今なら無料で車中泊できる!福島県飯館村のRVパークに行ってきました!【村民の森 あいの沢 オートキャンプ場】
目次
アンケートに答える代わりに無料で利用できます。
当面の間はモニター期間に無料で利用してもらい、アンケートによって意見を集めて改善点を明確にしつつ、利用エリアの拡大など完全再開を目指すということです。
受付時に住所、氏名、電話番号、車種、ナンバーなどを記入します。
オプションとしてゴミ袋(100円)。
支払い後は注意事項がかかれたパンフレットや手作りの敷地内の案内図、そしてアンケート用紙が渡されます。
帰りにご意見・ご要望を記入したアンケート用紙を提出してください。
それでは次にそれぞれの設備・サービス・オートキャンプ場の様子について紹介していきましょう。
おすすめポイント1 設備が充実していてきれいなで便利
村民の森 あいの沢 オートキャンプ場の設備はきれいで便利なものばかり。
実際に利用してみてキャンプ・車中泊ビギナーでも使いやすい施設だと思いました。
トイレはバリアフリーにも対応
女子トイレは、温水便座が2基。男子トイレは、小便器が2基、温水便座が1基となります。
バリアフリー設備となっており、車椅子専用トイレも設置されていました。
コインシャワー室は有料。100円玉を忘れずに。
トイレの奥には、男女一基ずつのコインシャワーがあります。
100円で12分とかなり長めの設定。
ボイラーは、一般家庭で使われている「ノーリツ」製で気軽に温度調節ができて使い勝手が良いです。
寒い日でも、温度を高めに設定し、12分もあれば全身ぽかぽか。
注意点が1つ。100円入れたと同時にカウントがはじまるので、「衣類を脱いでから、お金入れてね」と管理人さんから助言をいただきました。
また、100円玉しか使えないので、事前に両替しておくことをお忘れなく!
薪と炭は現地で購入できます。
管理棟では薪(800円)、木炭(700円)が販売されていました。
ただし、今現在テントなどのレンタル用品は一切ないので、キャンプ道具は持参してくださいとのこと。
家から出かける前にチェックシートなどを作るなどして、いつもより慎重に忘れ物確認をしてください。
ゴミ処理も有料です。
オートキャンプで出たゴミは有料で引き取ってもらえます。
受付時にごみ処理料として100円が必要となります。
市指定のゴミ袋1枚と透明ゴミ袋4枚が渡されます。
マナー違反の抑制に繋げるため、ゴミ袋には「サイトの番号」が記入されます。
ルールを守ってゴミを捨てましょう。
ゴミは、管理事務所横にある集積所に分別して捨てることができます。
中が広いのでとても使いやすかったです。
オートキャンプサイトは15カ所。
オートキャンプサイトは全部で15カ所。
全てのサイトで電源が使えます。
サイトによって駐車スペースやテントスペースなどの広さが異なります。
電話予約のときに、車の大きさを伝えるなど確認したほうがよいです。
サイトによっては砂利が敷いていないところもあるので、重量のあるキャンピングカーなどはスタッグする恐れがあります。
事前確認はしっかり行ってください。
一番奥にある1番のサイトから炊事場まで徒歩約2分、トイレ、コインシャワーまで徒歩約3分と、こぢんまりしたオートキャンプ場です。
こちらは駐車スペースが砂利のオートキャプサイトの様子。
駐車スペースに車を縦に置くサイトの地面はやわらかい土でした。
オートキャンプサイトはできて間もないため、地面は硬くなく、しかも私たちが行ったときは前日に雨が降ったので若干土が湿っていました。
乗用車であれば問題ないですが、キャンピングカー(特にFR)など思い車は、スタック防止のため、地面が砂利のサイトがおすすめです。
また、斜面らなっている場所もあるので、車中泊をする場合は、斜面ではないサイトを選んだほうが無難。
一例ですが、7番のサイトは車体を水平にするレベラーでは修正不可能な傾斜でした。
AC電源は各サイトに1つずつあります。
各オートキャンプサイトには、電源ポールが設置されていました。防水カバー付きなので、雨天時でも安心して電源が使えます。
コンセントは2口あって脱落防止機能付き。
3ピンコンセント(アース付き)対応型でした。
もちろん通常のコンセント(2ピン)でも使用可能です。
設置場所はサイトによってまちまちなので、延長ケーブルを持参することをおすすめします。
炊事場は4カ所。
炊事場は全部で4カ所。
どこもお湯が出ません。
また、残飯受けが設置されていないので、食べ残しなど直接流す行為はNG。
食器や鍋についた汚れは事前に拭き取るなどの工夫が必要です。
煮炊きできる釜戸もありました。
雨の日でも屋根付きなので安心して作業ができます。
スポンジ、洗剤などは設置していないので各自で準備しましょう。
桜がきれいな広々とした駐車場。
管理棟の後ろに広い駐車場があります。
私たちが行ったときは駐車場の奥側に桜が咲き誇っていました。
キャンピングカーを停めて花見ができます。
今年の桜はさすがにもう終わりましたが、ここは桜の季節が関東よりも遅いので、4月下旬でも桜を見ることができますよ!
