車中泊旅で効率の良い電源確保の方法とは?おすすめアイテムも紹介!
現在ルノー・カングーで車中泊をしながら日本一周をしているゆうまです。
電源の確保は、車中泊旅をする上で一番重要だと言っても過言ではありません。
私たち夫婦は『Jackeryポータブル電源700』というポータブル電源を使用して旅をしています。当たり前ですが、ポータブル電源は充電をしないと使うことができません。
今回の記事では、私たちがどのような方法で車中泊旅をしながらポータブル電源に充電しているのかを紹介します。
▼『Jackeryポータブル電源700』のレビュー記事はこちら▼
目次
車中泊旅で最も重要な電源確保
今やスマホがあれば、外でも簡単にネットにアクセスできて、ノートパソコンを持ち出せば好きなところで仕事もできます。
ものすごく便利な時代ですが、逆に言えば電気が無いと何もできません。
車中泊旅を始めた当初は、電源確保のノウハウもなかったので、電力が底を尽きそうになったときは「電気の大切さ」を改めて痛感しました。
さて、車中泊をする上で『ポータブル電源』を使用している方は多いかと思います。
家でフル充電していけば、1泊2日程度の車中泊は問題ないかも知れませんが、2泊、3泊と長くなるにつれて、ポータブル電源を充電する必要が出てきます。
車中泊旅でポータブル電源に充電する方法は大きく分けて3つあります。
1.RVパークや電源付きのキャンプ場で充電する
2.ソーラーパネルで充電する
3.車の走行充電で充電する
私たちは車旅を始めてから1ヶ月以上が経ちますが、RVパークなどの電源付きの有料施設は1度も利用したことがなく、これまで『ソーラーパネル』と『走行充電』を利用し、電源を確保してきました。
では、実際に使用している装備のご紹介とともに、私たち夫婦がどのように電源を確保しているのかを紹介していきたいと思います。
ソーラーパネルでの充電
私たちが使用しているソーラーパネルは『PAXCESS ソーラーパネル 120W』です。
車中泊で使用しているポータブル電源『Jackeryポータブル電源700』には、純正のソーラーパネルも発売されており、最初は純正のソーラーパネルを購入しようかと検討していましたが、価格が約35,000円と高価。
比べて、PAXCESSのソーラーパネルは、通常価格が約25,000円。レビューを見ると「Jackeryにも充電可能」とのこと。
また定期的にセールを行っているようで、19,990円で購入できました。
実際に使用してみると、Jackeryにも問題なく充電できています。
商品名に120Wという記載がありますが、Jackeryの仕様上そこまでの電力はソーラーパネルでは充電できないとのこと。
太陽に雲がかかっていない状態だと、大体60W~67Wくらいの電力で充電することができます。
家庭用コンセントで80Wなので、太陽光で60W~も出てくれれば本当にありがたいです。
私は昼間に車を長く停車させるときなど、ルーフ部分にソーラーパネルを広げてポータブル電源をチャージしています。
PAXCESSの特徴①コンパクト
ソーラーパネル4枚で構成されており、展開時には170センチほどの長さになりますが、折りたたんでケースに収納すると52.6×36.6×3.5cmと、かなりコンパクトになります。
車中泊旅では限られた空間にたくさんの荷物を積むことになるので、どれだけコンパクトになるのかというのは非常に重要な問題です。
その点でも、PAXCESSのソーラーパネルには非常に満足しています。
重量も4.7kgとそれほど重くなく、女性でも問題なく扱うことができると思います。
PAXCESSの特徴②防水・防塵・耐久性
防水性と耐久性の高いナイロン素材を使用しており、多少の雨などは問題ありません。
防水仕様ではないソーラーパネルではなかなか目を離せませんが、こちらは土砂降りなどではない限り、そこまで気をつけなくて大丈夫でしょう。
ただし、コード類などの接続部分には雨がかからないよう注意が必要です。
PAXCESSの特徴③付属コードが長い
様々な環境や場面で充電することになる車中泊旅では、ソーラーパネルのコードの長さは使い勝手にとても影響します。
PAXCESSの付属のコードは約3.2mと十分な長さがあるので、例えば車の上にソーラーパネルを広げたい時でも、ポータブル電源は車内に置いたまま充電が可能です。
キャンプ場でも太陽の動きに合わせて、陽がより当たる場所に移動させたりと、非常に重宝しています。
