春なので、キャンピングカーの車内も衣替えしてみた
「家を断捨離して、キャンピングカーでキャンライフ(campingcar×life)をしています」と、ご挨拶させて頂くと「え!?家を断捨離?!」と驚かれるのにもすっかり慣れました。ガタガタGOGOのむっちゃんです。
さて、家を処分し、トランクルームなども借りていない私達は、キャンピングカーに一年分の荷物を載せて旅生活をしています。
はたして住居と化しているキャンピングカーの中は、どんな“家仕様”になっているのでしょうか。
ちょうど車内も衣替えの季節となってきましたので、キャンピングカーの収納能力と共に、衣替えの様子をご紹介していきたいと思います。
冬アイテムを収納
収納スペースと言っても、あくまでも車内。収納は限られています。
そこで車両関係の冬アイテムは、オンシーズンは扉を開ければすぐに取り出せる所に収納しています。
そして季節の移り変わりと共に、他のアイテムの奥や下に収納。
冬にしか使わない物リストはとても数少なく、寒冷地用のウォッシャー液、タイヤチェーン。なので、このアイテムを手の届かないところへしまいます。
他のアイテムはどの季節でも共通して使う物ばかりです。
車両関係のアイテムは季節がハッキリしているので、入れ替えながら定期的に整理整頓。やはり定期的に整理しないと、荷崩れやすぐに取り出せないストレスに繋がるので、季節ごとに意識するように整理しています。
収納スペース各所には、保存水を入れています。
これは防災意識から行っているので、賞味期限を確認しながら必要に応じて入れ替えをしています。
隙間を活かして収納することで、頻度の高い扉に賞味期限が近い水をしまっています。
そして使ったら、次に頻度の高い扉から入れ替えて…と、ローリングストック。
また、いちいち賞味期限を探すのが面倒なので、ペットボトルに賞味期限を書き込んでいます。
私は収納の達人ですが、主人のがっちゃんは探し物がべらぼうに下手なので、がっちゃんでもすぐに分かるようにしてあります。
春以降の服と入れ替え
私達の服装は季節ごとに細かく分けておらず、ザックリと夏用・冬用の二種類だけ。
半袖は夏だけでなく春にも秋にも着ますし、長袖は冬だけでなく春にも秋にも着ます。そして上着で調整する、というスタイル。また服装は飽きがこないように、無難な色で気に入った形のものを選んでいます。
私の場合、夏服も冬服もボーダー柄で揃えています。
ついでに行う作業は、衣替えのタイミングで“へたっている服”の選別。そして劣化具合によっては処分します。
ちなみに処分前には、食器拭き用や車体の汚れ落とし用の布として使用しています。
私は散策するのが好きなので、靴下が特に“へたり”やすいです。
収納棚の中の整理
以前ご紹介させて頂きました保存食の紹介も、実は衣替えの季節に必ずチェックしています。
目的は賞味期限と所蔵個数の確認。
我が家はまとめ買いはしないので、日頃から少量ずつ賞味期限の長い保存食を購入しています。
なので、たまに「あ、これあった」という物が見つかります。そういう埋もれてしまった保存食を掘り起こして、ローリングストックしています。
これらもいちいち小さい文字の賞味期限を確認するのがストレスになるため、購入したら賞味期限を書いてから収納。
ちなみに缶詰を数個所蔵するだけでも比較的重い物になるので、車内の高い位置ではなく、低い位置に収納するようにし、我が家の場合は、床下収納に保管しています。
寝具の入れ替え
寝具も夏物・冬物を衣替えします。
冬用の電気毛布、掛け毛布、羽毛掛け布団は圧縮して収納。
ところで、以前住んでいた家から唯一持ってきた家電が掃除機。空気清浄機つきの物なので、花粉症の私達にはとても必要なアイテムの一つです。
また、掃除機のおかげで安心して圧縮パックを使えて、収納スペースもかなり削減出来ます。
もし掃除機がなく圧縮出来なかったら…いくらキャンピングカーと言えども、とても場所を取ってしまって、快適ではなかったでしょう。
日用品・衛生用品の補充
