PHV・PHEVおすすめ10選!そもそもPHEVとは・どんなひとにおすすめ?
【国産・外車】おすすめのPHEV車10選
本章ではおすすめのPHEV車として、国産車から輸入車まで10車種を厳選して解説します。
PHEV車の購入をお考えの方、どんな車がPHEV車なのか気になるという方はぜひ参考にしてみてください。
トヨタ プリウス PHEV
実用セダンとは思えないほどアグレッシブなデザインに変わった5代目プリウスのPHEVモデルは、2023年3月に発売予定です。
パワートレインは2.0Lエンジンに163psのモーターを組み合わせ、システム出力は先代の122psから223psまで向上。
EV走行可能距離は先代の68.2kmから1.5倍の向上を目標に開発されており、新型では満充電で100km近い距離が走行可能になると見込まれます
また、オプションでルーフに追加できる第2世代ソーラー充電システムは、年間あたり1,250km相当ぶんにまで発電能力が高められるとのことです。
同じ2.0Lエンジンを搭載した新型プリウスの価格は320万〜392万円であり、PHEVモデルの価格はさらに100万円ほど上乗せされることになるでしょう。
スペック
車両本体価格:未定
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,600mm × 1,780mm × 1,430mm
WLTCモード燃費:未定
EV走行可能距離:未定
トヨタ RAV4 PHV
2020年6月に5代目RAV4に追加されたPHEVモデルは発売直後から受注が殺到し、すぐに受注停止となった過去がありましたが、現在は受注が再開されています。
RAV4 PHVは2.5Lエンジンに前後2つのモーターが追加され、システム出力はRAV4のグレードラインナップ中で最高性能となる306psを発揮します。
RAV4 PHVは急速充電には非対応となっており、エンジンを用いた走行を主体としたハイパフォーマンス電動SUVといった性格が与えられています。
スペック
車両本体価格:553万円
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,600mm × 1,855mm × 1,695mm
WLTCモード燃費:22.2km/L
EV走行可能距離:95km
三菱 アウトランダーPHEV
SUV型PHEVの先駆けともいえるアウトランダーPHEVは、2021年12月に3代目へとフルモデルチェンジしました。
それにともない、3代目アウトランダーはPHEVモデルのみのラインナップとなっています。
燃費優先のエコモードのほか、マッドやスノーなど全7種のドライブモードを切り替えることで2.4Lエンジンと前後2つのモーターの駆動力を状況に応じて最適に分配し、高い悪路走破性能を発揮できるのがアウトランダーPHEVの強みです。
ライバルであるRAV4とは異なり急速充電に対応しているため、よりEVに近い使い方が適しているのはアウトランダーPHEVの方でしょう。
スペック
車両本体価格:484万〜571万円
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,710mm × 1,860mm × 1,745mm
WLTCモード燃費:16.2〜16.6km/L
EV走行可能距離:83〜87km
マツダ CX-60 PHEV
欧州プレミアムSUVを仮想敵として開発されたCX-60のPHEVモデルは、2022年12月に発売されました。2.5Lエンジンに組み合わされるモーターは新開発のトルコンレス8速ATに内蔵される1基のみであり、4WDシステムはプロペラシャフトを介する従来の方式として後輪駆動ベースの自然な操舵感を維持しています。
リアサスペンションアームの保持には、レーシングカーなどで用いられるピロボールの採用。それにより滑らかな路面追従性を獲得しており、PHEVとしてのスペックはライバルに一歩劣るものの、オンロードSUVとしての上質感は非常に優れたものとなっています。
スペック
- 車両本体価格:530万〜626万円
- ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,740mm × 1,890mm × 1,685mm
- WLTCモード燃費:14.6km/L
EV走行可能距離:75km
レクサス RX 450h+
2022年11月18日に発売された5代目RXには、PHEVモデルのRX450h+がラインナップされています。
プラグインハイブリッドシステムはトヨタ RAV4と共通ながら、エンジンに改良が加えられシステム出力は309psに引き上げられており、電動車用の新型4WDシステム「ダイレクト4」の採用によって、高い駆動力を最適にコントロールしてくれます。
車重が重いためPHEVとしての性能はトヨタ RAV4に劣るものの、クーペのようなスタイリングやエレガントな内装の仕立てに加え、静粛性にも優れるPHEVの組み合わせは、高級SUVらしさを強調するものです。
