【体験記】岐阜・養老の滝に車旅!周辺の観光スポットと道の駅 月見の里も紹介!
「岐阜県に車旅するならどこがいいかな」と思ったら、超有名な養老の滝は外せないでしょう。
名古屋から50km、京都から110km。
道路の混雑状況にもよりますが、関西や東海地方からの日帰りドライブの目的地にも向いています。
とはいえ、よく知らないからどんなところか調べたい。
養老の滝だけでなく、その周辺の観光スポットや道の駅についても知りたいし、道中の道路状況や観光スポットの駐車場事情も行く前にわかると旅の計画が立てやすいですよね。
そんな疑問に答えるべく、家族4人、日帰りで岐阜・養老の滝周辺を巡った体験をレポート。
養老の滝の魅力、子どもも楽しめる遊び場、地元グルメ、道の駅のリアル情報までをたっぷり紹介します。
大型のキャンピングカーに乗って行ったので、道幅や駐車場での止めやすさの参考にもなると思います。
わが家のキャンピングカーはバンテックのキャブコン

筆者は、これまで4人家族で岐阜県や長野県、福井県などをキャンピングカーで車中泊をしてきました。
わが家の旅のモットーは、地方の名産品を食べること。
岐阜県では飛騨牛、長野県では信州そば、福井県では冬の時期に越前ガニなど、ご当地グルメを堪能してきました。
未就学児の子どもがいるため、日帰りや1泊2日の短期旅が多いですが、宿泊する際は各地のRVパークを利用しながらキャンピングカー旅を楽しんでいます。
愛用しているキャンピングカーは、12年前に筆者の父が購入した国内大手キャンピングカーメーカー・バンテックのレオバンクス。
2005年式トヨタ・カムロードをベース車にしているキャブコンタイプ(居室部分を大幅に改造)の大型キャンピングカーです。
子どもが産まれる前はアウトドアが大好きな父に連れられ、親子でよくキャンプ場などで車中泊をした思い出が詰まった車でもあります。

「孫たちにいろいろな景色を見せてあげなさい」
父親のありがたい言葉のおかげで今では、キャンピングカーは息子たちの「第2の家」です。
今回は日帰り旅行でしたが、やっぱりキャンピングカーで行くことにしました。
今回行ったのは養老の滝と周辺の観光スポット
愛知県の犬山市を朝9時ごろに出発し、高速は使わず下道(一般道)で岐阜県養老郡養老町に向かいました。
養老は岐阜県の南西部に位置し、名古屋からは車で約1時間の距離です。
養老山の養老の滝から麓の県道まで東北東に広がっている「養老公園」というところがあるのですが、行ったことがなかったわが家。
養老の滝・養老天命反転地・岐阜県こどもの国をまとめて楽しむことができると知り、養老公園に行くことに決めました。
養老公園は広大で、園内には駐車場が点在しています。
養老の滝・養老天命反転地・岐阜県こどもの国、それぞれの最寄りの駐車場も併せて紹介します。
また、養老公園の近くにある道の駅・月見の里には足湯があり、子どもたちは足湯に入ったことがなかったため、帰り道に寄ることにしました。
日本の滝百選「養老の滝」

養老の滝は、「日本の滝百選」にも選ばれている人気の観光スポット。
高さ約30m・幅約4mの滝を間近で見ることができます。
親孝行の息子が年老いた父のために水を汲みに行ったところ、滝の水が酒に変わったという言い伝えがある「養老孝子伝説」でも有名です。
養老の滝に行ってみた感想
滝のすぐ目の前まで行けて、迫力満点。子どもたちも大興奮でした。
滝までの道もきれいに整備されていて歩きやすく、自然の中を気持ちよく散歩できました。
途中の高台からは、養老の町が一望できる絶景ポイントも。
思わず立ち止まって写真を撮りたくなる景色でした。
ちょっと大変だったのは、滝までの道。階段が多く、傾斜もけっこう急でした。
徒歩10分ほどの距離ですが、思った以上に体力を消耗しました。
足腰が弱い方や小さなお子さん連れの場合は、ゆっくり登るのがおすすめです。
私たちが行ったのは平日だったので、混雑もほとんどなく、滝に行く途中で出会ったのは3組ほど。
静かな雰囲気の中で滝の音を聞きながらのんびり過ごせて、癒しの時間になりました。
営業時間:9:00~17:00
所在地:〒503-1267 岐阜県養老郡養老町高林1298-2
料金:無料
詳細はこちら▷公式HP
養老の滝の駐車場は2カ所

