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キャンピングカーの「リアルな」モーニングルーティーン&ナイトルーティーン

キャンピングカーの「リアルな」モーニングルーティーン&ナイトルーティーン



こんにちは。キャンピングカーで日本一周しながらバンライフをしている、ガタガタgogoの、むっちゃんです。

さて、キャンピングカーであり我が家でもある愛車でのバンライフは非常に楽しいのですが、快適に過ごすためには、いくつかの地味な作業も発生します。

今回は、バンライフで朝と夜に必ず行っている「リアルな」ルーティーンワークを、5つずつご紹介いたします。

朝のルーティーンワーク5つ



朝イチのバンクベッドで結露の拭き取り



朝、起床してからバンクベッドで最初にやるルーティーンワークは、結露の拭き取り

荷室部分の外側はFRPという繊維強化プラスチックが使われているので良いとして、問題は室内です。

キャンピングカー モーニングルーティーン 結露拭き

最近多く出回っている車体だと、室内が天井まで絨毯のような布素材で覆われていることも多いですが、我が家のキャンピングカーの室内で使われているのは、ほとんどが木と壁紙。

この木と壁紙がちょっと厄介で、なんとここまで結露が発生する夜があるんです。

キャンピングカー モーニングルーティーン 結露防止スプレー

窓ガラスには結露防止スプレーを噴霧しているので問題ないのですが、スプレーできない窓枠や壁紙には、どうしても結露が出てしまうんですよね…。

外気温が低ければ低いほど、結露がたくさん!

そのため、我が家の朝は、窓枠(ときには壁紙も!)の結露の拭き取りから始まるのです。

バンクベッドから降りたら即、FFヒーターの温度調整



次に、バンクベッドから降りて最初のルーティーンワークは、FFヒーターの温度調整です。

夜間は設定し直すのが面倒ですし、布団があれば十分暖かいので、弱めの温度設定にしています。

しかし、一歩布団から出ると、室内の空気はとてもヒンヤリ。そこで、バンクベッドから降りたら、まずは温度設定を高めに調整

室内を暖めながら、トイレ、歯磨き、洗顔をして少しずつ目を覚ましていきます。

布団から出たらヒンヤリとはいえ、寝巻のまま車内で身支度を始められるのは、キャンピングカーの強みですね。

外に異常がないかなどをチェック、そして朝ご飯の支度



室内が暖まったらカーテンを開けて、その日の天気の具合や外に異常がないかなどをチェック

その間にT-falを沸かして、朝ご飯の支度へ。寒い季節は、気温も考慮した朝ご飯のメニューも考えます。

このときに、1日の流れも漠然とイメージ。

動かない家と違って、キャンピングカーでの生活は常に外なので、体調や天気によって1日のスケジュールを調整するようにしているからです。

観光せずに、室内でリモートワークをする時間が長い日は、朝から水分をたっぷり補給。さらに定期的に足を延ばしたり歩いたりすることで、エコノミー症候群の防止に努めています。

「映えない」朝ご飯



次は、いよいよ朝ご飯。

以前「映えない」食事風景をご紹介させて頂いたとおり、キャンピングカーで食べる「車中飯」は常に簡単なもの。

キャンピングカー モーニングルーティーン 朝食

くるま旅を始めたばかりの頃はいろいろと凝った料理も作っていましたが、バンライフは寝る環境も寝る時間もバラバラで、AC電源が使えない施設に泊まる日もあるので、いつしか朝ご飯は簡単に済ませるようになってしまいました。

そのため最近は、もっぱら手抜き料理ばかり。

それでも、毎朝2人で手を合わせて「いただきます」をすることで、その日も何事もなく朝を迎えられた幸せを噛みしめています!

その日の予定を決める



キャンピングカー モーニングルーティーン 予定

朝ご飯を食べながら、2人でその日の作戦会議。

普段から天気予報をふまえて1週間の行動を前もってイメージしており、前日に「翌日の活動計画」もザックリ決めていますが、朝起きてみないと実際の天気や気温はわかりませんし、自身の体調も変わっているかもしれません。