スペック
車両本体価格:871万円
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,890mm × 1,920mm × 1,700mm
WLTCモード燃費:18.1km/L
EV走行可能距離:86km
ジープ ラングラー4xe
ラングラーは、アメリカのメーカーであるジープが販売している本格クロスカントリー車です。
近年のSUV人気により日本での需要が高まっているため、街中で見かけたことがある方もいるでしょう。
アメリカ大陸を横断できるほどの走行性能を持っており、悪路走破性に優れている車です。タフでワイルドなイメージがあるものの、2023年にPHEVモデルが日本に導入されました。
以下の走行モードに切り替えられるため、ガソリンの消費を抑えつつ道路状況に応じた走行が可能です。
- HYBRIDモード
- ELECTRICモード
- E-SAVEモード
100%EV走行するELECTRICモードでも、2WDと4WDの切り替えが可能な特徴もあります。
また、アウトドアで車を使用する機会が少なくてもレジャー気分を高めてくれるため、目的地を問わず楽しく運転できます。
スペック
車両本体価格:1,030万円〜
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,870mm×1,895mm×1,855mm
WLTCモード燃費:8.6km/L
EV走行可能距離:42km
メルセデス・ベンツ A250e
2021年5月に登場したAクラスのA250eは、1.3Lエンジンに前輪モーターを組み合わせた前輪駆動車であり、ハッチバックとセダンの両方にPHEVモデルが用意されています。
A250eでは6種のドライブモードが選択でき、モードによって惰性走行の有無やハンドル裏のパドルレバーで回生ブレーキ強度を選択可能。
スポーツモードでは160psのエンジン出力と約100psのモーター出力により怒涛の加速性能を発揮し、モードセレクトと同時に足回りやシフトタイミングやステアリングアシストも自動変更されます。
前輪駆動のコンパクトハッチバックでも、PHEVであっても、A250eの特性はメルセデス・ベンツと呼ぶにふさわしい完成度といえるでしょう。
スペック
車両本体価格:639〜641万円
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,440mm × 1,800mm × 1,455mm
WLTCモード燃費:16.3km/L
EV走行可能距離:72km
ボルボ XC60 リチャージ
XC60は、スウェーデンの自動車メーカー「ボルボ・カーズ」が販売しているミドルサイズSUVです。
日本の道路でも扱いやすいほか、安全性やデザイン性などが高く評価されたため、2017〜2018年の日本カー・オブザ・イヤーを受賞しています。
2022年に、電気モーターとバッテリー性能が大幅に向上しており、EV走行距離は従来の2倍となる81kmまで延びています。
つまり、東京駅から箱根付近までEV走行で運転することが可能です。
また、以下5種類の走行モードに切り替えられるため、さまざまなシーンに応じて走行できる特徴があります。
- ハイブリッド
- パワー
- ピュア
- コンスタントAWD
- オフロード
スペック
車両本体価格:1019万円
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,710mm×1,915mm×1,660mm
WLTCモード燃費:14.3km/L
EV走行可能距離:81km
プジョー 308 HYBRID
2022年4月に登場した3代目308には、1.2Lガソリンターボと1.5Lディーゼルに加えて1.6エンジンのPHEVモデルの「ハイブリッド」もラインナップしています。
フルデジタルメーターや「OK、プジョー」で起動するボイスコントロールシステム、アダプティブクルーズコントロールなどの先進運転支援システムに加え、308のもっとも大きな特徴は近年のプジョーらしい前衛的な内外装デザインといえるでしょう。
サスペンションは猫脚と呼ぶにはやや硬いものの、軽快感あるハンドリングに調整されており、225psのシステム出力も相まってプレミアムコンパクトハッチバックと呼べる仕上がり。
輸入PHEVのなかでひときわ安価な車両価格も308ハイブリッドの魅力です。
スペック
車両本体価格:515万円
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,420mm × 1,850mm × 1,475mm
WLTCモード燃費:17.6km/L
EV走行可能距離:64km
シトロエン C5 X プラグインハイブリッド
2022年8月に登場したC5 Xは、プジョー408とプラットフォームを共有するシトロエンのフラッグシップSUVです。
PHEVモデルのパワートレインはプジョー 308ハイブリッドと共通とすることで、車両価格が抑えられている点も魅力といえるでしょう。
