【失敗してわかった】キャンピングカーで安全に旅するための出発前に忘れがちなポイントまとめ
今までやってしまった失敗談
私たち夫婦は、フルタイムでキャンピングカーに暮らして1年半が経過し、550泊以上を車で過ごしてきました。
その期間中、出発前の点検を怠ったことで起きてしまった失敗がいくつかあります。
同じ過ちをしないためにもいくつかのエピソードを紹介します。
棚の上から物が落ちてテーブルに穴が!
キャンピングカーには、走行時の振動で棚の扉が開かないようにロックが付いています。
しかし、ロックをしっかりかけずに出発してしまうと、扉が開いて大変なことになってしまいます。
私たちの車には、上部に扉のない上の収納棚が一つあり、そこにコンセントも付いているため、停泊時の充電スペースとして使用しています。
しかしある日、iPadを充電したまま出発してしまい、走り出してから30分後、突然「ガタン」という大きな音がし、後ろを見てみるとiPadが上の棚からテーブルの上に落ちてしまっていたのです!
「やっちゃったー!!」と思い、すぐにテーブルを見てみると中心に大きな穴が。
幸いiPadはケースが付いていたので傷も無く普通に起動しましたが、テーブルには大きな穴が空いてしまい悲しい結末になりました。
実はテーブルに穴が空くのはこれで2回目です。
キャンピングカーを購入した直後にも同じことがあり、今後気をつけないといけないとわかっていたのにちょっとした不注意で2つ目の傷を作ってしまいました。
このようにキャンピングカーは走行時の振動により、上の収納棚から物が落ちてくる危険性があるので、上には重い物は置かないようにしましょう。
物を置く場合は、きちんとロックができる棚に収納しましょう。
トイレの開閉レバーを閉め忘れて大変なことに
私たちのキャンピングカーにはカセット式トイレがあり、正しく使用すれば臭いもなく、清潔に使えます。
しかしある日、トイレの開閉レバーを閉め忘れたまま車を出発してしまい、とんでもない事態になってしまったのです。
走行中に「何か少し臭う」と感じながら、そのまま進みその日の目的地に到着。
トイレを使おうと思い蓋を開けたら便座が大変な事に!
カセット式トイレの開閉レバーは、便器と排泄物が入っているカセットタンクを分けるレバーで、それが開いたまま車を進めたため、タンクの排泄物が揺れて上の便器にまで飛び散ってしまったのです。
便座の蓋は閉まっていたため、外には飛び散ることはなかったのですが、便器の中はすごいことになってしまいました。
トイレの開閉レバーは必ず出発前に閉まっているかチェックしないと悲惨な事になるので気を付けましょう。
屋根のアンテナの取り外し忘れ
私たちは仕事で高速インターネットが必要なため、衛星アンテナのインターネットサービスを利用しています。
アンテナは車の屋根に置いていますが、固定されていないため、毎回出発前には取り外さなければいけません。
1度取り外すのを忘れて出発してしまったことがあり、数メートル進んだところですぐに気づいて取り外しました。
もしそのまま走行してアンテナが道路に落ちてしまっていたら、他の車を巻き込んだ大事故につながる可能性があることにゾッとしました。
それ以来、アンテナを閉まったかしっかりと何度も確認してから出発するようにしています。
インターネットの衛星アンテナ以外にもテレビのアンテナなどがあるキャンピングカーも多いので注意が必要です。
キャンピングカー旅に出発する前の車内の確認事項
窓を全て閉じる
キャンピングカーには外開き窓があります。
開いたまま走行してしまうと、外の障害物に当たる危険がありますので、忘れずに閉めるようにしましょう。
また、天窓も同様に、注意が必要です。
木や高さのある物にぶつけてしまうと、窓が破損したり外れる可能性があるので、しっかりと閉じて事故を未然に防ぐことが大切です。
私たちのキャンピングカーには外開きの窓、天窓合わせて全部で10個の窓があるので忘れずに一個ずつ閉まっているか確認しています。
ガスの元栓を閉じる
ガスの元栓が開いたまま走行するのはとても危険ですので、出発する前にしっかり閉めましょう。
特に、ヨーロッパのキャンピングカーは冷蔵庫、コンロ、お湯を沸かすボイラーにガスを使用しているので、3つの元栓を閉じる必要があります。
キッチン台上の物、テーブル上の物を収納
水切りラックの食器をしまい、水切りラックも収納します。
物が出ていると振動で落ちてしまうので何もない状態にします。
収納扉、冷蔵庫扉がロックされているか確認
扉や収納棚全てに開かないようにロックが付いているので、一つずつしっかりとロックされているか確認していきます。
トイレの開閉レバー
トイレの開閉レバーが閉じているか、便座の蓋が下がっているかチェックします。
忘れて開けたままにすると、先ほどで紹介したように悲惨なことが起きてしまいます。
衛星アンテナを外す
屋根から衛星アンテナを取り外して収納します。
車の屋根の部分に物を置いた状態だと走行中の落ちる危険性があるので要注意です!
排水口レバーを閉じる
排水タンクの排水口レバーがきちんと閉まっているか確認します。
開けたまま走行すると道路に汚水を垂れ流しにしてしまうので注意しましょう。
サンシェードを撤収。運転席・助手席を戻す
フロントガラスのサンシェードを外し、運転席と助手席の向きを正面に回転させる。
キャンピングカー旅に出発する前の車体の点検
キャンピングカーの家の部分以外にも、車体の部分の点検も大事です。こちらは毎日でなくても、週に一度チェックするようにしましょう。
タイヤの空気圧
キャンピングカー用のタイヤは空気圧が高く、普通のガソリンスタンドでは空気を入れることができない場合もあるので、タイヤ屋専門店へ行って空気を確認しています。
エンジンオイルと冷却液
量や色を確認し、必要に応じて補充または交換する必要があります。
ライト
ヘッドライト、サイドライト、ブレーキライト、ウィンカーなど正常に機能しているか確認。
安全確認をしてから楽しいキャンピングカー旅へ向かいましょう
キャンピングカーは安全に出発するまでにしっかりチェックしなきゃいけない確認事項が多く、時間が少しかかってしまいます。
私たちの場合は出発の準備を始めてから全てちゃんと閉まっているか、ロックされているか、確認し終わるまで20分近くかかるので時間に余裕を持って出発するようにしています。
事故や破損が起きないためにも出発前の点検、確認事項をルーティーン化させダブルチェックを怠らずにするのが大事です。
キャンピングカーは普通の家とも車とも違うので慣れるまで不便を感じることもありますが、ひとつひとつに注意しながら安全で楽しい旅にしましょう。