キャンカーオーナーの危機到来!ガソリン高騰続く中、気をつけている燃費を抑える方法
キャンピングカーの維持費の中で重要視される要素の一つが「燃費」ですが、現在車旅を楽しみたいオーナーさんにとっては危機的なガソリン価格の高騰が続いています。
キャンピングカーを車旅だけでなく普段使いもしているわが家の家計にとってはまさに大打撃。
ガソリンスタンドの価格表示版の値段が上がる度にため息ものですが、車旅の頻度を減らしたくないのも本音。
そこで今回は、気兼ねなく車旅を楽しむためにわが家も実践しているガソリン代の節約方法をご紹介していきたいと思います。
目次
なぜガソリンが高騰⁉︎
現在ガソリン代の価格が高騰している理由は主に5つと言われています。
まず一つめは新型コロナウイルスの影響によるもの。
コロナ禍で私たちは我慢を強いられる日々が多かったものの、やっとワクチンが普及したことにより少しずつ経済活動も開始できるようになりました。
この現象は日本以外の国でも言えることであり、コロナ禍の頃は原油の需要減を受けて、原油国は原油の減産を開始。
今年から全世界でワクチン接種が広がり経済回復が開始され原油の需要が高まりましたが、原産国は未だに減産の手を緩めていません。
その理由は石油関連施設が集中するアメリカ南部に直撃したハリケーンの影響と、他の原産国も景気の先行きが不透明なことを懸念し大幅な増産を見送っていることがあげられます。
そして原油価格の高騰が続いたことでドルの調達量が増え、現在は円安傾向。
さらに日本国内ではガソリンスタンドの数も減少し、ENEOSと出光興産の2社だけでシェアの8割を占め、昔のように無理して価格競争をしなくてもよくなったことも、ガソリン価格の高騰の背景と考えられます。
燃費を抑える工夫
荷物を減らす
車の燃料は車両全体の重量に比例して消費されるので、荷物が重たければ重たいほどガソリンも多く消費されてしまいます。
収納スペースが大きいキャンピングカーはついつい荷物を置いておきがちですが、不要な荷物は適宜おろす方が燃費だけでなくタイヤの負担も軽減します。
実際わが家も先日大掃除をしたところ、積んでみたが意外と使わなかったものがいろいろと出てきたので、この機会に定期的に荷物の整理をしていこうと思っています。
発進時は穏やかなスピードで
燃費を良くする運転方法として急発進と急ブレーキに注意することがあげられます。
止まっている状態から発進するときに、加速が急なほど燃費は悪くなるため、発進時は焦らずゆっくりアクセルを踏むのがポイント。
実際に一般財団法人省エネルギーセンターが実証実験したところ、緩やかな発進を心がけただけで燃費が1割程改善したデータが出ており、目安としては発進から5秒間で時速20キロメートルに達するのが理想的です。
急ブレーキを踏まない
発進同様、急ブレーキも燃費悪化の原因の一つです。
赤信号などで停止する場合は、早めにアクセルから足を離すことで燃費は2%程度改善されるとも言われています。
そこで運転する際は時間に余裕をもち、前の車との間隔も十分な距離をあけるようにしましょう。
燃費を抑えられるだけでなく、交通事故や車内の荷物の転落等の予防にもなりますよ。
スピードを一定にする
無駄に加減速を繰り返す運転は燃費をどんどん消費してしまうので、坂道や高速道路などでも走行中はできるだけ一定の速度を保つような運転に心がけましょう。
スピードにあまり差が出ないように意識して運転することで燃費向上につながりますよ。
渋滞を避けて運転する
燃費が悪くなりやすい道路状態の一つに「渋滞」があげられます。
もちろん好きで渋滞にはまる人はいないと思いますが、連休中などの混雑が予想される時期は日本道路公団のホームページ上で渋滞予測情報を活用しましょう。
道の駅やサービスエリアなどの休憩ポイントがあれば、途中で休息をとったり仮眠することも可能なため、早朝や深夜帯などに出発するのもオススメ。
また新しい型のカーナビであれば、リアルタイムな渋滞情報を手に入れ、混雑を避けたルートを選択できます。
もしお持ちのナビが古すぎたり、ナビを付けていない場合は、この機にナビを新調するのも一つの対策です。
最短ルートで目的に行く
自由気ままなドライブが楽しめるキャンピングカーですが、目的地までのルートが定まっていないとダラダラと運転することになり、場合によっては余分な距離を運転するケースもあります。
実際に通常なら1時間で到着するところを、道に迷うなどして10分間余分に走行すると、燃料消費量はなんと17%程度悪化するといわれています。
そこで、行きたい場所は事前にピックアップしておき、その目的地までの最短ルートを事前に把握しておくことがオススメです。
快適温度ならエアコンは控える
車内のエアコンも燃費の消費量を多くする要因の一つです。
もちろん熱中症や低体温症を予防するためには必要不可欠な機能ではありますが、使いすぎると外気温と車内温の差が大きくなり、ヒートショックを起こしたり、逆に体調を悪化させる原因となってしまうケースがあります。
ある程度車内が快適な温度になった場合は燃費節約だけでなく、体調管理のためにもエアコンの使い過ぎには注意しましょう。
タイヤの空気圧を維持する
タイヤには指定空気圧がありますが、空気圧が低い場合は市街地で2%、郊外で4%程度燃費が悪くなると言われています。
特に車体が重たいキャンピングカーはタイヤへの負担も大きくなるので、燃費だけでなく安全性も考慮して、常に空気圧チェッカーを利用するなどして指定値をキープすることがオススメです。
車のメンテナンス
エンジンオイルの交換頻度が低い車は、オイルの劣化に伴い十分なエンジンの性能を引き出せずに燃費が悪化していることが考えられます。
実際にエンジンオイルや車の消耗品などは定期的にメンテナンスを行うだけでかなり燃費は違ってくるそう。
そこでわが家では以下のような走行距離や年月を目安に、部品や消耗品の交換を行うようにしています。
・オイル交換 3,000〜5,000km
・オイルフィルター交換 10,000km〜15,000km
・ブレーキオイルの交換 2年毎
・タイヤ交換 2〜3年毎
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