C5 Xのもっとも注目すべき点は、ステーションワゴンとSUVの中間的な特性を備えながら、セダンのように快適に移動できるパッケージングデザインです。
電子制御サスペンションや、高密度ウレタンを多用した新開発のシートによってフラッグシップモデルらしい乗り心地に仕上げられ、なによりもシトロエンの独創性な内外装デザインが所有感を満たしてくれます。
スペック
車両本体価格:636万円
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,805mm × 1,865mm × 1,490mm
WLTCモード燃費:17.3km/L
EV走行可能距離:65km
【SUV】おすすめのPHEV車5選
本章では、おすすめのPHEV車をSUVに絞って5車種厳選しました。SUVのPHEV車を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
三菱 アウトランダー
三菱のアウトランダーPHEVは、PHEVカテゴリーで2年連続国内販売台数1位を獲得しているSUVのPHEV車です。
さらに、三菱はクロスオーバーSUV「エクリプス クロスPHEV」と併せて国内PHEVカテゴリーシェアの約54%を占めています。
三菱のアウトランダーについて、詳細は「三菱 アウトランダーPHEV」で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
BMW X5
BMWのX5には、エンジンタイプがガソリン・ディーゼル・プラグインハイブリッドの3種類あり、PHEV車のグレードはX5 xDrive50e M Sportとなります。
BMW X5 xDrive50e M Sportの特徴はなんといってもEV走行換算距離です。EV走行換算距離は、約110kmと電気モーターのみで、市街地での移動をほぼカバーできます。
さらに、アクセルを踏み込めば、静止状態から100km/hまでを4.8秒で走らせられるダイナミックな加速も魅力的です。また、普通充電の最大充電出力が最大7.4kWに対応しているので充電に時間を割く必要がありません。
スペック
車両本体価格:1,260万円~
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,935mm×2,005mm×1,770mm
WLTCモード燃費:13.1km/L
EV走行可能距離:110.3km
ポルシェ カイエン E-Hybrid
ポルシェのカイエン E-Hybridは、ポルシェのE-Performanceモデルのうちのひとつで、PHEVながらもポルシェのスポーツカーらしさが継承された車です。
ポルシェにおいてE-Performanceモデルとは、BEVおよびPHEV車のことを指します。
カイエン E-Hybridには、EV走行の航続距離を向上させる新世代バッテリーが搭載。さらに、130 kWのパワフルな新エレクトリックシステムによって、e-モードでの優れた走行性能を実現しています。
また、カイエンのPHEVは他のグレードとして「S E-Hybrid」や「S E-Hybrid」もラインアップされています。
スペック
>車両本体価格:1,395万円
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4,930mm×1,983mm×1,696mm
WLTCモード燃費:不明
EV走行可能距離:50km以上
レクサス RX 450h+
レクサスのRX 450h+は圧倒的な存在感と高い静粛性が魅力の、ラグジュアリークロスオーバーSUVです。
レクサスではNXモデルでもPHEV車をラインアップしていますが、より大きくSUVらしいダイナミックな車を選びたい場合はRXがおすすめです。
レクサスのRX 450h+について詳しくは「レクサス RX 450h+」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
ランドローバー レンジローバーSE PHEV
ランドローバーのレンジローバーSE PHEVは、優れた環境性能と洗練された高級感を両立したラグジュアリーSUVです。
レンジローバーのPHEVモデルには、「P550e」グレードがラインアップされます。P550eとは、「インジニウム」3.0リッター6気筒ガソリンエンジンと最大出力が143psのモーターのことです。
レンジローバーでは、標準・ロングホイールベース、いずれかのグレードを選択できます。PHEV車なら「SE」「HSE」「オートバイオグラフィー」「SV」と多彩なラインアップから選べるのも魅力です。
スペック
車両本体価格:2,091万円~
ボディサイズ(全長×全幅×全高):5,065mm×2,005mm×1,870mm
(D300 AWD MHEV(AT)の場合)
WLTCモード燃費:不明
EV走行可能距離:121km(最大/WLTPサイクル)
ライター:MOBY編集部
オリジナルサイトで読む