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【実体験】雨の日のキャブコン運転は危険?全国を旅した筆者が注意点と対策を解説

キャンピングカー

キャンピングカー旅をしていると、どうしても避けられないのが「雨の日の運転」です。
筆者は北海道を拠点に全国を旅していますが、梅雨時期の本州はもちろん、秋雨前線や台風の影響など、これまでに長時間の雨天走行を何度も経験してきました。

正直に言うと、雨の日の運転で大きな事故や、危険な体験をしたことはありません。

しかし、「横風で車体が大きく流された」、「ハンドルが一瞬軽くなったように感じた」、「夜の高速道路で白線が見えにくくなった」といったヒヤッとする場面は、何度もあります。

キャブコンは、普通車とは車両特性が大きく異なります。
だからこそ、雨の日には少し意識を変えることが大切です。

今回は、全国を旅する中で筆者が実際に気を付けている「雨の日のキャブコン運転」についてご紹介します。

旅も仕事も、キャンピングカーと共に


キャンピングカー旅の様子

筆者は、北海道を拠点に活動するYouTuber兼Webライターです。
夫婦で運営する「ちょぴこ北の暮らしch」では、北海道内だけでなく全国各地をキャンピングカーで旅しながら、グルメや絶景、車中泊スポットなどを紹介しています。

愛車は、納車から4年目を迎えたNUTS RVのキャブコン「クレア5.0Wエボリューション」。
車内ではWeb記事の執筆や動画編集を行い、時には撮影スタジオとしても活用しています。

そんな筆者がこれまでに経験してきた、雨の日の運転でのヒヤッとしたエピソード、そこから学び、運転時に心がけるようになったこと、意識しているポイントをお伝えします。

キャブコンは普通車とは少し違う


クレア5.0Wエボリューションの外装

まず知っておきたいのは、キャブコンは普通車とは異なる特性を持っているということです。

キャブコンには、例えば次のような特徴があります。
・車高が高い
・車体側面の面積が広い
・車両重量が重い
・後方視界をバックモニターに頼る場面が多い

もちろん、普通に運転していて危険な乗り物というわけではありません。
しかし、雨や強風など悪条件が重なったときには話が別です。

こうした特性を理解したうえで運転するかどうかで、安全性は大きく変わります。

雨の日のキャブコン運転で最も怖いのは横風


キャンピングカー運転中

筆者が雨の日に最も気を付けているのは「横風」です。
雨の日は強風を伴うこともあり、注意が必要。

実際のところ、雨そのものよりも、「風によって車体がふらつく瞬間」のほうが怖いと感じています。

特に注意したいのは、次のような場所です。
・橋の上
・海沿いの道路
・高速道路の高架区間
・トンネルの出口

こうした場所では、風の影響を受けやすく車体が大きく揺さぶられることがあります。
実際にNEXCO各社でも、強風時には速度規制や通行止めが行われることがあり、特に橋梁部や高架区間では注意が呼びかけられています。

筆者自身も、北海道や日本海沿岸を走行中に、突風によって車体がフワッと押されるような感覚を日常的に経験しています。

また、大型トラックに追い抜かれる瞬間も要注意です。
トラックの接近時と追い抜いた直後では風の流れが大きく変化するため、ハンドルをしっかり保持していないと車体が流される感覚になります。

さらに、水しぶきによって視界が一気に悪くなることもあるので、油断はできません。

横風で注意していること


こうした場面で筆者が意識しているのは、次の3つです。
・スピードを落とす
・ハンドルをしっかり保持する
・急な操作をしない

特に雨の日は路面状況も悪いため、「余裕を持った運転」が大切だと感じています。

車両側の対策という選択肢もある




ちなみに、装備面での対策としては、強化サスペンションやボディ補強パーツ(強化スタビライザー・ショックアブソーバーなど)も有効だと考えています。

筆者が実際に、足回りを強化したキャブコンを運転させてもらったことがありますが、「ノーマル車とはここまで挙動が違うものなのか…」と驚かされました。
横風や揺れに不安を感じている方は、こうした足回りの強化を検討してみるのも一つの方法です。

なお筆者の愛車は、納車時から足回りはノーマルのままですが、安全性向上のため、いずれは強化したいと考えています。

キャブコンでもハイドロプレーニング現象は起こる




特に高速道路を走行する際に知っておきたいのが、ハイドロプレーニング現象です。
JAFによると、ハイドロプレーニング現象とは、タイヤと路面の間に水膜が発生し、タイヤが路面から浮いたような状態になる現象のこと。

この状態になると、ハンドルやブレーキが効きにくくなり、車両のコントロールが困難になる危険があります。

主な原因としては、
・タイヤの摩耗
・スピードの出しすぎ

などがあり、これらが重なることで発生リスクが高まるとされています。

筆者自身、雨による速度規制がかかっている高速道路を走行中に、一瞬ハンドルが軽くなったような感覚になり、ヒヤリとした経験が一度だけありました。
正確な原因は断定できませんが、水膜の影響を受けた可能性もあると感じました。