おすすめポイント2 施設内には整備された散策コース
福島県遊歩道50選に選定された遊歩道。
敷地内は手入れされた桜や白樺などがあります。
奥に入っていくと林やため池があり、のどかな景色の中を歩くのは心地よかったです。
さまざまな散歩コースが整備されているので、自然とふれあいながら歩いてみてはいかがでしょう。
私たちか行ったときは間もなく最盛期を迎える紫陽花が出番をまっていました。
石の産地・福島ならではの案内板
福島は御影石の産地として知られているそう。
遊歩道の案内板も御影石でできているほか、全国から「愛」をテーマに集まった俳句が御影石に刻まれ、250基設置されています。
家族愛、夫婦愛、恋人への愛を感じながら散策してみてはいかがですか?
ため池やオブジェ、展望台などがあって、飽きずに散歩できます。
施設の敷地の真ん中にあるため池には「あいの浮き橋」という浮橋があります。
橋を渡ると池のほとりに、手を取り合った男女の像がベンチに仲良く腰掛けていました。
こちらはスタッフ手作りの虫のオブジェ。
山の斜面に這いつくばっています。
トンボ、バッタ、カタツムリなどのオブジェがかわいかったです。
小さなお子さんを連れていって見せたら、テンション上がること間違いなし!!
途中の展望台・「展望四阿」からは見晴らしのよい風景が広がり、ため池一面を見渡すことができます。
おすすめポイント3 とても静かで、街の明かりも届かなくて星空がきれい。
幹線道路からかなり奥まったところにオートキャンプ場があるので車の騒音は一切なし。
街の明かりは届かず、各キャンプサイトのライトや焚き火のみ。
晴れていたら、夜は見上げると満天の星空が見えます。
天体マニアはもちろん、単に星空を眺めるだけでも頃が洗われるような気分。
いちばんのおすすめポイントかもしれません。
ただし、トイレに行くときは懐中電灯をお忘れなく!!
おすすめポイント4 近隣に道の駅があり、地元の食材が調達できる。
いいたて村の道の駅 までい館 ※常磐自動車道利用の場合
常磐自動車道南相馬インターから車で約22分のところに「いいたて村の道の駅 までい館」があります。
「村民の森あいの沢」へはさらに車で6分。
食料調達はここがおすすめ。施設内には地元の農家さんが丹精込めた育てた野菜や米、周辺地域で作られた加工品、特産品、お酒などが購入することができます。
干物や真空パックされたアヒージョ、お刺身などキャンプにすぐ使える食材がいっぱい!!
さらに、営業時間に制限がありますがコンビニ「セブンイレブン(6:00~20:00)」も併設。
暖かい日には、広い公園を散策することもできます。
道の駅 川俣 ※東北自動車道を利用した場合
東北自動車道「福島西インター」または「二本松インター」から、飯舘村に行く途中の川俣町へは車で約30分前後の距離。
川俣町にある「道の駅 川俣」では全国的なブランド地鶏「川俣シャモ」を購入することができます。
このほか周辺には、地元のスーパーやホームセンター、ドラックストアが立ち並んでいます。
「村民の森 あいの沢」は川俣町からさらに車で30分の距離です。
よりみちするならおすすすめしたい店
最後に、道の駅以外におすすめしたいお店を1つ紹介したいと思います。
洋菓子工房 Kanno
小さな洋菓子店ですが地元では人気店。
ショートケーキ、焼き菓子、焼きドーナツなど種類豊富。
パウンドケーキは果実のおいしさをそのまま生かしてしっとりと焼き上げています。
冷蔵庫要らずの焼き菓子を3時のおやつに買ってみるのもいいかもしれません。
まとめ
除染で敷地内の放射線量が減少し、運営再開が決定。飯館村で安心・安全なキャンプを楽しめるようになりました。
私たちが行ったときは、施設の拡充や、入浴施設の再開などを目指し、スタッフのみなさんがいろいろと準備をしていました。
「施設の利用を通じて村の活性化につなげていきたい」とおっしゃっていたのが印象的でした。
自然豊かな環境で、夜は星いっぱいの空の下でのキャンプは楽しい経験になると思います。
無料モニターの終了時期は特に決めてないそうです。
昨今のアウトドアブームで、どこのオートキャンプ場も基本有料です。
冬季閉鎖となる12月までにぜひ出かけてみてください。
そして、アンケートに答えて、より良いオートキャンプ場作りに協力してみてはいかがですか?
私たちが退出時に「上り坂に足元ライトが欲しいです」と書いたら、早速管理人さんがホワイトボードに書き込んで「私ら日中しか居ないから気が付かなかった。すぐに取り付けます」とのこと。
次回来るのが楽しみです。