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【千葉・房総】自宅を引き払い車上生活する58歳がよく行く九十九里の車中泊スポット3選

自宅を引き払い車上生活する58歳がよく行く九十九里の車中泊スポット3選

房総半島で大海原を眺めながら、のんびり過ごしたい。

そんな時は、いすみ市や一宮町がおすすめです。

筆者(以後、寅造)は、自宅を引き払って関東周辺のあちこちで車中泊生活を続けています。

なかでも「海辺でゆっくり過ごしたいな」と思ったときにふらり向かうのが、千葉・房総エリアです。

房総には海辺の車中泊スポットが数多くあるのですが、今回はその中から、いすみ市周辺の3カ所を紹介します。

どれも、波音を聴きながら眠れる車中泊スポットです。

さらに、周辺のグルメや観光スポット、入浴施設もあわせて紹介しますので、千葉・房総方面で車中泊を考えている方は、参考にしてください。

海辺と車上生活と、少しのお酒


海沿いで車中泊している様子

車上生活、かっこよく言えばバンライフをしている寅造です(ただし、僕はかっこよくはないです)。

もともとは夜勤中心の仕事をしながら、週末に趣味として車中泊旅をしていました。

それがいつの間にかアパートを引き払い、帰る家をなくし軽自動車で暮らして約2年になります。

車中泊で使っているコンロで調理中

仕事のある日は、東京や横浜の街中で車中泊。

時間ができたら、ふらっと山や海へ。

とくに気に入っているのは、海辺で波音を聴きながら、夜空の星を眺めながら、酒を呑んで眠るのが最高です。

そんな海辺の車中泊でよく行くのが千葉県・外房エリア。

広くて開放感がすごい太平洋沿岸がおすすめです。

波音を聴きながら過ごす:一宮海岸駐車場(北側・南側)


一宮海岸

千葉県房総半島の太平洋側に広がる九十九里浜は、日本でも有数の広大な砂浜で、のどかな風景と潮風が心地よいエリアです。

一宮海岸駐車場の様子

その南端に位置する一宮町は、おしゃれなカフェやサーフショップが点在する「サーフィンの聖地」。

2021年の東京オリンピックでは、サーフィン競技の会場にも選ばれました。

一宮海岸駐車場(北側・南側)について



一宮海岸には、北側と南側の2カ所に駐車場があります。

どちらもトイレ・シャワー(水)完備で、海遊びを楽しむ環境が整っています。

一宮海岸駐車場の料金案内看板

所在地:千葉県長生郡一宮町一宮
アクセス:東京湾アクアライン→圏央道→茂原長南IC→国道128号線、都心より1時間30分
駐車可能台数:北 約200台、南 約200台
駐車料金
・4月26日~6月30日:500円
・7月1日~9月30日:1,000円
・10月1日~1月12日:500円
有料期間:4月26日(土)〜1月12日(月・祝)
有料時間:6:00〜15:00
支払方法:出入り口にいる係員に、現金手渡し
詳細はこちら▷一宮町役場



設備について


一宮海岸のトイレ

トイレ完備(洋式、ウォシュレットあり)
水シャワー:あり
夜間照明少なめ:星が綺麗に見える環境
徒歩圏にコンビニなし:事前にスーパーなどで食料などを購入していくのが良いでしょう。