PAXCESSのイマイチな点
PAXCESS製品が初めてのソーラーパネルなので、他の製品とは比較はできませんが、イマイチな点が1つあります。
それは、少し影でも影がかかると、著しく発電効率が低下することです。
晴れの日に64Wで充電できているところに、片腕で影を作ると24Wまで下がりました。
なので太陽の動きにはシビアにならざるを得ず、木の陰などに気をつけながら駐車したり、ソーラーパネルを動かしたりしています。
イマイチな点として紹介しましたが、「そういうものだ」と分かっていれば工夫もできるので、不満に感じることはありません。
走行充電
もう一つの充電方法は『走行充電』です。
車のシガーソケットとポータブル電源をつなぐことで、約40Wの電力で充電することができます。家庭用コンセントの半分ほどの電力に匹敵しますが、時間をかけてドライブをしても意外と充電されていません。
曇りや雨が続くとソーラーパネルでの充電もできないので、電力が底をつきそうになることが多々ありました。
そこである旅人から教えていただいたのが、『カーインバーター』です。
カーインバーターとは、直流である車載バッテリーの電気を、交流の電化製品などが使えるように電気の流れや電圧を変換する装置のこと。
シガーソケットからカーインバーターを経由させると、家庭用コンセントと同じ80Wの電力でポータブル電源に充電できるようになりました!切実に悩んでいただけに感動もひとしおです(笑)
カーインバーターを買ってからというものの、電力に困ることはほとんどありません。
ちなみに私が買ったカーインバーターは『Amison インバーター 200W』という製品です。
カーインバーター教えていただいた時は、「なんか高そうだな」と思ったのですが、調べてみると3千円以下でも購入できます。
私が使っているAmisonというメーカーのインバーターは、コンセントが2口・USBポートが4口あります。
コンセント1口は常にポータブル電源と繋いでいますが、もう1口はパソコンを充電したり充電池を充電したりしています。
助手席の足元に置いているので、いつでもコンセントの抜き差しが可能です。非常に使い勝手がよくおすすめの商品です。
Amison インバーター 200Wの注意点
私が使用している『Amison インバーター 200W』ですが、名前にもある通り、200Wを超えない電気製品にしか対応していません。
コンセントがあるからといって、どんな家電でも使えるかというと、そういうわけではありません。
一度、ポータブル電源を充電しながらヘアアイロンを使用しようとした際に、電力が200Wを超えてしまい、インバーターが自動で停止してしまいました。
安全装置のおかげでインバーターが自動で停止してくれたまでは良かったのですが、車のヒューズが飛んでしまい、交換しなければならなくなりました。
インバーターを使用する際には、機器の使用電力をきちんと確認してから利用するようにしましょう。
また、インバーターを購入する際には、使用したい機器の容量や数を考慮して選ぶといいですね。
あともう一つ注意点として、意外とファンの音がうるさいです。
熱を持ち始めると、内蔵されているファンが回り冷却を始めるのですが、この音が意外とうるさいです。
また、私が購入したものは運が悪かったのか、ファンが回る際に『ビビリ音』のようなものも鳴るので余計にうるさく感じます。(※他の方の購入レビューにそういう声はなかったので、全ての製品がそうという訳ではなさそうです。)
ただ走行中はエンジン音や走行音にかき消されるので、あまり気にならない方も多いと思いますし、しょうがないと割り切れば不思議と気にならなくなりました。
車中泊をそんなにする機会がないという方でも、カーインバーターが1つあると、車内でコンセントをつなげられるのでかなり便利になります。
そこまで値段も高くないので、防災用としても一家に一台購入しておくのもおすすめです。
さいごに
今回は私たち夫婦が、カングーでの車中泊旅をしながらどのように電源を確保しているのかを紹介しました。
ソーラーパネルやカーインバーターはアウトドアや車中泊のみならず、防災用にも重宝するアイテムなので、一家に一台用意しておくのもおすすめです。
特に車中泊で連泊する機会があるという方は、ソーラーパネルとカーインバーターはぜひ準備しておいてください。
今回の記事であなたの車中泊が充実することを祈っています。