キャブコンは重量があるため、「重いから大丈夫」と思われがちです。

しかし、一瞬でも水膜の上に乗ってしまえば、状況は変わりますので注意が必要です。

ハイドロプレーニング現象で注意していること


こうした経験を踏まえ、筆者が普段から意識しているのは次のポイントです。
・タイヤ残溝をこまめに確認する
・適正な空気圧を維持する
・雨の日は速度を控えめにする

特に、道路の轍(わだち)部分には水が溜まりやすいため注意して走行するようにしています。

車両面での対策として最も重要なのは、しっかり溝のあるタイヤを使用すること。
キャンピングカー向けに設計されたタイヤは、重量のある車両を前提に作られているため、雨天時の走行安定性の向上にもつながります。

参考▽
【株式会社ブリヂストン】デュラビス キャンパー
【横浜ゴム株式会社】ブルーアース・キャンパー

夜の雨は想像以上に疲れる


夜間の運転

夜間の雨天走行は、かなり疲れます。

濡れた路面は光を反射するため、センターラインなどの白線が見えにくくなることがあります。
さらに、対向車のライトがフロントガラスの水膜に反射し、視界が悪化する場面も少なくありません。

キャブコンの場合、フロントガラスの角度が立っていることもあり、雨だけでなく虫汚れや油膜が付着しやすいのも特徴です。
そのため状況によっては「かなり見えづらい」と感じることも多くありました。

実際に筆者も、対向車のライトの反射やフロントガラスのギラつきによって、目の疲れを強く感じることが多く、特に注意しています。

夜間雨天の走行で注意していること


こうした経験から、筆者が意識しているのは次のポイントです。
・無理な夜間走行を避ける
・できるだけ日中移動を中心に計画する
・少しでも疲れを感じたら早めに休憩する

実際、少しでも「目が疲れてきた」と感じた場合は、SA・PAや道の駅に早めに退避するようにしています。
また、事前対策として「フロントガラスの撥水コーティング」などを行うことも効果的です。

雨の日の視界確保は疲労軽減にもつながるため、事前の準備は想像以上に重要だと感じています。

ブレーキは晴れの日以上に早めを意識


キャンピングカーのタイヤ

雨の日は路面が滑りやすくなるため、停止距離が晴れた日よりも伸びます。
JAFのテストでも、時速40kmで走行した場合で、濡れた路面では乾燥路面に比べて停止距離が延びることが確認されています。

そのため、重量のあるキャブコンでは、さらに余裕を持った車間距離を保つことが重要になります。

雨天の走行で注意していること


筆者が雨の日に意識しているのは、次の基本操作です。
・車間距離を大きく取る
・急ブレーキを避ける
・早めに減速する

特に注意したいのが、気が緩みやすい場面です。
例えば、高速道路の出口やSA・PAへの進入時。

普段と同じ感覚でブレーキを踏むと、「あれ?思ったより減速しない」と感じることがあります。

安全な場所に完全に車両を停止させるまでは、気を引き締めて運転するようにしています。

無理をしないことが最大の安全対策


全国を旅していて感じるのは、雨の日ほど予定通りに進まないということです。

渋滞が発生したり、速度規制がかかったり、視界不良で思うように走れなかったりします。
そんな時に無理をすると、判断ミスにつながります。

筆者は以前、高波によって道路上に海水が打ち上がり、冠水区間を通過せざるを得ない状況に追い込まれたことがあります。
海から打ち寄せる波しぶきで視界が悪化し、路面状況も把握しづらい状態。

それでも通行止めなどの規制はされていませんでした。

必死に安全な場所を探しながら運転し、結果的には無事に通過できたものの、「もう二度と経験したくない」と感じるほどの緊張感でした。
この経験をきっかけに、「予定よりも安全を優先する」という意識を、より強く持つようになりました。

筆者が大切にしている判断基準はシンプルです。
・天気が大荒れなら移動しない
・天候が悪化したら予定を変更する
・危険だと思ったら停まる
・天候の回復を待つ
・疲れたら無理せず休む

どれも当たり前のことですが、それが最も重要だと感じています。

そして、「のんびり旅をする」というスタイルができるのもキャンピングカーの魅力です。

さいごに


キャブコンは、決して危険な乗り物ではありません。

ただし、普通車とは異なる特性があることを理解し、
・横風を意識する
・速度を控えめにする
・夜間は無理をしない
・車間距離を十分に取る

といった基本的で「あたりまえ」の対策が大切になります。

さらに雨の日は、晴れの日以上に「判断力」が求められます。

少しでも不安を感じたら、先へ進まない。
少しでも疲れを感じたら、休憩する。

こうした判断の積み重ねが、安全で楽しいキャンピングカー旅につながっていくのではないでしょうか。

特に梅雨時期は天候の変化が激しく、朝は晴れていても数時間後には激しい雨になることもあります。
出発前には天気予報だけでなく、NEXCO各社の道路情報もあわせて確認しておくと安心です。

これから梅雨シーズンの旅を計画されている方の、参考になれば幸いです。

たかさん

32年間勤めた裁判所を早期退職し、「好きなことをしながら自由に生きる道」へシフト。 現在はYouTuber兼Webライターとして活動中です。 北海道を拠点に、愛車クレアとともに夫婦でキャンピングカー旅を楽しみながら、全国を気ままに巡る日々。 Webライターとしては、キャンピングカー旅の魅力やノマドワークなど自由な働き方について発信していきます。