BougeRVから半固体電池採用のポタ電「BougeRV Rover 2000 ポータブル電源」が発売!リン酸鉄リチウムポタ電とはどう違うのか検証

BougeRVから半固体電池採用のポタ電「BougeRV Rover 2000 ポータブル電源」が発売!リン酸鉄リチウムポタ電とはどう違う?




半固体電池採用!「BougeRV Rover 2000 ポータブル電源」の特徴は?


BougeRV Rover 2000 ポータブル電源 製品比較 半個体電池

この秋新発売したポータブル電源「BougeRV Rover 2000 ポータブル電源」は、現在ポータブル電源業界で主流となっているリン酸リチウムではなく、より安全性の高い半固体電池を採用しています。

2008Wh大容量&2200Wの高出力で、ご家庭内にある電気製品のほとんどを稼働させることが可能です。

大容量のポータブル電源は大きい&重いイメージが強いですが、「BougeRV Rover 2000 ポータブル電源」本体のサイズは40×27×28.5cm、重量は約21.2kg。

現在発売されている同スペックのポータブル電源の中では、比較的小さめ&軽めの設計となっています。

また、高温や低温でも劣化しづらく、-20°C〜40°Cまでの対応が可能

長期間の使用にも耐えることが可能なため、車中泊やキャンプなどのアウトドアシーンにも最適です。

急速充電にも対応しており、最大1500W入力で1.5時間でフル充電が可能。

おでかけの準備をしていている間充電しておけば、満充電の状態で持参することができますよ。

BougeRV Rover 2000 ポータブル電源 製品比較 半個体電池

本体は、電源や液晶画面、出力ポートが本体正面でなく、左右にある特徴的なデザイン。

BougeRV Rover 2000 ポータブル電源 製品比較 半個体電池

出力ポートはAC出力ポートが5つ、USB-A Qc3.0出力ポートが3つ、USB Type C出力ポートが3つ、DC5525出力ポートが2つ、シガーソケット出力ポートが1つの合計14。

すべてのポートを使えば、14デバイスへ同時出力することが可能です。

さらに、用途に合わせて、2KWhから8KWhへ容量を拡張することもできますよ。

5年間の長期保証や無料の廃棄バッテリー回収サービスも提供しているそうで、購入後も安心して長期間使い続けることが可能です。

半個体電池とリン酸鉄リチウムで何が変わった?ポータブル電源スペック比較


BougeRV Rover 2000 ポータブル電源 製品比較 半個体電池

今回、BougeRV の「BougeRV Rover 2000 ポータブル電源」(容量2008Wh&出力2200W)と、某A社が販売する同程度スペックのポータブル電源(容量2048Wh&出力2000W)を、以下のポイントで比較してみました。

電池素材


BougeRV の「BougeRV Rover 2000 ポータブル電源」は半固体電池(半固体リン酸鉄)採用、某A社のポータブル電源はリン酸鉄リチウム電池を採用しています。

一般的なリチウムイオン電池には、電解質を液体に溶かした「液体電解質」が中に入っていますが、この液体は燃えやすいため、安全性に懸念を持たれているのです。

半固体電池は、液体電解質と固体電解質の中間に位置する「半固体電解質」を使用。

従来の液体電解質電池よりも内部分子構造がより安定しているため、液体電解質電池よりも事故リスクが低く、安全性が高いとされています。

重量&サイズ


BougeRV Rover 2000 ポータブル電源 製品比較 半個体電池

BougeRV Rover 2000 ポータブル電源の重さは約21.2kg、某A社販売の同パワーのボータブル電源の重さは30.5kgとなっており、BougeRV Rover 2000 ポータブル電源が約9kgほど軽くなっています。

また、大きさは某A社の同製品が52.5×39.5×25cm、Rover 2000 ポータブル電源が40×27×28.5cmとなっており、BougeRV Rover 2000 ポータブル電源の方がひとまわりほど小さめ。

BougeRV Rover 2000 ポータブル電源は、半固体電池の高密度化により、本体が小型・軽量化されているようです。

サイクル寿命


バッテリ容量が80%に低下するまで充放電サイクルは、どちらのポータブル電源も 3,000回以上と、ほぼ同じ。

サイクル寿命には、大きな違いは無いようです。

本体価格


BougeRV 「BougeRV Rover 2000 ポータブル電源」は、2023年11月現在、公式での販売価格が298,000円、Amazon等通販サイトでの割引(2割引程度)を適用すると、238,400円となっていました。

