ギア・アイテム
【イベント取材】ロゴスから車中泊向きの新製品が続々発売。ポケモンとのコラボ製品も発表

今年で40周年の日本の老舗アウトドアブランド・ロゴス(LOGOS)。
幅広く多彩なアウトドア関連グッズを発売しているので、LOGOSのロゴは見たことあるという人、何かしらLOGOSのグッズやアイテムを使っているという人も多いと思います。
そんなロゴスのショップやメディア向けの内覧会「2026 Regular THE LOGOS SHOW(以下、ロゴスショー)」が7月に東京・新宿で開催されました。
定番グッズやポケモンとのコラボ商品、そして2025年秋冬の新製品がイベント会場に勢ぞろい。
DRIMOの読者が興味を持ちそうな車中泊向きの製品もたくさんあったので、ロゴスコーポレーション 企画広報部広報課の八ツ本さん(以下、八ツ本さん)に特徴などいろいろお話を聞きました。
本記事では、中でも価格を抑えた新製品を中心に、車中泊に役立ちそうなものをいくつかピックアップして紹介したいと思います。
※記事内の表示価格はすべて税込み。
※仕様や価格は2025年7月時点の情報のため、変更、および発売延期・中止になる場合があります。
6万8,600円!のポータブルクーラー/野電 エレキャン・エアコン-BF

年々暑さが増す日本の夏。
バンやワゴンで車中泊するなら就寝時に使えるポータブルクーラーが欲しいですよね。
「ロゴスではアウトドアで便利な電化製品にも力を入れていて、家の中で使うのが「家電」なら、屋外で使う「野電」としてさまざまな製品を出しています」(八ツ本さん)
その中で、まず注目したいのがポータブルクーラー。

テントの中で、そして駐車中の車内でも使えるので車中泊にもピッタリ。
ポータブル電源や外部電源で稼働。
ダクトを使って熱気を車外に排出して車内を冷やします。
ロゴスショーの会場で実際に運転中のダクトに手をかざしてみましたが、かなり冷たい風が出ていました。
静かなオフィスや普通の会話と同等レベルの56dbという静音設計なので、狭い車内でも作動音はさほど気にならないでしょう。
車中泊用ポータブルクーラーは有名メーカーのものだと8万円~10万円しますが、こちらは6万8,600円と手が届きやすい価格なのも魅力。
保温も保冷も「同時に」できる/野電 エレキャン・温冷/凍庫 27-BF

「野電」シリーズから新製品をもう一つ。
庫内温度を-20℃から60℃まで設定できる温冷・冷凍庫。
冷蔵庫としてだけでなく保温庫として使えるだけでも便利ですが、庫内をボードで仕切って、片側は冷蔵、もう片方は保温を同時にできるというスグレモノ。
たとえば野菜などの食材は冷蔵しながら、ペットボトルのお茶や缶コーヒーを温めてHOTで飲むということもできてしまいます。
もちろん保温のみ、冷蔵や冷凍のみでも使用可。

「保温と冷凍の併用は、冷凍しきれない可能性があるのでおすすめはしません」(八ツ本さん)とのことですが、それでもいろいろなパターンで使えると思います。
内寸は、仕切りなしの場合、約幅33×奥行24×高さ35cm。
仕切りありの場合は。左室・右室それぞれ約幅15×奥行24×高さ35cm。
定格電力は80W。電源はACとDCに対応。
外部電源やポータブル電源、シガーソケットも電源として使えます。
価格は6万8,600円。
車中泊用の冷蔵庫を持っていない、買い替えたいという人は購入候補になるのではないでしょうか。
暑さ対策、冷却グッズもいろいろ
毎年酷暑、猛暑が当たり前の日本の夏。
9月下旬でも気温30℃超えの日が続き、10月に入っても30℃近くになることもめずらしくありません。
長い夏の車中泊で必須なのが暑さ対策、冷却グッズ。
今年のロゴスショーでも各種紹介されていました。
濡れたタオルに押すだけで氷のスタンプ完成/瞬間アイススタンプ

「昨年新発売された途端に売り切れたベストセラー商品で、今年はポケットサイズも追加しました」(八ツ本さん)というこの瞬間アイススタンプ。
上の写真のように本体をひっくり返してスタンプのように濡れたタオルやおしぼりに押し付けると、押された場所が瞬間氷結。
ペタンペタンと何カ所もスタンプすればあっという間に氷タオルまたは氷おしぼりが出来上がります。

スプレー式ではないので、無駄なく効率よくタオルやおしぼりに吹き付けられるのが特長。
900円(150ml、調査時アマゾン価格)と価格も手ごろ。
車中泊時に1本持っておくと、簡単に手間なく暑さ対策できますね。
LOGOS 瞬間アイススタンプ・ポケットの詳細はこちら
LOGOS 瞬間アイススタンプの詳細はこちら
ロゴス(LOGOS)
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折りたためるクーラーバッグ/ハイパー氷点下クーラー

車中泊に、電気冷蔵庫までは要らないけれど、しっかり保冷できるクーラーボックスやクーラーバッグは持っておきたい。
それならロゴスのクーラーバッグ・ハイパー氷点下クーラー。
6.5リットル、12リットル、20リットル、40リットルと容量のバリエーションがあり、12リットルサイズでは350ml缶が16本またはペットボトル500mlが12本収納できます。
ソフトな素材で、使わないときは折りたためるので車内で場所も取りません。
ハイパー氷点下クーラーの詳細はこちら
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ロゴスの保冷剤・氷点下パックを入れて使えば、アイスクリームを最長13時間溶けないように冷やしておけるとのこと(ロゴス調べ)。