使ってみての感想


一宮海岸駐車場で見える朝日

一宮海岸駐車場は、駐車スペースが広く停めやすいのが魅力。

海に面した場所にも車を停められるため、時間帯が合えば海を眺めながら過ごすことも可能です。

夜になると、波打ち際が近いので、波音がとても大きく聞こえてきます。

また晴れていれば星空もよく見え、海と空に包まれて眠る――そんな時間が過ごせます。

昼間はサーファー客でにぎわいますが、平日の駐車は比較的余裕があります。

土日も夕方以降であれば混雑は緩和されます。

周辺の観光スポット:奇岩・夫婦岩


夫婦岩の駐車場

一宮海岸から大原海水浴場方面に向かう途中の海岸沿にある奇岩・夫婦岩です。

大小2つの岩が寄り添うように並んでおり、その姿から「夫婦岩」と呼ばれています。

大自然が作り出した素敵な景観なので、ぜひ立ち寄ってみてください。

景色

写真は2024年の地震前に撮影したもので、現在は一部が崩落し、岩の形が少し変わってしまったそうです。

観光客は少なく、景色を眺めながらのんびりとした時間を過ごせました。

簡易トイレもあるため、静かな夜に星空を眺めながら車中泊も可能かも。

次回は満天の星空を狙って、夜の訪問にも挑戦してみたいと思っています。


所在地:千葉県いすみ市岬町和泉2364
設備:簡易トイレあり
駐車可能台数:約10台
詳細はこちらちば観光ナビ



食料の調達に便利!SENDO一宮店


SENDO一宮店の駐車場から見た店の外観

食料や日用品を調達したいとき、一宮海岸から車で5分の「SENDO(センドー)一宮店」がとても便利です。

店内

「SENDO」は千葉県内に店舗を展開する地元密着型のスーパーチェーン。

この一宮店では、地元産の新鮮な野菜や魚介類も多く揃っていて、観光客にも使いやすい印象です。

駐車場も広く、停めやすかったです。

星空車中泊:和泉浦海岸駐車場


和泉浦海岸駐車場の様子

一宮海岸から南へ進むと、いすみ市岬町に入ります。

その先、夷隅川(いすみがわ)河口に広がる和泉海岸は、全長約1,500メートルの砂州が続く、市街から離れた絶景ポイント。

和泉浦海岸駐車場はこんなとこ



所在地:千葉県いすみ市岬町和泉4457-28
アクセス:東京湾アクアライン→圏央道→千葉鶴舞IC→国道128号線、都心から1時間30分
料金:無料
トイレ:あり(洋式)
シャワー(水):あり
駐車可能台数:未確認ですが、かなり広いです。
混み具合 土日はサーファーで混みますが、広いので概ね駐車できます。
詳細はこちらいすみ市HP



使ってみての感想


和泉浦海岸駐車場の注意看板

和泉浦駐車場は、市街や国道から少し離れているため、夜は暗く見上げれば星がきれいに見えます。

波の音が響く静かな環境で、車中泊をするには最高のロケーションです。

このエリアは、ウミガメの保護区域としても知られています。

私は何度か足を運んでいますが、残念ながらまだ実際にウミガメに出会えたことはありません。

手軽に車中泊:大原海水浴場駐車場


大原海水浴場駐車場の様子

大原海水浴場駐車場は、大原港の近くにある便利なスポット。

比較的市街に近いため、買い出しや散策にも困りません。

このエリアもサーファーに人気で、駐車場は多くのサーファーで賑わっています。

大原海水浴場駐車場はこんなとこ



所在地:千葉県いすみ市深堀
料金:無料
アクセス
・九十九里有料道→九十九里ビーチライン→県道30号→国道128号 経由
・圏央道市原鶴舞料金所→国道297号と国道465号→国道128号 経由
トイレ(洋式):あり
シャワー(水):あり
駐車可能台数:270台
詳細はこちら▷いすみ市観光ポータルサイト


