新車で買えるホンダの軽自動車・Nシリーズ4車種一覧【2022年最新情報】
目次
N-WGN|ファミリーにもシングルユースにも
Nシリーズの中ではN-BOXとN-ONEの中間にあたるボディサイズ。N-BOXではスタイリッシュなデザインを取り入れていますが、N-WGNは少し全高が低いため、優しいデザインになっています。
毎日の通勤で長距離・長時間走る人におすすめ
N-WGNは毎日の通勤で長距離・長時間走る方におすすめです。
飽きのこないデザインやインテリア、普段使いにじゅうぶんな機能性はもちろん、ロングドライバーにはありがたい、渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)が搭載されているためです。
また、軽自動車初となる「テレスコピック」機能が搭載されました。
これはステアリングを押し込む、又は引き出すことで理想的なドライビングポジションを作り出す機能のことです。
停止しているときにブレーキを踏み続けなくても車が動き出さない「オートブレーキホールド」が設置されている点もほかのNシリーズにはない特徴といえるでしょう
スライドドアが不要なら、ファミリーカーにも便利
後席にはスライドドアではなくヒンジドアが採用されています。スライドドア用のレールが取り付けられていない分すっきりとしたデザインです。
ラゲッジスペースの特徴としては、N-BOXまでの広さは兼ねられていませんが、備え付けのボードを取り付けると、上下二段に分割することができます。
お子さんの年齢や体格、よく乗り降りする場所から考えて、スライドドアは不要というファミリーにもおすすめといえます。
N-WGNのタイプ&価格一覧
N-ONE|シングルユースやセカンドカーに
四角いようで角の無い丸みを帯びたスタイルが特徴的なN-ONEは、個性派に人気の高い一台です。
N360の系譜を色濃く受け継ぎ、フロントマスクにはその名残を感じられるレトロなデザイン性が採用されました。
軽自動車初LEDデイタイムランニングランプを搭載。
日中でも歩行者や対向車に存在を気づいてもらうことができるうえ、N-ONEの可愛らしい丸目のヘッドライトを印象付けています。
家族のセカンドカーとしてもおすすめ
N-ONEは家族のための一台というより、自分用という用途に向く車。常に大人が4人フル乗車するとなると、少し不便さを感じるかもしれませんが、1~2人で買い物やドライブに出かけるならピッタリのモデルです。
N-BOXやN-WGNと比べると車内の高さや広さは劣りますが、床下収納もついたラゲッジスペースは、ワンアクションで多くの荷物を積載することができます。
ミニバンやセダンなどを所有している家庭のセカンドカーとしてもおすすめできます。
MT仕様の「RS」は軽スポーツカーファン待望のモデル!?
追加された新グレード「RS」はAT(CVT)のほか、6速MTをラインナップしていることで一時話題になりました。
ホンダで惟一MTをラインナップしていた乗用軽自動車「S660」の生産終了は残念なニュースでしたが、「パッと見スポーツカーに見えないのにMTターボ」というN-ONEは、コアなファンの心に刺さったらしく、デビュー当初、注目を集めていました。
また、「MTが乗りたかったけど、S660は2人乗りだったので家族がいい顔をしてくれなかった……」というパパも、4人乗りで実用性も高いN-ONE RSならお許しが出やすい、といった話もあるようです。
N-WGNのタイプ&価格一覧
N-VAN|アウトドア派にもおすすめ
コンセプトにもなっている「軽バンの新基準」の通り、N-BOXの機能性や積載力を活かした設計で、商用バンらしからぬアイデンティティを備えているN-VAN。
「THE商用車」っぽくない、愛嬌のある見た目やボディカラーも魅力的です。
商用バン<便利な家庭用バンとして使うのがおすすめ
N-VANは、他社から発売される軽バンと比較すると荷室長は短くなっています。
そのため200mmを超える荷物の積載はできません。
このように、商用バンとしては致命的ともいえる大きな荷物の積載は不得意ですが、運転席以外のシートを床下に格納できるため、フルフラットなラゲッジスペースを作り出すことができます。
さらに、ピラーレスのスライドドアを採用し、左側のドアを開けた時には広い開口部が出現。乗り降りがしやすいほか、リアゲートを使用すれば、荷物の積み下ろしも効率的にこなせます。
以上を踏まえると、完全商用利用というより、家庭で使うのに便利なバンといえるでしょう。
キャンプ、車中泊、バイク……なんでも使えるバン
商用車ベースの軽バンにカテゴライズされるN-VANですが、さまざまな快適装備が装備されていることで、商用車の枠を超えた使い方に注目が集まっています。
キャンプ用品や釣具などのアウトドアグッズはもちろん、125㏄のバイクも積載可能な広さを確保することができるのは、他車にはない魅力でしょう。
注意したいのは運転席以外の乗り心地です。基本的には運転席以外は補助席という見方ができるため、クッション性や柔らかさなどを求めることは難しくなります。
快適装備の充実はN-BOXの軍配が上がりますが、趣味の荷物を積むことを考えるとN-VANという選択もアリでしょう。
N-VANのタイプ&価格一覧
Nシリーズのホンダセンシングの機能は?