ロゴスの保冷剤は、クーラーボックスやクーラーバッグの寸法や容量に合わせられるように、様々な大きさや形のものが発売されています。

さらに「氷点下パックは、一般的な保冷剤の約8倍の冷却能力があります」(八ツ本さん)というように、保冷剤の冷却能力にはかなりこだわっているようです。
氷点下パックの詳細はこちら
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カーサイドタープと繋げる幅6メートルのテント/ neosコネクトベース・ヘキサドーム600-BF他

オートキャンプ場などで活躍しそうな新作テント。
カーサイドタープ(neosコネクトベース・カージョイント-BF)、幅6mの大型テント(neosコネクトベース・ヘキサドーム600-BF)、タープと大型テントを繋ぐトンネル(neosコネクトベース・トンネルタープ-BF)をジッパーで連結。

雨に濡れずに車とテントを行き来できます。
例えば家族5人でオートキャンプ場に出かけて、2人は車内泊、残り3人はテント泊という使い方も可能。

テントは全長600cm(6m)×幅520cm(5.2m)×高さ235cm(2.35m)もあるので、広々している上にかなり長身な人でも余裕で立って歩けます。

さらに驚くのは、テント同士がトンネルタープでいくつでも連結できる点。
長さ12mや18m、21m、それ以上の超大型のテントにすることもできます。

ただ、こんなに大きなテントだと収納してもかなり大きいのではと思うかもしれません。
ですが、このヘキサドームは上の写真のように専用バッグにコンパクトに収まるので持ち運びに困ることもなく、車内に積みやすそうでした。

そして、「今回発表の新製品はどれもお求めやすい価格設定にもこだわりました」(八ツ本さん)と言うように、テントだけでも長さ6m×幅5.2m×高さ2.35mのセットなのに価格が手頃。
・カーサイドタープ(neosコネクトベース・カージョイント-BF):1万7,800円
・大型テント(neosコネクトベース・ヘキサドーム600-BF):6万5,800円
・トンネル部分(neosコネクトベース・トンネルタープ-BF):1万2,800円
3つ合わせても9万6,400円。10万円を切っています。
車中泊にもおすすめの新作寝具

快適な車中泊に欠かせないのが快適な睡眠。
今回のロゴスショーではアウトドア用寝具も多数展示されていました。
その中から、これは車中泊向きと思った就寝アイテムを紹介したいと思います。
夏用寝袋に付ければ冬もあったか/シュラフコンフォーター+8(ファータッチ)

長年に渡って夏用・冬用さまざまなサイズや素材のシュラフ(寝袋)を発売してきたロゴス。
ですが、中には『夏と冬の季節ごとのシュラフをそろえるのは面倒。夏冬兼用できるものが欲しい』という声もあったそう。
そんなユーザーの要望に応えるべく今年発表されたのがシュラフコンフォーター+8(ファータッチ)。
寒い時期に夏用シュラフの上に掛ける毛布なのですが、これ一枚で暖かさがプラス8℃。
トグル(留め具)が付いていてシュラフに固定できるから、寝ている間にズレてしまって寒くて目が覚めるということになりにくいとのことです。
価格は6,930円。
単体でひざ掛けやブランケットとしても使えるので、狭い車内での使い回すのにも便利。
コストパフォーマンスも高いアイテムと言えます。
通気性がよく水や汚れに強いテスリン素材のコット/スマートテスリンEASYコット
ハイエースバンやキャラバンの後部スペースで車中泊したいという人は多いと思います。
ベッドキットを設置するという手段もありますが、価格もけっこうするし、DIYは手間も時間もかかります。
そこでおすすめなのがキャンプ用のコット(簡易折りたたみベッド)。
ハイエースなどの荷室に置けば即席ベッドに。
使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できるので、荷室を広く使えます。

ロゴスの今年の新作・スマートテスリンEASYコットは、「生地に水や汚れに強く、耐水性や耐候性・通気性に優れているテスリンメッシュ素材を採用しています」(八ツ本さん)
ハードな環境下での使用になりがちなアウトドアや車中泊にうってつけですね。
ただ、長さ約191×幅約69×高さ約36/20.5cmのワンサイズで、特に長さが191cmあるため、ハイエースやキャラバン、旧型ボンゴといった荷室が長いバンにのみ設置が可能なようです。
価格は2万4,800円。
テスリン素材のコットで、サイズのバリエーションがあれば車中泊でのニーズにももっと応えられると思うので、今後のサイズ展開に期待したいです。
ポケモンとのコラボ製品も発表

今回のロゴスショーのトピックスの一つとして、ポケモンとのコラボ製品の発表もありました。
以前からのスヌーピー(ピーナッツ)とのコラボに続き、2026年はポケモン30周年ということでロゴスの人気アイテムの中からポケモンをあしらったものが各種リリースされるとのこと。
購入できるようになるのは来年だそうですが、ポケモン好きの人はこちらも要チェックです。
ロゴスの公式サイトはこちら
あらためてロゴスって?

本記事の冒頭でも少し触れましたが、ロゴス(株式会社ロゴスコーポレーション、大阪市住之江区)の設立は1985年。
今年(2025年)で40周年のアウトドアブランド。
メイプルリーフのロゴの印象から海外のアウトドアブランドと思っている人も多いようですが、れっきとした日本企業です。
これまで「玄関から一歩でも外に出たらアウトドア」をテーマにアウトドアアイテムやグッズを発売してきました。
近年は製品だけでなく、アウトドアレジャーを気軽に楽しめるロゴスランドやロゴスパークといったテーマパークやキャンプ場も運営。
さらに、ラグビーチームへの協賛や小学生のスポーツ大会・ロゴスランドカップの開催、教育関連企業との提携も行っています。
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