レンタルキャンピングカー1泊2日で紅葉狩りの旅。in 山梨県都留市(後編)
リニア見学センター
「道の駅 つる」から車で3分ほどの位置には「リニア見学センター」があります。リニア見学センターは2014年4月にオープンし、リニアモーターカーについての知識を学べたり、体験ができる「どきどき リニア館」と山梨県の観光情報の紹介やリニアグッズを販売している「わくわく やまなし館」が敷地内にあります。
どきどきリニア館に入り、まず目に飛び込んでくるのがこのリニアモーターカー。2003年に鉄道の世界最高最高速度581Km(当時)を樹立した時の実験車両(実物)です。
外観はとても未来的ですが、中に入ると、ちょっと小さめの新幹線といった感じ。展示用のため左側の座席はない状態ですが、実際のリニアモーターカーの座席は新幹線よりも1列少ない4列となるそうです。
2Fに上がると、リニアモーターカーが浮上する仕組みなど、リニアモーターカーの仕組みを体験しながら学べる展示がたくさんあります。
中でも特に人気なのが磁気浮上を体験できるこちらの実験装置。大人1人で乗るのはちょっと恥ずかしかったですが、地面との摩擦がなく前後に動くこの不思議な感じは1度体験してみる価値ありです!
2Fにはリニアモーターカーの走行試験を間近で見られる屋外見学テラスもあります。しかし、残念なことに現在は改良型試験車両の製造中とのことで、2020年の5月頃まで走行試験は実施されない予定とのこと。新しい車両のお披露目が今から待ち遠しいですね。
3Fにはリニアモーターカーが開通された後の未来の山梨県を想像して造られた巨大ジオラマがあります。バックには四季折々の山梨の風景がスクリーンに映し出され、車や電車、リニアモーターカーが走るリアルなジオラマに大人も大興奮でした。
リニアモーターカーを満喫した後はもうひとつの建物、「わくわく やまなし館」へ。
館内の1階にはここでしか買えないリニア関連グッズや山梨県のお土産を販売している「ショップ2027」があります。(2027年は品川と名古屋を結ぶリニアモーターカーの開通予定年)
リニアモーターカーのグッズに大人も子供も大喜び間違いなしです。ここの売れ筋No.1商品は、「リニア見学センターオリジナルクッキー」だそうです。
2階には山梨県の観光情報コーナーがあります。編集部でお邪魔した時間が閉館間際でしたのでスクリーンに映像は映し出されていませんが、普段は映像やパネルで山梨県の観光情報が紹介されています。各市町村のパンフレットもあるので、山梨県に旅行される際はここで情報収集するのも良さそうです。
3階はリニアモーターカーの走行試験を見学できる展望室になっており、リニアモーターカーの走行試験が行われる際には見ることが出来ます。どきどきリニア館の展望室よりもやや低い位置にあるので、また違った角度からリニアモーターカーを見ることができそうですね。
訪れる前は子供向けの施設かと思っていましたが、実際には大人も楽しめるコンテンツが盛りだくさん。リニアモータカーについて学んだり、体験したりできるのはリニア見学センターだけ!ぜひ遊びに行ってみてください。駐車場も広く、キャンピングカーでも問題なく停めることができました。
山梨県立リニア見学センター
所在地:山梨県都留市小形山2381
TEL:0554-45-8121
開館時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
休館日:公式サイトのカレンダーをご確認ください
公式サイト:https://www.linear-museum.pref.yamanashi.jp/index.html
リニア見学センターで楽しんでいたら、すっかり日もくれてしまい。なんだか空腹に・・・
今回、色々と都留市のおすすめスポットを教えてくださった、「生涯活躍のまち・つる推進協会」の柿沼さん、藤島さん(前編参照)と合流し、おすすめの焼き鳥屋さんへ向かいます。
本格炭火やきとり またぎや
今回の旅の最後となる焼き鳥屋さんは都留市上谷にある居酒屋「またぎや」さん。
東京の立川で17年間焼き鳥屋をされていたご主人自慢のヤキトンや焼き鳥は絶品。写真に写っているお魚は珍しいヤマメの刺身。川魚であるヤマメは淡白な味のイメージがありますが、またぎやさんのヤマメは脂がのっていて非常に美味です。
ご主人は、釣りが大の趣味で東京から都留市に移住されたそうです。
本格炭火やきとり またぎや
所在地:山梨県都留市上谷6-10-2 フェスタイン1F
TEL:0554-56-9004
営業時間:17:00〜22:30(L.O.22:00)
定休日:月曜日
生涯活躍のまち・つる推進協会
美味しい食事に舌鼓を打ちながら、「生涯活躍のまち・つる推進協会」の活動や都留市の魅力についてお話しを聞かせていただきました。
「生涯活躍のまち・つる推進協会」では”多世代にわたる市民が生涯を通じて活躍し、いきいきと暮らせる環境を多様なプレイヤーの共創により実現する“をミッションに掲げ、健康増進・仕事創出・生涯学習・移住促進の4つのテーマで事業を創出されているそうです。
柿沼さんと藤島さんも元々は東京のご出身ですが、半年ほど前に都留市に移住し、現在は主に都留市への移住促進事業に従事されています。そんなお二人が感じる都留市の魅力についてお聞きすると「自然がたくさんあるのに都心へのアクセスが良い」「外から来た人に対しても寛容な文化があるので移住者にとっても居心地が良い」との答えが返ってきました。
都留市は人口3万人ほどの市ですが、人口の10%にあたる約3,000人は都留文科大学の学生さん。毎年800人近い学生さんが都留市に新しく住み始めたり、逆に卒業生を送り出したりと人口の規模に対してヒトの行き交う割合が非常に多いという背景があるので、「移住者に対しても寛容なまち」なのだそうです。
また、「teraco」で出会った佐々木さんや「またぎや」のご主人のように都留市の雄大な自然に魅かれて移住する方も多いとのこと。車で少し走れば、富士山の美しい水が流れる桂川や「新・花の百名山」に選ばれた三ツ峠山や二十六夜山、富士五湖方面にも近く、釣りやトレッキングなどを楽しむ人には最高の環境です。キャンピングカーを使って山梨県に遊びに行く際の拠点としてもとても良い環境だと感じました。
今回は一泊二日での都留市への旅でしたが、素敵な人や場所との出会いがたくさんありました。DRIMO編集部でもまたゆっくり遊びに行きたいと思います。読者の皆様もぜひ一度、都留市に足を運んでみてください。
今回取材にご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
・生涯活躍のまち・つる推進協会 様
・都留戸沢の森 和みの里キャンプ場(芭蕉月待ちの湯)様
・コワーキングコミュニティteraco 様
・道の駅 つる(RVパーク つる) 様
・山梨県立リニア見学センター 様
・本格炭火やきとり またぎや 様