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個人経営のキャンプサイトにパブしかない町!?オーストラリアのちょっと変わったキャンプサイトをご紹介します

個人経営のキャンプサイトにパブしかない町!?オーストラリアのちょっと変わったキャンプサイトをご紹介します



オーストラリアで生活を始めて数年が経ちますが、今だにその雄大な自然と広大な土地には色々な場所で驚かされます。今回は私たちがオーストラリアを旅する中で驚いたちょっと変わったキャンプサイトを紹介していきたいと思います。

キングストン


キングストン

キングストンは南オーストラリア州の州都アデレードから車で3時間ほどの距離にある海沿いの町です。このキャンプサイトは個人経営なので、敷地内にはオーナーの自宅やガレージがあります。広大な敷地、ビーチまで徒歩5分という立地からキャンプサイトを始めることにしたそうです。

キングストン2

あまり宣伝をしないそうで、知る人ぞ知る穴場スポットになっています。私たちも違うキャンプサイトで出会った人に「良い所があるよ」と教えてもらいました。辺りに家や建物が少なく、町までは車で10分ほどかかるのでビーチはプライベート感たっぷりです。

キングストン 設備

個人経営と聞いていたので設備に関してはあまり期待していなかったのですが、驚くくらい十分に整っていました。調理器具や洗剤なども揃い、調理台も広いキッチン。共用ですが、きれいに使われていて清潔感がありました。

キングストン 洗濯機

洗濯機もあります。洗剤が必要であればコインを入れて購入することも可能です。乾燥機はないのですが、なぜかアイロンはありました(笑)。敷地内には障害物がまったくないので、日差しがたっぷり衣服に降り注ぎ洗濯物がお日様の匂いがして気持ちよかったです。

シンプルに感じるかもしれませんが、滞在には十分な設備です。何より解放感たっぷりのサイトとビーチがすぐそこにあるというのは贅沢に感じられます。

そして価格もとってもリーズナブル。1泊1人10ドルです。野生のワラビーや鳥などたくさんの動物が突然訪れるサプライズもありとても楽しめました。

テントナーラ


テントナーラ

テントナーラは南オーストラリア州とビクトリア州の境近くにある本当に小さな町です。このキャンプサイトの良いところは無料。これに尽きます。その一方で周囲には何もありません。トイレとダンプポイント(ポータブルトイレの汚物を捨てる場所)しかありません。

テントナーラ 施設

この町は本当に小さくてお店もあまりなく、あるのは週4日しか開かないパブだけです。キャンプサイトはパブの人が管理していると聞き、お礼を込めて食事に行きました。

チキンシュニッツェル

これは「チキンシュニッツェル」という薄いチキンカツのような料理。オーストラリアらしい豪快な盛り付けですが、マッシュルームのソースとチキンが合っていてとても美味しかったです。

テントナーラ 

人工物が何もない代わりに周囲は美しい大自然でいっぱいです。

ボーダータウン


ボーダータウン 看板

ビクトリア州と南オーストラリア州の境にあるボーダータウンにも無料のキャンプサイトがあります。

ボーダータウン 湖

人工の湖もありロケーションは最高です。宿泊するキャンプだけではなく、日帰りでバーベキューを楽しむ方もいらっしゃいました。

ボーダータウン 公園

またボーダータウンで特徴的なのがこちらの公園。公園と言っても野生動物の保護区なので立ち入りは出来ませんがめずらしいホワイトカンガルーを見ることができます。アルビノといって色素を持たない特別なカンガルーです。

一時滞在だけのキャラバンパーク


キャラバンパーク

泊まることが出来る場所ではないのですが、日中散策が出来るようにキャラバンを停めて置ける場所です。無料なので、日中停めたまま周辺散策にいくのに安心です。公園には無料のバーベキュー台があるので、手軽に楽しめるようになっています。

キャラバンパーク 電源設備

さらにキャラバンオーナーとして嬉しいのが電気のサービスです。キャンピングカーはソーラーパネルから電力を得るのですが、天候によっては十分に得られないので、外部の電源設備は本当に重宝します。

キャラバンパーク 電源設備2

使い方は簡単です。使いたいプラグの番号の所に2ドルコインを入れます。あとはその番号のプラグにケーブルをつなぐだけです。

これで12時間使えるので、天候が悪くても散策している間にキャンピングカーのバッテリーが充電できますし、家電も心置きなく使えることが出来ます。

キャンピングカーは電気の問題に悩まされることがよくあるので、このいった外部電源のあるキャラバンパークは大変貴重です。オーストラリアの他の場所ではまだあまり見ませんが、どんどん普及していくのではないでしょうか?

まとめ


今回は私がオーストラリアを旅する中でめずらしかったり、他ではなかなか体験できない特徴を持ったキャンプサイトを紹介しました。これからもキャンピングカー生活は続けていくので、また面白いキャンプサイトなどがあったらご紹介したいと思います。