【軽トラで車中泊】走行中に荷崩れしない工夫あれこれ!実践編
荷物の詰め方の工夫
しかし、ただ闇雲にコンテナの中に荷物を入れただけでは、走行中に箱の中で荷物達がガチャガチャと踊ったり暴れ始めてしまったりすることもあり、騒ぎの度が過ぎると自爆(破損)してしまう可能性もある。
そんなことにならないようにするにはパズルのように上手く組みわせて内容物がなるべくキッチリ密着するように収納することも手だが、それでも隙間が空いてしまうことがある。
通販で買い物をすると、たまに品物より緩衝材や空気の方が箱の中の大部分を占めているようなこともある。
それを真似て緩衝材にしかならない物を詰めておくのは非効率だ。
タオルやウエス(汚れや油をふき取るための布)、軍手などは沢山あっても緩衝材にもなって無駄にならない。
これらを別の場所に収納するのではなく、物と物の間に詰めておくとスペースの無駄もセーブできる。
また、私は鍋や食器の間にタオル以外にはメラミンスポンジなども詰めているのだが、これも効果的だ。
また、軽トラの荷台はキャビンと隔てられているので、箱の中でガチャガチャと物が踊っていても比較的気にならないが、VANの場合はこうした音が結構気になってしまうことがある。
特にVANの場合はこういった箱の中での「荷物の踊り止め対策」も結構重要だと思う。
映え狙いなのか、普通のキャンプ場へキャンプしに行く人がランタンやカップなどをバックパックの外に吊るしている写真を目にすることがある。
わざと音が鳴るようにバックパックの外に物を吊るしておくのもクマ避けなどの一手段ではあるが、必要もないのに歩みを進めるたびに耳元でガチャガチャと音が鳴るのは心地よくはないし、藪や岩に引っ掛けてしまう可能性もある。
こういった荷物を無駄なくスッキリまとめて音がせず保護にもなるようなパッキングの仕方は、バックパックに物を詰める際に培ってきた方法の応用だ。
クルマで旅をするだけでなく、バックパックに全ての荷物を詰めて旅をすることをしたことがない人は、経験しておくと車旅の参考にもなってよいのではないかと思う。
それもお薦めだ。
メッシュパネルに掛けた物が落ちないようにする工夫
↓こちらの記事で、メッシュパネルを取り付けてバスケットや長いフックを取り付けて使っていることを紹介した。
【シンプルDIY】軽トラの収納力を向上!車中泊をもっと快適に! Boo3がさらを使いやすく!
しかし、そのままではフックに掛けた物が落ちてしまったり、バスケットの中に入れた物がガチャガチャと音を立てたりすることもある。
それだけではなく、揺れが大きいと中の物が飛び出してしまうこともある。
静止している家で使うのとは違ったちょっとした工夫が必要だ。
例1:長いフックの利用方法
ペーパータオルはあると何かと便利で、すぐに手の届くところに置いておきたい物の一つだ。
そして、ぶら下げておくと使いやすいが、このように長いフックに縦向きに掛けておけば横幅を使わず効率的だ。
しかし、このままではフックからスポッと外れ落ちてしまいやすい。
そこで、プラダン(プラスチックダンボール)で抑える板を作り、100均で入手したミニチュア洗濯バサミのようなやつ(何個入りか忘れたが結構いっぱい入って100円)で止めている。
このミニチュア洗濯バサミがフックの太さにも合っていてちょうどよい。
見た目的にもワニ口クリップとかで止めるよりいいんじゃないか(自己満足に過ぎないが)と思っている。
隣のボックスティッシュ入れもミニチュア洗濯バサミを二つ使ってループを挟み込むようにして止めている。
灯油ランタンと燃料ボトルの入った袋も同じく長いフックに掛け、それだけでは揺れてしまうので、メッシュパネルにベルトで括り付けている。
この方法で結構距離も走り、ワインディングロードも少々ラフな道も走行しているが全く問題ない。
走行中のランタンの定位置が決まってよかったと思っている。
灯油ランタンは明る過ぎなくて味があり、ほんのり温まってささやかな暖房の役割も担ってくれるので、冬の車中泊にとても合っている。
一酸化炭素中毒を心配する人もいると思うが、この程度の酸素消費量とBoo3の程よい機密性の低さ?ならそれも全く問題なさそう(断言できないので自己責任だが)だ。
そもそもそんなに長時間この室内で起きているわけでもないし。
例2:バスケットの利用方法
冷蔵庫の左隣に12Lのポリタンク(以前の記事で10Lと書いてしまったが、正確には12Lだった)の定位置があるが、小さなテーブルの上にも飲用水用の小さなウオータージャグ(水などを溜めておく容器)の置き場所を作った。
メッシュパネルに取り付けたバスケットの中に入れてあるのだが、微妙にサイズが違っていて動いてしまう。
そこで、この写真では見えないが、ウオータージャグの裏側に何かの緩衝材に使われていた小さなスポンジを挟んでみた。
これで結構しっかり固定されて動かなくなった上に、取り出しも簡単で大変使いやすい。
もちろんこの位置なら室内にいても外にいても使うことができる。
間違って蛇口が開いてしまった時のために、少し下の位置にもバスケットを取り付け、蛇口の下になる位置にカップを置くようにした。
割り箸・スプーン・フォークなどのカトラリー類や万能ハサミ、ライターやボールペンなど諸々の細長い系統の物を入れたバスケットには、縦揺れしたときに中の物が飛び出さないように小さなハンドタオルを突っ込んで飛び出しを防いでいる。
以上がフックやバスケットの使用例だが、せっかくなら写真を撮るために綺麗に物を並べるだけでなく、そのまま実用になる収納を心掛けたいと私は思っているのだがいかがだろうか?
まだある合理的な収納方法や荷物の固定方法
一部にカラーボックスが映り込んでいる写真があったが、このカラーボックスも難しいことはしていないが、かなり工夫を凝らして使っている。
サラッと言うと走行中に倒れてしまうことがないけれど、カラーボックス自体の積み下ろしが簡単で、車内からも車外からも使えるようにしてあって、扉はないけど棚に置いた物が落ちないような仕組みになっているのだ。
しかし、その内容を説明し始めるとかなり長くなってしまうし、使い古したカラーボックスなので所々ビス穴が開いていたりしているため、少々お化粧直しをしてからお披露目したいと思っている。
ということで、カラーボックスの使い方の話はまたの機会に。