交通事故発症率が7倍以上!?睡眠時無呼吸症候群のセルフチェックと予防策をご紹介。
目次
もし睡眠時無呼吸症候群の疑いがあったら?
睡眠時無呼吸症候群の疑いがあれば、是非医療機関に受診しましょう。
病院と聞くと抵抗を持つ方も多いと思いますが、睡眠時無呼吸症候群の最初の検査は簡易検査になるので、専用の機械を借りて自宅でも装着して検査することもできます。
値段は病院によって異なりますが、保険料3割負担の方で大体3000円前後と手軽に行うことができます。
検査結果は約1週間前後に出て、万が一簡易検査で引っかかった方は病院に1泊して精密検査をする必要がありますが、一晩機械をつけて寝るだけのものなので簡単にすることができます。
もし入院して精密検査をする場合は病院の入院費等を別にして約1万〜1万5千円前後の料金です。
そして睡眠時無呼吸症候群と正式な診断を受けた場合は生活習慣の改善や、マウスピース療法、寝る際鼻にマスクを装着して空気を強制的に送るCPAP療法などの治療を開始していきます。
もし扁桃腺が肥大しているなどの身体に異常がある場合は外科的手術も選択肢としてあげられます。
睡眠時無呼吸症候群を予防するためには?
それでは睡眠時無呼吸症候群を予防や改善するための方法をご紹介していきたいと思います。
肥満改善
肥満は無呼吸症候群だけでなく、糖尿病や高血圧、心臓病など多くの病気の要因になります。
そのため健康診断などで肥満を指摘された方は、この機会に食生活や運動習慣を見直してみてください。
特に食事は栄養バランスの整ったものを摂取し、寝る3時間前までに済ませるのが理想です。
また、運動は毎日ストレッチを少しずつ続けるだけでも効果はあるので、無理のない程度から始めてみましょう。
寝酒やタバコは控えて
アルコールを摂取すると上気道(空気の通り道)が狭くなり、無呼吸症になる危険性が高まります。
そのため、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高い方は就寝前の飲酒は控えたほうが無難です。
また喫煙は気道(空気の通り道)に炎症を起こして喉が腫れやすくなることで無呼吸の原因にもなるので、控えるようにしましょう。
横向きで寝る、枕を変える
仰向けで寝る場合、重力によって舌の根本が気道に沈みやすくなります。
そのため、もし使用している枕が高すぎる場合は、顎が下がり気道(空気の通り道)を狭くなりやすい傾向にあります。
そのため、仰向けになった際に喉への圧迫感があるような場合は枕を変えることをオススメします。
また、睡眠時無呼吸症候群症状が軽症の方は、横向きに寝ることで改善できる場合があります。
横向き用の枕でオススメなのがU字枕の使用です。
U字枕は体の左右に枕があるため、寝返りを打っても楽な姿勢で横向きを保つことができますよ。
セルフチェックを行って安心した車旅を!
全日本トラック協会や、各都道府県トラック協会では睡眠時無呼吸症候群による事故を予防するために、定期的に検査をしているところがほとんどです。
しかし日頃から車に乗る方や車中泊をする方でこの検査を受けたことがある方は少ないのではないでしょうか?
睡眠時無呼吸症候群は年齢に関係なく起こることがあるので、安心・安全に車中泊や車旅をするためにも、この機会に自分の病態や睡眠状態などをセルフチェックして予防策に取り組んでみませんか?