開催できてよかった!東京キャンピングカーショー2020に行ってきました
やっとというか、ようやくというか、「東京キャンピングカーショー2020㏌幕張メッセ」が、9月19日(土)〜21日(月祝)の3日間、幕張メッセ国際展示場4ホールで開催されました。
本来なら6月の開催予定でしたが、新型コロナの影響で約3カ月の先送り。無事に開催できてよかったと思っているキャンピングカーファンの皆さんも多いのではないでしょうか。
DRIMO編集部としてもうれしい限りです。というわけで、早速編集部も初日の19日に行ってきました。その模様をお伝えしたいと思います。
今年は小ぢんまりと聞いていたけど・・・
こんにちは、新入り編集スタッフSです。
私は、キャンピングカーや車中泊について興味津々だけどまだ初心者で、キャンピングカーショーに行くのも今回が初めてでした。
例年50社くらいは出展するところを、今年は35社と、大体3分の2。
会場も今までよりも狭いようだ、と事前に聞いていたので、「そうか、(私にとっては)記念すべきキャンピングカーショー初取材なのに、もしかしたらしょぼいのかも」とちょっと心配していました。
しかし、です。
会場に入って上から全体が見えた瞬間、なかなかどうして、ぎっしり色々なタイプのキャンピングカーが並んでいるではありませんか!
来場者もけっこうな数の人が行き来しているし、内装の見学のために順番待ちしている様子も見える。私も一気にテンションが上がりました。
ビルダーそれぞれの「推し」はさまざま
開催前に主催者(東京キャンピングカーショー2020実行委員会)が出していたプレスリリースには、「~今、キャンピングカーに注目!?~リモートワークの拠点として、災害の避難用シェルターとして、新たな活用法が広がる」というテーマが書かれていました。
出展各社も、このテーマに沿った打ち出しをしてくるところが多いのかと思っていましたが、実際にはビルダーさんそれぞれに自社製品の特長をアピールしていました。
納期最短で1カ月、リチウムイオンバッテリー搭載、家庭用エアコン装備、水平ポップアップルーフ、自社設計開発の充電システム、同時にWiFi機器が5台まで使える、雪国断熱、立体駐車場に入ります・・・などなど、各社の「イチオシ」ポイントはさまざま。
ただ、傾向として、暑さおよび寒さ対策と電源をどうするか、という2点に力を注いでいるビルダーさんが多かったようです。
それだけクルマの中で快適に長時間滞在する、就寝するというのは大変なことなんだと改めて思いました。
目に付いたブースをいくつか紹介
キャンピングカーユーザーや業界関係者には不思議ではないのかもしれませんが、バンコン、中でもハイエースベースの車両が予想をはるかに上回る数で驚きました。
いやしかし、バンコンにキャブコン、トレーラー、軽キャンピングカー・・・。全てのタイプのキャンピングカーがずらりとそろっており、会場を一周しただけでは全くなにがなにやら把握できません。
同じタイプの車両でも、各社デザインもテーマも違っていて、次から次へと目移りするばかり。
もしこれを買ったら、誰とどこへ行ってあんなことしよう、こんなこともしたい・・・と、どんどん妄想が膨らんでいきます。
個別の感想は書きだしたらキリがないのですが、特に気になったブースをいくつか紹介します。
こちらは、ニートRVが輸入・販売している米国ウィネベーゴ社製の新型キャンピングトレーラー 「ボヤージュ フィフスホイール V3134RL」です。
一見、テーマパークのアトラクションかと見間違いそうなほど大きなこのトレーラーハウスに、多くの人が集まっていました。
内装を見学するための行列もずっと途切れず。私は閉館間際にやっと中に入ることができました。
今年はコロナの影響で、タレントさんが参加するようなイベントは行われていませんでしたが、そんな中、唯一イベントのようなものだったのが、ナッツRVが自社開発した革新的充電システム「エボリューション」の説明会。
実際に設計・開発を担当した社員の方が、白衣を着て、ノリノリな感じで解説をしていました。
今までも、色々なイベントでエボリューションシステムの説明会は行われていたらしいのですが、今回の東京キャンピングカーショーでは、フィジカルディスタンスのために間隔を大きく開けて、座席が置かれていました。
また、キャンプ用品やアウトドア製品のアウトレットセールもなかなか盛況のようでした。
出展車両以外で目立っていたのは?
キャンピングカーユーザーの方やキャンピングカーショーに何度も来たことがある方にとっては、当たり前のことなのかもしれませんが、会場内にペット(犬)連れのお客さんが、思った以上に多いのには驚きました。
でも、確かにそうですよね。ペットを連れての外泊や旅行にもキャンピングカーは便利。電車にもペットは載せられるけど、他の乗客に気を遣いますし、飛行機だと貨物室預かりになってしまいます。
その点キャンピングカーなら、ペットを含む家族全員が、ひょいと乗り込めばすぐに出発!ペット可の宿を探す手間も省けます。ペットを飼っている人のキャンピングカー需要は侮れないと感じました。
それと余談かもしれませんが、もう一つ。会場内で密かに目立っていたのがYouTuberの存在。
「あ、この人たち観たことある」という方をあちらこちらで発見しました。直接キャンピングカーとは関係ない話ですが、「これも今の時代の特徴だ」と思いました。
まとめ
会場のエントランスでは、今やお約束のコロナ対策がしっかりされていました。
私はキャンピングカーショーに来たのが初めてだったので、来場者が例年に比べて多かったのか少なかったのか、初日の土曜の時点ではわかりませんでしたが、印象としてはかなりの人出だったように思います。
※閉幕後の主催者発表では、3日間の来場者数は11,371人とのことでした。
「新型コロナの影響はありましたか」と私が質問すると、あるビルダーのスタッフの方は「一時期、港に船が着かず輸入部品が入ってこなかったけれど、今はそれも解消されています」と答えてくれました。いろいろ元に戻りつつあるようで良かったです。
今回の東京キャンピングカーショー2020だけでなく、毎年行われている様々なキャンピングカーショーも無事に再開されることを願っています。