養老の滝には有料と無料の駐車場があります。
[養老の滝駐車場・有料]
・滝から近い有料駐車場(平日:500円・土日祝:1000円)
・駐車可能台数:80台
[養老の滝入口駐車場・無料]
・滝からは徒歩30分~40分ほどの無料駐車場
・駐車可能台数:165台
今回は滝までは徒歩10分ほどの有料駐車場を利用しました。
小さい子ども連れでも無理なく歩ける距離です。
駐車場入り口の料金所には屋根があり、キャンピングカーのルーフが当たらないか心配でしたが、高さ2.85mのキャブコンでも問題なく通過できました。
駐車場は狭くはないですが駐車区画が斜めになっているため、少し停めづらさを感じるかもしれません。
有料駐車場までの道はヘアピンカーブが続きます。
道幅も広くないので対向車には特に注意が必要でした。
不思議体験スポット「養老天命反転地」

養老の滝から車で5分ほどの距離にある養老天命反転地。
広大な自然の中に大きなモニュメントが並ぶ体験型のテーマパークです。
水平・垂直な線は極力排除されている、トリックアートのような施設になっています。
別名「日本一危険な公園」とも言われているようです。
養老天命反転地に行ってみた感想
養老天命反転地は、大人も子どもも、まるで“異世界に迷い込んだような感覚”になれてとても面白かったです。
敷地がとても広く、歩くだけでもいい運動になります。
体を動かしながらアートを体感できるのは、こういう施設ならではの魅力。
園内は見晴らしがよく、ところどころで美しい景色を楽しめました。
また、駐車場から施設の入口までも近く、小さな子ども連れでも移動がラクなのが助かりました。
ただ、施設内には自動販売機がないため、飲み物は事前に購入しておくのがおすすめです。
また、斜面が多く地面が硬い場所や、草で少し滑りやすいエリアもあります。転倒しないよう注意が必要でした。
2メートルほどの大きな穴がいくつかあるため、小さなお子さんがいる場合は目を離さないようにしましょう。
養老天命反転地は、見て・歩いて・体で感じるユニークな体験スポットですが、雨の日や地面が湿っている日は滑りやすいため、訪れる際はできれば天候の良い日を選んで、動きやすい運動靴で行くのが安心です。
営業時間:9:00〜17:00(最終入場16:30)
住所:〒503-1267 岐阜県養老郡養老町高林1298-2
料金:有料(大人850円・高校生550円・小中学生350円・小学生未満は無料)
詳細はこちら▷公式HP
養老天命反転地、最寄りの駐車場はこちら
養老天命反転地に行くには、養老公園第2駐車場がおすすめ。
第2駐車場は広々していて大型キャンピングカーでも停めやすかったです。
駐車場の横にはトイレがあり、屋外で食事ができる飲食店も数軒ありました。
養老の滝を出てすぐの道路は山道で道幅は狭いですが、しばらくすると道が開けてきます。
養老天命反転地の付近の道路は問題なくスムーズに走行できました。
[養老公園第2駐車場・無料]
・施設から徒歩5分ほどの無料駐車場
・駐車可能数:約150台
子ども連れにおすすめ!「岐阜県こどもの国」

岐阜県こどもの国には、養老天命反転地からキャンピングカーで3分ほどで着きます。
広い公園で遊具の種類も多く、養老の滝観光のついでに来ている家族連れが多い印象でした。
屋根付きの1歳~3歳専用の遊ぶスペースもあり、小さい子どもも安心して利用できます。
遊具の種類が多く、未就学児~小学生ぐらいまでの子どもたちでにぎわっていました。
ペットは遊具や芝生エリア、川などは同伴禁止。
通路のみ利用可能です。
岐阜県こどもの国に行ってみた感想
こどもの国には小さな子どもでも楽しめる遊具が多く、家族みんなでのんびり過ごせました。
敷地も広く、思いきり体を動かせるので子どもたちは大はしゃぎ!
園内にはトイレや自動販売機もいくつか設置されていて、長時間の滞在でも安心でした。
ただし、ペット同伴では利用できないエリアが多いため、ペット連れの人は事前に確認しておくとよいでしょう。
駐車場がやや狭い点を除けば、キャンピングカーでも問題なく訪れることができました。
新しい遊具も多く、家族連れにはとてもおすすめの公園。
子どもたちがのびのび遊べる、お出かけスポットでした。
営業時間:9:00〜17:00
住所:〒503-1267 岐阜県養老郡養老町高林1298-2
料金:無料
詳細はこちら▷公式HP
岐阜県こどもの国の駐車場はこちら

