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高圧洗浄機で車を洗浄

洗車にも使えるおすすめ高圧洗浄機10選|選び方や性能比較、レンタル情報も



家庭用高圧洗浄機の種類や選び方のポイントを解説します。

洗車に使えるおすすめ製品もタイプ別に10個掲載。

スペックの見方や、おすすめの給水・給電方法についても詳しく説明します。

洗車用高圧洗浄機の選び方


洗車

©Shutterstock.com/ Pan_Da



高圧洗浄機を選ぶ際に見るスペックは以下の4つです。

  • 常用吐出圧力(水圧の強さ)

  • 吐出水量(1時間で放出する水量)

  • 給水方法(水道、タンクなど)

  • 動力(モーターまたはエンジン)


価格が手頃で水圧が高いものを選ぼう


高圧洗浄機を選ぶ際に最も重要なポイントは「水圧の強さ」です。弱すぎると洗浄力に欠け、強すぎると洗浄する対象の塗装を剥がしてしまう可能性があります。

水圧を調節する方法には以下の2つがあります。

高圧洗浄機と洗浄する対象の距離を離す


高圧洗浄機の洗浄力は、ノズル(噴射口)と対象との距離が遠くなるにつれて減衰します。

高圧洗浄機の洗浄力は、ノズル(噴射口)と対象との距離が遠くなるにつれて減衰します。

水の出方(噴射角度)を調節できるノズルを使う


通常、高圧洗浄機の水は直線状に放出されますが、シャワー状に放出できるノズルを使用することで、水圧を拡散することができます。

水圧の強さは「常用吐出圧力」を参考に


高圧洗浄機の水圧は、Mpa(メガパスカル)という単位で表され、数値が大きいほど水圧が強いことを意味します。

高圧洗浄機のスペックにおいてMpaが使用される項目は「常用吐出圧力」「最大吐出圧力」の2つ。このうち、チェックするのは常用吐出圧力です。

オンラインショップでは最大吐出圧力しか記載されていないことが多いため、その場合は最大吐出圧力×0.8をすることで、おおよその数値を算出できます。



















〜2Mpa・洗車には弱すぎる
2〜4Mpa・簡単な洗車には十分
・強い洗浄は難しい
4〜8Mpa・洗車に最もおすすめ
・幅広い汚れに対応
8Mpa〜・洗車には強すぎる
・塗装まで落とす可能性あり

最大吐出圧力(最大許容圧力)は気にしなくてOK


最大吐出圧力はその高圧洗浄機の理論上の最大圧力です。

通常の使い方でこの数値の圧力を発揮することはありませんので、最大圧力値が大きいものをあえて選ばなくても問題ありません。

吐出水量も意識しよう


「吐出水量」は、1時間に噴射される水量を表す数値です。この数字が大きいほど大量の水を噴射できます。

吐出水量が高い製品は、泥や砂を洗い流すのに適しており、チリやホコリなどの広がりを防ぐ効果があります。吐出水量は300L/h前後あればいいでしょう。

参考にするのは「常用吐出水量」


水量に関しても水圧同様、最大ではなく常用の数値を参照してください。

最大吐出水量しか記載されていない場合、最大吐出水量×0.9をすることで、おおよその数値を算出できます。

洗浄効率=常用吐出圧力×吐出水量


常用吐出圧力と吐出水量をかけたものが「洗浄効率」です。

常用吐出圧力か常用吐出水量どちらかで比較するのではなく、この2つをかけ合わせた数値で見ることをおすすめします。

洗浄効率値が高いほど、能力の高い高圧洗浄機であるといえます。

給水方式も確認しよう


高圧洗浄機に水を取り入れる方法は大きく以下の3つ。一般的なのは水道直結式と自給式です。















水道直結式水道から直接給水する
自給式
(呼び水給水式)
タンクなどの容器に貯めた
水を使用する
用水路給水式用水路などの水(汚水)を
フィルターに通して使用する

水道直結型は水切れを起こさない分、場所を選びます。高圧ホースの長いものがおすすめです。

タンクなどに水を貯めて使用する自給式は、取り回しに優れていることから洗車に適しているタイプ。そのかわり水切れがあるため、長時間の作業には向きません。バランスをとって選びましょう。

用水路給水式は家庭用製品ではめったに見かけませんが、業務用に近いタイプでは一部これに対応したものもあります。

高圧洗浄機の種類


クリーナー全体

©galitsin/stock.adobe.com









































インダクションモーターユニバーサルモーターガソリンエンジン
洗浄力高い高い
騒音小さい大きい
耐久性高い低い高い
重量軽い重い
電源東日本(50Hz)
または
西日本(60Hz)
共用なし

インダクションモータータイプ


インダクションモーターの高圧洗浄機は、3タイプの中で最も音が小さく、洗浄力・耐久性に優れることから、業務用にも用いられるタイプです。

注意したいのは電源が東日本(50Hz)または西日本(60Hz)どちらかにしか対応していないこと。

お住まいの地域に合った商品を選ばないと使用できません。

ユニバーサルモータータイプ


インダクションモーターと違って、どの地域でも使えるタイプのモーターを使用しています。

地域を選ばず使用できることと、重量が軽い傾向にあることがメリットで、引越しなどが多い方に向いています。

ただし、音はガソリンエンジンタイプに次いで大きいうえ、洗浄力・耐久性は比較的低いものが多いため、インダクションモータータイプの方がおすすめと言えます。

ガソリンエンジンタイプ


洗浄力と耐久性が最も高いタイプです。電源が不要な代わりにレギュラーガソリンを使用します。

エンジンなので騒音が気になる方には不向きで、ガソリンが切れたら購入する必要があります。

騒音と燃料の調達が苦でない場合、インダクションモーターよりもおすすめのタイプです。

洗車におすすめの高圧洗浄機は?


水圧

©Milan/stock.adobe.com


自給式とインダクションモーターの組み合わせがおすすめ!


洗車をする際に最も気にしたいのは、細かい場所を掃除しやすいかどうかです。

これに対応するのがバケツなどから給水できる自給式。

洗浄力と静粛性が高いインダクションモーターであれば、近隣への騒音対策もできます。

電源がなくても動作するバッテリータイプであれば水圧は落ちますが、さらに細かい場所まで洗浄できるようになります。

週2回以上使う場合は業務用を検討


高圧洗浄機は、週1回の使用を想定して設計されています。

そのため、一般向けの高圧洗浄機を頻繁に使用すると寿命を縮めてしまう可能性があります。

普段使いで週2回以上使用する場合、用途によって高圧洗浄機を分けるか、業務用を購入するようにしましょう。

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