歯ブラシや洗顔、シャンプーや綿棒、サランラップやペーパー類等々、様々な日用品・衛生用品も衣替えのタイミングで必ず確認。
特に主人のがっちゃんは、そういった生活面に無頓着なので、私がこっそりフォローし、必要に応じて買い足したり、入れ替えたりしています。
しかし限られた収納。以前家に住んでいた頃のようにストックは出来ないので、基本的に少なくなったら買い足すスタイルです。何でもかんでも一つずつストックできたら楽で良いのですが、そこだけは動く家の弱みですね。
ちなみに我が家では、この類の日用品は全国展開されているスーパーのプライベートブランド品を購入しています。
この買い物スタイルのメリットは、“色んな店舗でお目当ての物を探さずとも、いつもそのスーパーに行けばある商品”なので、探すストレスがないのが一番の利点。
こうした日用品の入れ替えの際に、以前の生活と現在のキャンピングカーライフの違いを感じることが多々あります。
例えば使い古した歯ブラシ。以前は掃除用として保管していましたが、今ではそういうことはしていません。塵も積もれば何とやらで、基本的には室内に1つ入れたら、1つ出す。これを徹底しています。
理由は、収納スペースをできるだけ広くするためですが、色々なものがゴチャ混ぜになることもなくなってストレスも解消。
また、「もしかしたら使うかも」とか「いつか必要になるかも」と考えて取っておくということもなくなりました。
そして実際に後で「あぁ、捨てなければ良かった」と後悔することはありません。
もし、新たに増えてしまったものはどうするの?
さて、ここで気になってくるのが「旅の途中で増えてしまった物はどうするか?」ということではないでしょうか。
私は、先ほど述べた歯ブラシと同様に、「1つ増えたら1つ減らす」。これを原則としています。しかし、これは入れ替えられる物に限ってのこと。
旅の最中、頂いた差し入れの中には形が残る物も多々あります。それらはどうしているかと言うと、車内のどこかスペースがあるところに収納しています。
勿論、日常生活の中で使えるものは使わせてもらっていますが、もうこれ以上収納出来ないくらい物で溢れてしまった場合は、手放す日がくるかもしれません…。
カーテン
インテリアでもあり外からの視線を遮ってくれるカーテンといえば、なんといっても遮光カーテンです。
メリットは朝までグッスリ眠れる点と、外気温をある程度シャットアウトしてくれる点です。
デメリットがあるとすれば、グッスリ眠れ過ぎて朝寝坊しがちになることくらいでしょうか。
そんな使い勝手のいい遮光カーテンですが、衣替えの季節にレースのカーテンと共に洗濯します。
しかし、部屋中のカーテンの洗濯は年2回が基本ですが、シンク周りのカーテンだけは汚れ具合によって頻繁に洗濯します。
室内の気になる匂いは、カーテンが抱え込んだ匂いが原因の一つとも言われますが、特に調理するシンク周りのカーテンはいろんな匂いを抱え込んでいるので、気になったらすぐに洗濯するようにしています。
余談になりますが、ここでオススメのカーテンの洗濯方法をご紹介。
カーテンは軽く脱水した後に、そのまま干します。こうすると、残った水分とカーテンそのものの重さで、しっかりシワを伸ばすことができるのです。
この時の注意点は、天気が良くて、空気が乾燥した日を選ぶこと。
湿度が高い日に車内でジメっとさせてしまうと、木材を使っている室内はダメージを受ける可能性があるので要注意です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
キャンピングカーは収納能力を求められがちですが、工夫次第でかなりの荷物が積載できることを証明できたのではないかと自負しています。
これからどんどんリモートワークやノマドワーク、キャンピングカーやバンライフが注目される時代がやってくると思います。
そうした中、こうして実際にキャンピングカーライフ(キャンライフ)を送っている私達からのリポートが、少しでも皆さまの参考になりましたら幸いです。