同程度のスペックを持つ某A社のポータブル電源は353,900円ですが、通販サイトの割引(11万円引きクーポン)適用後の価格が243,900円となります。

2つのポータブル電源の金額差は、約5000円ほど。割引を適用するとあまり金額に差はありません。

容量や大きさ&重さ、電池素材、本体のポート数などを比較し、使用スタイルに適した方を選ぶのが良さそうです。

出力ポート数


BougeRV Rover 2000 ポータブル電源 製品比較 半個体電池

BougeRV Rover 2000 ポータブル電源は、出力ポートが14あり、14個のデバイスに同時出力が可能。一方某A社のポータブル電源は出力ポートが13です。

こちらも大きな差はないため、普段どのようなアイテムを使用しているか、実際の車中泊で何を使うのかによって選択するのが良いようです

実際に使ってみた!


BougeRV Rover 2000 ポータブル電源 製品比較 半個体電池

試しに、BougeRV Rover 2000 ポータブル電源を使い、消費電力が高めの電気製品を2つ同時に稼働できるかの実験をしてみました。

今回使ってみたのは電気ケトル(消費電力1000W)とドライヤー(消費電力1200W)。

電気ケトルに水を入れてお沸かしながら、ドライヤーはMAXの風量で電源をONにします。

お湯が沸くまで6分ほど稼働をしてみましたが、まったく問題なし。

途中エラーで止まったりすることもなく、ドライヤーの風量も十分な状態。

2200Wの高出力スペックなので、消費電力の大きい家電も問題なく、2つ同時の使用が可能でした!

また、ドライヤーと電気ケトルをお湯が沸くまで6分ほど使用した際、残量93%から使用をはじめて、使用後は82%ほどになりました。

2008Whの容量の約10%を使用して1Lのお湯を沸かし、6分ほどドライヤーを使って髪を乾かすことができということになります。

車中泊でこれだけの電力が使えれば、2〜3泊程度までなら電力が不足することなく過ごすことができそうですね。

使用の際には電気製品のコンセントを繋ぎ、ポータブル電源本体の電源をONにするだけなので、操作も難しくなく、ポータブル電源を初めて使う方も安心です。

BougeRV Rover 2000 ポータブル電源 製品比較 半個体電池

一般的なポータブル電源を長時間使用すると、排熱のため本体内部のファンが作動します。

今回BougeRV Rover 2000 ポータブル電源を使用した際には、ファンは作動せず、とても静かでした。

急速充電の際には排熱のため本体内部のファンが作動します。

急速充電の際のファンの稼働音はかなり大きく、その点は若干気にはなりました。

しかし、自宅で急速充電を行い満充電の状態で持ち出せば、音を気にせず使うことができそうです。

結論!私は半個体電池採用のポータブル電源を選びたい


BougeRV Rover 2000 ポータブル電源 製品比較 半個体電池

BougeRVの「BougeRV Rover 2000 ポータブル電源」とリン酸リチウム採用のポータブル電源を比較した結果、値段や容量・出力やポート数に大差ないのであれば、筆者は半固体電池採用のポータブル電源を選びたいと思いました。

その理由は、安全性の高さと本体重量の軽さ&サイズ。

頻繁に移動し、温度の変化もある車内に長時間置いておくこと、一度購入したら長く使い続けることになる点を考えると、できるだけ安全性の高いものを選びたくなります。

また、持ち運びしやすい重さ&サイズであることも選ぶ際のポイントとなります。

狭い車内に常時置いておくアイテムなら、少しでも小さいサイズの方が嬉しいですよね。

「BougeRV Rover 2000 ポータブル電源」なら、安心&安全な車中泊が実現する!


BougeRV Rover 2000 ポータブル電源 製品比較 半個体電池

今回は、BougeRV(ボージアールヴイ)から新発売した「BougeRV Rover 2000 ポータブル電源」をご紹介しました。

現在主流のリン酸リチウム採用ポータブル電源と比べ、より安全性が高い半固体電池を採用したポータブル電源。

車中泊旅で長時間&長期間使用するアイテムだからこそ、安全性の高いものを選びたい!という方に最適なポータブル電源なのではないでしょうか。

興味のある方はぜひ、BougeRVの公式サイトをチェックしてみてくださいね。

・BougeRV公式サイト