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長距離でもないのに運転で疲れる…それ運転前の「たった一つの習慣」で解消できるかも

運転手

プロドライバーでも運転できる時間の限界の目安は4時間


ドライバー 運転の疲れ 対策

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車の運転は、基本的には座りっぱなしで同じ姿勢をとりつづけるため、肉体的な負担があることはもちろんですが、周囲の状況に常に目を光らせていなければならないことや、法規や車の状態、同乗者への心配りなど、精神的にも負担が大きく、長時間のドライブをしたあとは思っていたよりも長い間疲れが抜けないということも珍しくありません。

長距離トラックのドライバーを参考すれば、連続で運転をしてよい時間の限度は4時間までであり、それ以上の時間で運転を続ける場合は休憩等で30分以上の非運転時間を確保しなければなりません。これは「430休憩」と呼ばれています。

このことから運転することを仕事にしているプロドライバーであっても連続して運転できる時間は4時間程度までであることが考えられ、運転する頻度が高くない、または日常的に運転していても距離は短いという一般的なドライバーであれば、その限度はより低い可能性が高いと言えるでしょう。

通常、一般的なドライバーは1時間から2時間ごとに1回、30分以上の休憩をすることが望ましいとされているため、一般的なドライバーが連続して安全運転に取り組める時間の目安はプロドライバーの半分以下となることがわかります。

しかし、人によってはそれよりもさらに短い時間が限度の場合があり、1時間未満でもヘトヘトになるというドライバーもいるようです。

正しい姿勢で運転できていないことが原因になっていることも


運転の疲れ 対策

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安全運転に取り組める時間の限界はプロドライバーでも4時間程度、一般ドライバーであればさらに短いということが考えられるものの、十分に余裕をもったうえで休憩をとるのか、限界に近づいてから休憩をとるのかでもまた結果は大きく変わってきます。

いずれにしても連続で運転する時間の目安は意識するべきですが、運転による疲れを軽減することは余裕を生み出すことになるため、できることがあれば試してみる価値があるでしょう。

運転による疲れを軽減するには、車間距離を広く取って余裕を作るなどさまざまな方法がありますが、いちばんに確認したいのはドライビングポジションです。

ドライビングポジションは、教習所でも序盤に学ぶドライバーの基本と言えますが、教習所ではどのように座ることが疲労軽減に役立つかよりも、確実な操作を行えることが重視されているため、操作に支障が出ない姿勢になっていればそのまま教習が進行します。

確実な操作を行えることを重視すると疲れやすいドライビングポジションになるということはありません。

しかし、もう少しだけ時間をとって、より細かい調整をすることで運転による疲れを大きく軽減することが可能になる場合が多いため、人よりも運転で疲れやすいという自覚がある人はまずドライビングポジションを見直してみましょう。

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「ジェットコースターに乗ってる状態」が理想?


シートベルト 運転の疲れ 対策

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運転が疲れてしまう主な原因のひとつが、体が揺れることです。

シートに体を預けているときでも体は無意識に視線を平行を保とうとしており、走行中の揺れひとつひとつにあわせて体がバランスをとっているため、同じ距離でも揺れが大きい車と揺れが小さい車では、圧倒的に後者の車のほうが疲れにくくなります。

また、体の揺れはシートへの座り方でも大きく変わり、背中からふとももの裏にかけて、シートに接する面積を増やすように深く腰掛けることが効果的です。

深く腰掛けることでシートが持つホールド性が発揮され、体が左右に揺れるのを抑えるのをサポートしてくれるほか、点ではなく面で体を支えることで体圧を分散し体への負担を軽くできます。

もっとも理想的なのは、激しく回転などするジェットコースターの安全バーに拘束された状態です。

胴体は固定されつつも、手足と首は自由に動かせるような運転姿勢をとることで、確実な操作を可能にしながら体の揺れを抑え疲労を軽減することができます。

リクライニングの調整や前後スライド、座面の高さなど基本的な座り方は教習所で習うとおりで問題ありません。

そこからさらに、前述のような体の揺れを抑えられる座り方に調整しましょう。

腰へのシートの当たり方や座面前側の高さを調整できるシートなどであれば、さらにその効果を高めることが可能です。

疲労軽減だけでなく運転技術の向上にも大きく効果


レーシングカー 運転の疲れ 対策

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自動車レースの最高峰カテゴリーであるF1では、レース中、ドライバーの体には前後左右に最大で約5Gの力が加わります。

普通の車ではどれだけスピードを出して曲がっても1G程度ですが、それでも体は外側へ強く流されそうになるため、F1ドライバーがの体にかかるGの強さは想像を絶することでしょう。

しかし、レース中のコックピット映像等を見ると、彼らの体はそれだけの強いGがかかっているとは思えないほど揺れが少なくなっています。

これはもちろん彼らの太い首を見れば分かるとおり訓練のたまものでもありますが、特別なシートを使っていることも理由のひとつです。

彼らが乗るF1マシンはドライバーひとりひとりにあわせた専用のシートが用意されていて、前述したように、胴体は固定されつつも、手足と首は自由に動かせるような運転姿勢をとることが可能になっています。

F1でなくとも、多くのレースで体をホールドする性能が高いシートが使われていて、ドライビングポジションによってパフォーマンスが大きく影響されると言っても過言ではありません。

疲労を軽減するだけでなく、運転技術の向上にも一役買うため、これまであまり意識していなかったという方は自身のドライビングポジションを見直してみましょう。

 

ライター:MOBY編集部
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