です。

夜の防寒対策


車内で使用している防寒グッズ

冬には布団や毛布以外にも防寒対策を色々と用意しています。

左上から冬用にダウン素材で作られた寝袋、隣が同じくダウン素材の靴下、左下が家でも使える電気毛布です。

右下のものはペット用のヒーターマット。直接あたると低温火傷が心配なため、猫ベッドの下に敷いて使います。

こちらのペット用ヒーターマットは、リバーシブルタイプで高温・中低温と使い分けが可能な優れもの。

とはいえ猫も気まぐれなので、人とくっついて寝たり、毛布に入り込んだりと自由です。


志賀高原でスキーを堪能!


膝まで積もった雪

翌朝早朝、スキーウェアを着こんで外に出てみると、ズボッと膝くらいまで雪に埋もれました。

雪質はふわふわ!スキー場へのテンションも上がります。

バンに降り積もった雪を降ろしている様子

あらかじめ車に積んでおいた道具で雪かき開始。

持ち手が長いおかげで、車高の高いバンでも上の方まで雪かきすることができます。

ワイパーは凍り付かないよう、昨夜のうちに上げていました。

チェーンを装着したタイヤ

私が雪下ろしをしている間に、旦那は車にチェーンを装着してくれました。

ここからの道路は上り坂です。

雪国らしく除雪車や除雪剤もまかれているとは言え、万全を期します。

キャンピングカーやバンは車体が大きく重いため、万が一止まってしまったら、坂道での再出発は難しいのです。

雪が積もったバン

車の窓まわり、足回りの除雪も済んだら、ささっと朝食用のパンを食べスキー場へ出発!

駐車場を出て道路に出ると、ありがたいことに朝から除雪車が走り回り、積もった雪は除けられていました。

雪は降っておらず、雲の間から青空も見える絶好のコンディション。

そこそこの急坂を慎重に進み、いくつものスキー場やホテルが並ぶエリアまでは約30分。

志賀高原スキー場のマップ

日帰りスキー客用の駐車場に車を止めたら、まずは1日券を引き換えに。

この共通1日券で志賀高原にある全18スキー場、48基のゴンドラ・リフト全て乗り放題。

チケットには地図が付いていますが、気を付けていないと広すぎて迷います。

地図を見ると標高が1番高いのは、2,307メートル。

かなり高い場所まで行けることが分かりますね。

志賀高原スキー場の頂上から見た風景

スキー板を履いてリフトを降りると、雲が目線の高さ!

反対側に見える山も、滑走可能なエリアで、どれだけ広いのか伝わりますでしょうか。

この広さのおかげでスキー客はあちこちに散り、ぶつかることなく滑ることができますし、リフトの待ち時間もほとんどなく、思いっきり滑ることができました。

また雪質は、昨夜の雪もあり、ふかふかのパウダースノー!

あまりのふかふかさに、足をとられることもありましたが、スキーやスノーボード好きの方には是非おすすめしたいスキー場です。

(季節によっては雪が足りず、営業していない場合もあるため、詳細は公式サイトでご確認ください。)

冬の週末バンライフも楽しい!


雪の残る山間の道路

朝から滑って満足したので、15時半頃には帰路に。

たくさん動いた後は、また温泉に入って帰るのも良いですね。

白い雪を見ながらの露天風呂は最高です。

夏と違い寒かったり、除雪が必要など注意点はありますが、スキーに温泉と冬ならではの楽しみ方を堪能できました!