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【実体験】19カ月車中泊して分かった!小容量ポータブル電源でできなかったこと&注意点
軽自動車で19カ月間、車中泊生活をしていました。
使用していたのは、それほど広くないダイハツ・ムーヴです。
限られた車内スペースで「寝て・食べて・仕事をする」という生活を続ける中で、電気をどう確保するかは快適さを大きく左右するポイントでした。
車中泊で手軽に電気を使いたいとき、今や必需品とも言えるのがポータブル電源。
筆者も車中泊生活を始めた当初からポータブル電源を活用していました。
購入したのは、容量256Wh・出力300Wのモデル。
もっと大容量の製品もありますが、あえて小容量タイプを選びました。
本記事では、小容量ポータブル電源を車中泊に持ち込むとどの程度のことができるのか、逆にできないことは何か、そして使用時の注意点について、実体験にもとづいて解説していきます。
軽自動車で19カ月車中泊生活をしてきた筆者の環境

先に述べたように、私の愛車はダイハツ・ムーヴです。
この車内で寝るのはもちろん、食事や簡単な調理も行っていました。
電気を使う主なタイミングは夜で、スマホやPCの充電が中心。
夏場は扇風機を回すためにも電力を使用します。
また、時にはモバイルバッテリー代わりとして使っているジャンプスターターの充電も行っており、ポータブル電源の用途のほとんどが「各種デバイスの充電」という使い方になっていました。
購入したポータブル電源について。選んだ決め手とは?

私が選んだポータブル電源は、EcoFlowのRIVER2です。
当時はRIVER3の発売直前だったこともあり、ちょうど値下げされていて2万円程度で購入できました。
「初めてのポータブル電源」ということもあって、まずは必要最低限の用途で使える小容量モデルを試してみる、という気持ちで選びました。
また、サイズが小さく軽いのも、決め手のひとつ。
軽自動車での車中泊ではスペースが限られるため、扱いやすいサイズ感は大きなメリットになります。
製品名:EcoFlow RIVER2
容量:256Wh
AC出力:300W (X-BOOSTモードで450W出力可能)
充電方法:AC、シガーソケット、ソーラーパネル、USB-C
重量:3.5kg
サイズ:24.5☓21.5☓14.5cm
ポータブル電源で使用した電気製品
ポータブル電源に接続した機器は、主にスマホとノートパソコンです。
購入前は車載インバーターを使っていましたが、エンジンを切った状態でノートパソコンを使うと車のバッテリーが上がりかけたり、スマホ充電でも不安になることがよくありました。
ポータブル電源を導入してからは、こうしたトラブルからは解放され、安心して電力を使えるようになりました。
スマホは高速充電で、会社への行き帰りの短時間でもフル充電が可能。
ノートパソコンも、15インチのやや大きめのモデルを3時間ほど使用しても問題なく稼働できます。
スマホとノートパソコンの充電が安心してできるだけで、車内での仕事が非常に楽になり、作業時間も大きく伸びました。

夏は小型扇風機を使用していますが、一晩つけっぱなしでも電気残量はほとんど減りません。
モバイルバッテリーでも問題ないかもしれません。
また、2回ほど弁当箱型炊飯器も使用してみました。
容量が足りるか少し不安でしたが、実際には電気を少し残した状態でしっかり炊飯できました。
その他には「モバイルドライ」というコンセントに差すだけで使える再利用型の除湿ユニットも試しました。
車内の除湿目的で購入したもので、雨の日や冬の結露対策として重宝しています。
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あとになって後悔した点
300Wタイプのポータブル電源を購入して、あとから後悔した点があります。
それはIH調理器やホットプレート、電気ケトルが使えなかったことです。
これらの家電は900W以上の出力が必要なので使えません。
試しに電気ケトルを接続してみたところ、接続拒否されてしまいました。
また、車中泊スポット(特に道の駅)には、火気厳禁の場所があり、カセットコンロやポケットストーブが使えない場合があります。
そうした環境では、電気調理家電が使えないのは少し不便に感じました。
もちろん購入時点で「充電が主目的」という想定だったため仕方ない面もありますが、あとになって考えるとEcoFlow・DELTAシリーズのより高出力モデルを選ぶのもアリだったかもしれないと感じています。
とはいえ、「他メーカーにしておけば良かった」という後悔はありません。
使用用途が限られているため、メーカー間の性能差が実感できるほどの場面もなかったからです。
これから購入する人へのアドバイス
スマホ・ノートパソコン・ゲーム機の充電が主な用途であれば、300Wクラスのポータブル電源で十分です。
価格も3万円以下で購入でき、このクラスでも電気毛布や扇風機、小型冷蔵庫も問題なく使用できます。
一方で、IH調理器や電気ケトルなど、家庭用の電気調理家電を使うことを前提にする場合は、より高出力なモデルが必要です。
ただし、高出力クラスになると価格は10万円以上と高額になります。
その代わり、一般的な電気製品が使えるため、災害時に車で避難するような防災時では大きな安心材料になります。
欠点としては、本体サイズが大きく重量もあるため、軽自動車では置き場所に困ります。
ポータブル電源の車内充電で注意すること

EcoFlow RIVER2は、高速充電ができる点がメリットのポータブル電源です。
シガーソケット充電では4A・6A・8Aの入力設定が選べますが、デフォルトは8Aに設定されていました。

このデフォルト設定のまま使用していたところ、シガープラグが何度も熱変形し、化学的な焦げ臭いにおいが発生。
原因が分からないままスペアのシガーソケットコードを買い換え、最終的には車側のシガーソケット自体を破損させてしまいました。
さらに、ヒューズも何度も切れています。
シガーソケットのヒューズは15Aで、本来は十分耐えられるはずなのに不思議に思い、あらためて取扱説明書を読み返しました。
そこで、入力電流を変更できること、そしてその設定をスマホアプリから操作できることに気づきました。
現在の対策と設定
現在は、トラブル時に修理しやすいよう外部ソケットを設置し(ヒューズボックスから引き出しました)、ヒューズも使用していた標準の5Aから10Aに変更しています。
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また、EcoFlowのアプリを使ってシガーソケット充電時の入力電流を8Aから6Aに変更しました。

その結果、
・充電スピードはやや遅くなった
・ソケットの発熱がなくなった
・ヒューズ切れも発生しなくなった
と、安定して使用できるようになっています。
これから使う人への注意点
シガーソケット充電中にプラグが熱くなったり焦げたようなにおいがした場合、車側の問題と決める前に、ポータブル電源の「充電アンペア設定」を確認してください。
車側の配線やソケットの許容量を超えると危険です。
特に軽自動車では、電流設定を下げて使うことを強くおすすめします。
まとめ
車中泊において、必ずしもポータブル電源が必須というわけではありません。
しかし実際には、スマホの充電だけでも想像以上に電力を消費します。
私自身、これが原因で何度も車のバッテリー上がりを経験しました。
特に、スマホに加えてタブレットやノートパソコンなど複数のデバイスを使う場合、ポータブル電源のありがたみを強く感じます。
ポータブル電源を小型にするか大型にするかは、「何を接続したいか」が判断基準になります。
実際、車中泊仲間の中には電子レンジを車で使うために、1,000Whクラスのポータブル電源を2台積載している人もいます。
一方で、1泊2日〜2泊3日程度の旅で、食事はその土地の美味しいお店を楽しむスタイルならば、私の経験上、小型のポータブル電源でも十分だと感じています。
ポータブル電源は、車中泊の自由度と楽しみを大きく広げてくれるアイテムです。
少しでも興味を持たれた方は、ぜひ検討してみてください。


