10万Kmで寿命はウソ?実際に走れる距離や愛車を長持ちさせる方法を調査してみた
愛車を長持ちさせるには?
知恵袋サイトへのご回答を見るに、一般的な乗用車でも走行30万kmを超えて乗り続けられるようです。
中古車市場には走行90万km以上の車も流通しているようですし、乗用車って想像以上に頑丈なのかも。
ただ、車の耐久性には個体差がありますし、乗り方やメンテナンスによって故障の頻度や程度が変わると考えられます。
大きなトラブルなく走行距離を伸ばし、愛車を長持ちさせるにはどうすればいいのか、一般論を調べてみました。
定期的なオイル・オイルフィルター交換
車を長持ちさせるために欠かせないのが、エンジンオイルとオイルフィルターの定期的な交換です。
といっても、1千Kmごとや2千Kmごとといった、頻繁な交換が必要なわけではありません。
知恵袋サイトにご回答いただいたMさん(元サンバートラック乗り)によると、エンジンオイルは5千Kmごと、オイルフィルターは1万kmごとに交換していたとのこと。
これはごく一般的な交換頻度といえます。
カプチーノ乗りのHさんも「オイル交換は5千Kmごと」でしたから、オイル・オイルフィルターの交換は一般的な頻度で十分なのでしょう。
要は、ごく普通の定期オイル交換をサボらずに行いましょう、ということですね。
なお、エンジンオイルは空気や水分の影響で劣化します。
あまり車に乗らない期間が続く場合も、オイル交換は定期的に行いたいところ。
具体的には、半年ごとを目安にした交換がおすすめです。
なるべく毎日走らせる
車は走ることを前提につくられた機械ですから、動かさないと不具合が生じやすくなります。
逆にいうと、毎日走らせることが愛車のコンディション維持に有効であり、ひいては長寿化にも役立つということになります。
ただ、毎日走らせるといっても、短距離ではあまり意味がありません。
というのも、エンジンが本来の性能を発揮するには、ある程度の距離を走り、水温を高める必要があるからです。
本来の性能を発揮させることが、エンジンの健康維持には重要です。
できれば毎日30分ほどの走行を行いたいところですが、無理なら休日に遠出するだけでもよいでしょう。
遠出する際は、高速道路を経路に入れるとベターです。
古い車に厳しいご時世だけれど
ここまでの内容を踏まえると、「車は10万kmで寿命」なんて考える必要はなく、乗用車でも扱い次第で走行30万kmを超えて乗ることが可能だといえます。
ただ、初度登録から13年経った車(エコカー除く)は自動車税が高くなってしまうんですよね。
環境性能の高い車が優遇される昨今は、ガソリン車やディーゼル車に長く乗りたい人には厳しい時代なのかもしれません。
とはいえ、海外で走る古い日本車を動画サイトなどで見ると、「型落ちモデルや過走行車もまだまだ乗れるんだよなぁ」なんて思います。
日本車は頑丈ですから、大切にすれば長く乗れるんですよね。
もし、今の愛車が気に入っているなら、なるべく大事にして、走行距離の最長記録に挑戦してみるのもいいかもしれません。
20万km、30万kmと乗り続ける中で、愛車との思い出を心に刻んでいく。そんなカーライフも素敵ですよね。
ライター:加藤 貴之
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