[こどもの国駐車場・無料]
・公園から徒歩2分ほどの無料駐車場
・駐車可能台数:138台(障害者専用:3台)
こどもの国駐車場は入口が狭めです。駐車場の入口にのみ、屋根があります。
わが家のキャブコンはバンクベッド(運転席上の張り出し)の右側が屋根に当たる可能性があったため、屋根を避けるように左寄りに通過したところ、無事に駐車場に入ることができました。
駐車場のつくり自体もコンパクトなため、少し停めづらかったです。
養老天命反転地からこどもの国までの道幅は広く、こどもの国の駐車場までは特に問題なく走行できたので、キャンピングカーでも安心です。
道の駅「月見の里 南濃」で食事&足湯体験

養老の滝近くでおすすめの道の駅は「月見の里 南濃」。
「月見の里 南濃」は、岐阜県こどもの国からキャンピングカーで15分ほどの距離にあります。
国道258号線沿いにあって、農産物直売所やレストラン、無料の足湯も併設されている車中泊も可能な道の駅です。

わが家は「月見の里」に来るのは3回目。
3回とも車中泊はしていませんが、1回目は平日、2回目は土曜日に利用しました。
土曜日の駐車場は満車の状態で、停めるまでに15分ほど待ちました。

【駐車場は普通車と大型車の2カ所】
・普通車:103台、大型車:27台、身障者用(屋根付き)2台
平面で停めやすいですが、駐車場自体はコンパクトな印象です。
普通車駐車場にキャブコンを停めた際、少し狭さを感じました。
大型車駐車場にも普通車が停められるスペースはありますが、休憩をしているトラックも多いため、夜間は音など気になるかもしれません。

トイレは南側と北側に2カ所設置されています。

北側トイレはセキュリティー上、営業時間外は使用できません。

南側トイレは24時間使用可能です。

南側トイレは多目的やこどもトイレもあり、広くてきれいでした。
もし月見の里で夜間に仮眠するなら、南側トイレの利用がおすすめです。

農産物直売所では旬の果物が並んでいます。

子どもたちがお腹を空かせていたので、ファストフード店でバニラソフトクリームと焼きそば、五平餅を注文しました。

バニラソフトクリーム450円。
ジェラートに近いさっぱりした味でした。

焼きそばと五平餅はできたてをいただきました。
焼きそば420円、五平餅320円。

ファストフード店以外にも、うどんやそばのお店もありました。

軽食をとった後は、足湯へ。

近くの温泉「水晶の湯」と同じ源泉を利用しています。
足湯の温度は40度で、ジェット付き。温度も心地よく家族で癒されました。
足湯の利用時間は8:30~17:30。
月曜・金曜は清掃のため15:00までとのこと。
週末は少し混雑する印象でした。
道の駅「月見の里」に行ってみた感想
月見の里には飲食店が多く、食事の選択肢が豊富なのがうれしかったです。
地産品を買ったり、食事を楽しんだりしながら休憩できるのは、ドライブの途中にも便利。
また、無料で利用できる足湯があり、旅の疲れを癒すのにちょうどいいスポットでした。
トイレも清潔に保たれていて快適に使えます。
さらに、2キロほど離れたところには温泉施設「水晶の湯」もあるので、立ち寄ってリフレッシュするのもおすすめです。
一方で、国道沿いにあるため、車の出入りが多く、通行音が少し気になりました。
「月見の里」で仮眠する場合は、できるだけ道路沿いから離れたスペースに駐車すると静かに過ごせると思いました。
道の駅「月見の里」
営業時間:8:00~18:00
住所:〒503-0413 岐阜県海津市南濃町羽沢673-1
料金:無料
詳細はこちら▷公式HP
※道の駅での車中泊は、休憩・仮眠目的での短時間利用が前提です。
長時間の滞在やキャンプ行為は禁止されている場合があります。
また、ゴミの持ち帰りや夜間は静かに過ごすなどマナーを守って、気持ちよく利用しましょう。
岐阜・養老の滝は家族での車旅にぴったり!
今回は実際にキャンピングカーで行った岐阜県の養老の滝と周辺の観光スポット、道の駅を紹介しました。
豊かな自然だけでなく、思った以上に様々な楽しみ方ができました。
狭い山道もありましたが、キャンピングカーでの移動でも大きな問題がなく、養老の観光スポットを巡ることができました。
今回のコースは子ども連れにもピッタリ。ぜひ車旅の計画に入れてみてください。