キャラバンにTERZOのルーフボックスを取り付けて室内を贅沢に!その使い心地は?注意点は?



6年半程乗っている愛車のキャラバンに、最近ルーフボックスを取り付けた。

スーパーロングのキャラバンは十分室内も広いし、6年半も乗って何故今更?といった感じもする。

そして、自分自身これまでVANにルーフボックスを取り付けることなどあまり考えてみたこともなかった。

ところが、VANに乗るようになってかれこれ30年は経つが、車中泊VANだからこそルーフボックスを付ける利点がたくさんあることに突然閃いてしまったのだ。

この記事では、その経緯やルーフボックスを導入する上での注意点などをお話ししたいと思う。

ルーフボックス導入に思い至った経緯


私のキャラバンの室内は1人で車中泊に使うのには十分に広い。

そして、荷室と居室の区別がなく、状況に応じてスペースを配分できる汎用性がある。

たまに人を乗せなければならないこともあるため、後部座席も外してしまわず、乗車定員5名も確保したままだ。

車内の写真

VANやステーションワゴンはこの汎用性の高さが便利なのだが、どっちにもなる空間は、同時にどっちつかずの空間でもある。

室内には棚なども設えてあり、コンテナボックスなども利用しているのだけど、意外と棚にもコンテナボックスに収まっていない、或いは収まらない常備品のような物も存在する。

また、仕事の旅とかで荷物が多めに積んであったりすると、十分な就寝スペースは確保できていても、イメージ的には倉庫の中に体を潜り込ませて寝ているような状態になっていることがある。

濡れた大量の道具類やウェットスーツなどとの狭間で寝ることも珍しくない。

それが大層気になっているわけでもないのだが、できればそうした物は別室にあったほうが快適だとは思う。

キャンプ場のようなところなら、寝るときはなるべく室内から荷物を出して寝れば良いのだけど、道の駅やSAの駐車場などでそれをするのはあまり好ましい行いではないと私は考える。

道の駅やSAでの車中泊はあくまで休憩だ。

休憩とわきまえるなら、外観も普通に駐車しているのと極力同じ状態に保つべきと思うからだ。

それはさておき、改良に改良を重ねた私のキャラバンの室内は居心地が良く、この程良く狭い空間が妙に落ち着く。

それで、たまに家にいるのにわざわざこの中に入って1人で酒を飲んだりしていることがあるのだけど、この中にいると色々良い考えや面白いアイディアが浮かんできたりすることもある。

室内の写真

今回もそうしていて思いついてしまった。

ある晩、室内で使う物ではないのに、棚やコンテナボックスに収まらずにそこらに置かれている常備品類や、天井付近に積んであるパドルや自作のオーニングなどを見ていたら、近頃激減してしまった3ボックスセダンが、実は思いの外実用的だったのではないか(これまでセダンを所有したことはなかったが)と気付いてしまったのだ。

3ボックスセダンがと言うより、「エンジンルーム」「人いるところ」「荷物の部屋」ときっちり3部屋に分かれていることがだ。



セダンのトランクは、VANやステーションワゴンのように大きさは変えられないが、居室とはきっちり分かれた空間だ。

荷物を雑に放り込んでおいても室内が散らかって見えるわけではない。

濡れ物や汚れ物も居室としっかり分けて積んでおくことができる。匂うような物があっても遮断できる。

車中泊するクルマこそ、本当はセダンのトランクのような居室とはきっちり分かれた荷物室が必要なのではないだろうかと考えた。

そして閃いた。

ルーフボックスってセダンのトランクみたいだなあと。

さらには、セダンのトランクには2m近い長さのパドルは入らないけど、ルーフボックスなら余裕で入るサイズのものもある。

通常は室内を普通に荷室として使用し、基本的にルーフボックスにはすぐに取り出す必要のない常備品のみを入れておく。

そして、旅に出るときは、室内で使わない物もなるべくルーフボックスに入れてしまい、宿泊の時は濡れ物などもルーフボックスの中に入れてしまえば、部屋の環境が大変良くなる。これはかなり理想的な状態かもしれない。

キャラバンの背面

ルーフボックスを導入しようと思った理由は、荷物を積むスペースが足りなくなったとか手狭になったからではなく、少し贅沢をしたくなったからなのだ。

次のページ▷どのようなルーフボックスを選択したのかを紹介します。