ホンダの先進安全装備「ホンダセンシング」は、現在11の機能を展開しています。
Nシリーズはこのうち、全車で10の機能を搭載しており、安全性はじゅうぶん高いと言えるでしょう。
衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロール(ACC)といった、他メーカーでも標準となっている機能は網羅されているため、「軽自動車は安全面で不安……」という人も安心。
ちなみに、Nシリーズに唯一搭載されていない機能は「近距離衝突軽減ブレーキ」です。
これは約2km/h~約10km/hの低速走行・後退時にブレーキ操作をアシストしてくれる機能で、新型フィット、新型ヴェゼルから続々採用されています。
今後の改良やマイナーチェンジにより、Nシリーズにも採用される可能性は高いでしょう。
N-WGNとN-ONEはACCに渋滞追従機能が付く
Nシリーズには「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」が搭載されていますが、「N-BOX」「N-WGN」「N-ONE」の3車種については上級仕様の渋滞追従機能が利用できます。
これは先行車が停止したら、自車も自動的に停止し、先行車が走り出したら、スイッチ操作またはアクセルを踏めば、追従走行を再開してくれるというもの。
毎日交通量の多い道路を走る人にはおすすめの機能です。
MT車を選んだ場合は、一部搭載されない機能も
N-ONEとN-VANはMT車も選ぶことができますが、その場合はホンダセンシングの一部機能が搭載されなくなります。
ホンダの軽自動車選びのポイント
以下の表は、各車種を検討しているユーザーがどのような要素を重視しているのかをまとめたものです。
IGNITIONがユーザーの閲覧コンテンツの傾向などを分析・集計したデータに基づいています。
(2021年時点のデータを使用しています)
車種 | コンテンツ① | コンテンツ② | コンテンツ③ |
---|---|---|---|
N-BOX | インテリア (18.8%) | 燃費 (18.6%) | 趣味 (15.5%) |
N-WGN | 燃費 (28.9%) | インテリア (19.5%) | エクステリア (11.2%) |
N-ONE | 燃費 (23.1%) | 趣味 (17.8%) | インテリア (15.7%) |
N-VAN | 趣味 (17.9%) | インテリア (16.9%) | 燃費 (13.1%) |
S660 | 燃費 (23.4%) | 趣味 (21.5%) | インテリア (14.3%) |
軽自動車の燃費は要チェック!
軽自動車なのでどのモデルも燃費性能は優秀。FF車であれば、いずれもWLTCモード燃費が20km/L超えと、毎日乗る人には嬉しい性能です。
他メーカーの軽自動車と比較しても同等の数値と言えるでしょう。
日常の足だけでなく趣味の相棒としても
価格の安さと実用性の高さが評価される軽自動車ですが、日常の足としてだけでなく、ドライブやアウトドアなどの使い勝手のよさが魅力です。
テントや釣り道具など、荷物の大きさや数を考慮してモデルを選ぶのがおすすめ。
車中泊するなら、車内が広いN-BOXやN-VANがオススメです。
ホンダの軽自動車の歴史は長い!
ホンダが現在販売している軽自動車の車名には、頭文字に「N」と付いています。
これは「Norimono(のりもの)」を意味しています。
最初に車名にNを用いたのは、1967年に誕生した「N360」です。エンジンはコンパクトに、居住性を広くするという当時としては異例ともいえるコンセプトのもと、大人4人が快適に過ごせる車として開発されました。
ホンダの常識を超えた車作りで一躍人気となったN360は、運転を楽しめる走行性に加え手の届く価格を実現します。
「誰もがクルマのある暮らし」を手に入れるきっかけを作った「N」は「Norimono(のりもの)」のこと。
ホンダが目指す人が乗るための車が形となった瞬間でした。
その後大切に受け継がれてきた思想が大きく動き出したのは、2011年に誕生したN-BOXです。
広い室内でゆったりとくつろぐことができ、走行音が会話の邪魔をしない、現代にマッチしたアイデアにあふれた軽自動車となっています。
「鈴鹿サーキット」が有名な三重県鈴鹿市には、ホンダの拠点があります。
現在のNシリーズは鈴鹿製作所から送り出されているのです。
この製作所では「SKIプロジェクト」とよばれる運営体制が採られています。
SKIとは鈴鹿・軽・イノベーション(技術革新)の略。開発から生産、販売までを一体とすることで効率的かつ新しい車づくりを目指しています。
日本のスタンダードを作るというホンダの思いが次々と形になり「N」が「Nシリーズ」へと広がっていきました。約9割の部品を見直し、広い室内や使い勝手の良さにこだわった車が完成。
その結果、幅広い層の人々から支持を受けることになったのです。
ライター:MOBY編集部
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