キャンピングカー

【冬の車中泊】断熱材なし・FFヒーターなしの車で乗り切った方法と注意点



冬の車中泊・注意しておきたいこと

車内でストーブを使う場合、細心の注意を払って使用しないと命の危険に関わってくるので大変です。

石油ストーブを使う場合はもちろんですが、火を使う場合・電気ストーブの場合も燃える物が近くにないか常に気を配ることが必要です。

そして冬場気を付けておきたい結露問題

以前ちょっとした不注意で危険な目にあってしまったので、その体験をシェアしたいと思います。

危うく車ごと燃えそうになった冬の日

街灯 景色

時間もない中、長距離の移動をしなければいけなかった冬の日。

連日朝から夜まで運転をして、その日は暗くなるギリギリ前にキャンプ場に到着しました。

もう疲れ切っていたのでとりあえず車を車中泊仕様にしてから、そのキャンプサイトの施設の確認へ。

車中泊仕様にする時に1番大変な部分でもあるルーフテントを上げて、電源を接続してからキャンプサイトの確認へ行くことにしました。

トイレやシャワー・炊事場の位置や設備を確認する為、疲れた中キャンプサイト内を一通り見て周り車の方へ戻っていると…。

なんと愛車から恐ろしいほどの煙が!

慌てて駆け寄って扉を開けると、車内後部に設置していた電気ストーブが大量の煙を噴いておりました。

『何事?!』と想いよく見てみると…

電気ストーブの電源を切り忘れたまま大元の電源を解除していたので、次電源に接続した際にそのまま電気ストーブの電源もオンになってしまったのです。

そして電気ストーブの上にはダウンジャケットが引っかかっており、そのダウンジャケットが大量の煙を噴いていたのでした…。

車内中煙でよく見えない中、慌ててダウンジャケットを外に放り投げ(地面はアスファルトのキャンプ地でした)、足で踏んで鎮火しなんとか収まったのでした。

今にも火が噴きそうだったので、あと数分遅れていたら本当に車ごと燃えてしまっていたかもしれません。

愛車の周りには他のキャンパーさんもたくさんいたので、『もし燃えていたら…』と考えると今でも恐怖で震えます。

ということでないとは思いますが、ストーブや火を車内で使う場合はこのようなことがないようにしなければなりません。

小さなミスが命取りになりかねないので、換気も忘れず燃えやすい物が近くにないか?など、細心の注意を払ってのご利用をお願いいたします。
(ちなみに電気ストーブで、車内灯のカバーも燃やしたことがあります…)

長距離移動が続き長時間の運転が続くと、疲れも溜まってしまいます。

安全第一!

あまり無理なスケジュールは組まず、のんびり車中泊を楽しめる日程がベストです。

結露を放っておくと大変なことになる

結露

室内外の温度差・人の熱気などで頻繁にできてしまう結露。

愛車には断熱材・FFヒーターがないのでなおさら気になります。

冬に断熱材・FFヒーターなしの車だと、カーテンを開けると窓にはたくさんの結露ができているので『気付いたら拭く』を繰り返さなければなりません。

また車体内側に接触している部分(クッションやソファ・ベッドエリアなど)も濡れていることがあるので、こちらも気付いたら何かを使って乾かしてあげる必要があります。

結露対策としては以下のような感じで乗り切っていました。

=電気が使える場合=

乾かす際に活躍してくれたのが電気で動く温風ヒーター。

小さなサイズのものだと場所も取らず、乾かしたい場所へ移動して使えるので便利なアイテム。

こちらもまた電源が使える場所限定になってしまいますが、電源を使えるなら車内を乾いた空間にするのに重宝したアイテムです。

=電気が使えない場合=

電気が使えないとなると、結露で濡れたものを乾かすのは結構大変。

電源が使えない時は石油ストーブで車内全体を暖めて、結露で濡れたものを乾かしていました。

その場合乾かしたい部分に直接温風を当てて乾かすことができない為、クッションなどを移動して乾かす必要が出てきます。

ストーブの近くにクッションを吊るしたりして乾かしていました。

乾くまでに時間もかかるしたくさん移動させないと乾かないので、なかなか大変な作業になってしまいます。

寒い時期の車中泊はただでさえそれなりの苦労があるので、『断熱材入ってない』『FFヒーターもない』となるとさらに苦労します。

冬に本格的な車中泊を計画している方は、断熱材・FFヒーターの完備を全力でおすすめします。

ヒーターが床下を通って(床暖房兼)車内全体を暖められるシステムにしておくと、結露問題は解決されると思います。

冬の車内は結露が溜まりやすいので、車内を乾燥した状態にすることと定期的な空気の入れ替えは欠かせません。

放っておくとカビが生える可能性もあるので要注意です。

冬の車中泊は断熱材なしの車でもなんとかなります

キャンピングカー

断熱材やFFヒーターは、冬の車中泊なら断然あった方が良いのですが…なくても何とかなります。

ただ手間も時間もかかって大変なので、可能なら最初から導入しておきたい部分だと思います。

石油ストーブや電気ストーブを車内で使うとなると、それなりの注意が必要で危険も伴います。

もし『冬の車中泊を本格的に楽しみたい!』という方がいらっしゃいましたら、できれば断熱材・FFヒーターなどの装備搭載していると快適に過ごせてベストですね。

装備が整っていなくても、電源が使えるキャンプサイトなどは簡単に暖が取れるので、冬の巣ごもり車中泊もなかなか快適でおすすめです。

暖かく安全に、冬の車中泊も楽しみましょう!