そのため、私たちは前日にキッチリ予定を決めることは避けています。

当日の朝にその日やるべきタスクを洗い出し、ザックリ決めた予定を天気・気温・体調に合わせて時間配分などを微調整しながら、1日の流れを組み立てています。

それでも、日によっては、天気によって大幅に予定が変わる日もあります。

比較的よくあるのが、前夜までは雨だった予報が、滞在先だけピンポイントで晴れ予報に変わるというパターン。

前夜までは風が強いという予報だったので風が弱まってから行動しようと思っていたら、朝には風が収まっていて拍子抜けするパターンも。

余談ですが、1週間ずっと天気が崩れる予報だったので「この期間はまとめてリモートワークをしよう、コインランドリーにも行こう、アレをしよう!コレをしよう!」と計画を立てていた矢先、見事に1週間天気が持ちこたえてしまったことも。そのときは、急きょ観光を頑張りました(笑)。

夜のルーティーンワーク5つ



バンクベッドを就寝モードにセット



朝セットしたバンクベッドを、今度は就寝モードにセットし直します。

といっても、カーテンを閉めて、枕を整えるだけですが。

キャンピングカー夜のルーティーン

もともと毎日のベッド展開が面倒臭くてベッド展開をしなくても良いキャンピングカーを選んだため、毎晩がとても楽です。

疲れたときはもちろん、ほろよい気分のときも、何も考えずにすぐ寝られるのは、最高に気持ち良いですね。

夜間のFFヒーターの設定温度を決める



バンライフでは就寝場所が毎晩異なります。

山の中から海の近くまで700キロメートル近く移動する日もありますが、そんなときは実際よりも温度差を強く感じるため、実際の外気温よりも、体感温度に合わせてFFヒーターの温度設定をしています。

よく「FFヒーターをつけると乾燥する」という声を聞きますが、我が家はダイネットのみでFFヒーターを稼働しているためか、乾燥で困った事はありません。

ただし、シャワー後のタオルを干しておくと翌朝にはカラッカラになっているので、やはりある程度は乾燥しているのでしょう。(ちなみに、冬期はシャワーを2日に1回しか使わないので、タオルが乾いてなくて困ったことはありません。)

やはり、風邪対策としても加湿しておくのがベターですかね。

夜間、寒さや暑さを感じて起きることは、今までのところありません。

FFヒーターを搭載する前は、冬場に寒くてなかなか寝付けない日もあったので、FFヒーターはくるま旅の強い味方ですね!

万が一の夜間移動に備える



歯磨きとトイレを済ませたら、就寝のためベッドへ移動しますが、その前のルーティーンワークが1つあります。

それは、寝ている間に急きょ移動しなければならない事態に陥ったとき、すぐにでも出発できる状態に室内を整えておくこと。

ダイネットのテーブルの上に何かを出しっぱなしにしない、こぼれたり倒れたりする恐れがあるモノを置きっぱなしにしない、シンクの洗い物は収納棚にしまう、刃物類を必ず片付ける……などです。

可能性は低くても避難するのを前提に夜を過ごすこと、これは東日本大震災の教訓でもあります。

動かない家以上の施錠確認



就寝前には必ず、玄関(荷室部分)、部屋の窓類、運転席の施錠確認をします。

タイヤへのいたずらや、夜間に万が一のことが起こった場合に備えて、タイヤ空気圧センサーがきちんと稼働しているかも忘れずチェック。

動かない家と違って、バンライフは常に外。常に防犯面には気を配るようにしています。

バンクヘッドで「お休み宣言」の後は、スマホを枕の横へ



室内を片付け、施錠確認なども終わったら、いよいよバンクベッドへ。このときに、起床時間と翌日の予定をザックリ決めています。

「お休み」宣言をしたら、スマホをいじったりしないことも肝に銘じています。

日中は移動、活動、リモートワーク、動画編集……と目をかなり酷使しているので、夜くらいは目を使わないのが重要です。

それに、神経を休ませることも必要。

目覚まし時計も兼ねたスマホは、翌朝アラームが鳴るまで、枕の横でスタンバイです。

まとめ



我が家のキャンピングカーの、朝と夜のルーティーンワークをご紹介しました。

毎日バンライフを送っていると、結露や毎日の気温差など、動かない家に住んでいた頃とはまったく違ったルーティーンワークが生まれてきます。

キャンピングカーの弱点を把握するに従ってルーティーンワークも増えていきますが、意外とそれも楽しかったりします。

最初は受け身で環境の変化に耐えていたのが、いろいろな対策を自分達で考えて適応できているという実感が生まれるからでしょうか。

今後も、もっと快適なバンライフを送るために、日々ルーティーンワークを見直していきます!