大原海水浴場駐車場のトイレ

使ってみての感想


駐車場はとても広く、平日や非シーズン中は余裕で停められます。

徒歩圏にコンビニがあるので、比較的便利な立地だと思います。

さらにすぐ隣の大原港では、毎週日曜に開催される朝市にも散歩がてら歩いて行けるので嬉しいですね。

周辺の散策ポイント:芝生の広がる「はらっぱ公園(旧サンライズガーデン)」


はらっぱ公園(旧サンライズガーデン)の様子

大原海水浴場駐車場から徒歩3分ほどの場所に、少し不思議な雰囲気の芝生広場「はらっぱ公園」があります。

この場所は、かつて「サンライズガーデン」という施設があった跡地で、今では自由に入れる公園として地域の人々に親しまれています。

はらっぱ公園(旧サンライズガーデン)の閉鎖されている施設

廃止された洋館風の建物やプール跡地が残っていて、ちょっと不思議な静けさがあります。

はらっぱ公園(旧サンライズガーデン)の様子

芝生はゆるやかな起伏があり、手入れも行き届いています。

小さい子向けの遊具もあり、天気の良い日なら心地よく過ごせそうです。


所在地:千葉県いすみ市深堀1712−1
アクセス:大原海水浴場駐車場から徒歩3分



房総半島で車中泊するなら行ってみてほしい観光スポット2選


港の朝市(大原港)


大原港の朝市

いすみ市・大原漁港で毎週開催されている「港の朝市」は、地元の海産物や特産品がずらりと並ぶ、ローカル色たっぷりの朝イベントです。

大原港朝市の様子

規模は比較的小さめだと思いますが、出店数が多くあり、人気コーナーは長蛇の列になっていました。

朝8:00からなので7:30くらいに着くと、余裕を持って回れると思います。

大原港朝市の飲食場所

この手の朝市にしては、テーブルとイスが多く設置されていて、買ったものをすぐその場で食べられるのが嬉しかったです。

大原港朝市で売られている商品

また、地元の人達が手作りで運営している感じが、とても好感のもてるイベントでした。

大原港朝市で購入したはまぐり

タコ飯やハマグリなど、地元ならではのものを新鮮な料理を楽しめます。


所在地:千葉県いすみ市大原11574 大原漁港
駐車場:無料の臨時駐車場あり。会場からすぐ近くに停められます。
詳細はこちら▷大原漁港 港の朝市



一宮町・いすみ市近くの入浴


一宮町・いすみ市エリアは、意外と日帰りで気軽に立ち寄れる入浴施設が少ないエリア。

「やっぱりお風呂は欠かせない!」という方におすすめの、比較的近くにある日帰り入浴施設を使ってみてはどうでしょう。

むつざわ温泉つどいの湯(道の駅むつざわ内)


むつざわ温泉つどいの湯の外観

「つどいの湯」は、道の駅むつざわ「つどいの郷」に併設された日帰り温泉施設です。

海からは少し距離がありますが、買い物や休憩ついでに立ち寄れるのが便利なポイント。

内湯、露天風呂、サウナ、休憩室では軽食もあるので、ゆったりと過ごせます。

所在地:千葉県長生郡睦沢町森2−1
営業時間:10:00〜21:00
入浴料金(入場料):町外大人800円、町外小中学生400円、幼児(未就学児)無料
TEL:0475-36-7407
詳細はこちら道の駅むつざわ「つどいの郷」



川面を眺めながら、こってりラーメンを堪能「Riverside 夷隅川 森田や」


Riverside 夷隅川 森田やの外観

テラス席があり、心地よい川風にあたりながら、ゆるゆると流れる川面を眺めながらラーメンを堪能できるおすすめのラーメン店を見つけました。

Riverside 夷隅川 森田やの入り口

「Riverside 夷隅川 森田や」は、夷隅川の川岸に店舗を構えるラーメン店。

一宮町や大原港エリアから車で15分ほどと、アクセスも良好です。

Riverside 夷隅川 森田やのラーメン

寅造は、塩ラーメンのこってり味・チャーシュー増しと、ミニチャーシュー丼を頂きました。

Riverside 夷隅川 森田やのラーメン

炙りチャーシューと刻みタマネギがのっていて、縮れ麺がよくあっていました。

満腹大満足です。

お酒も提供しているので、次は近くのオートキャンプ場に泊まって、素敵なテラスで呑みながらラーメンを食べたいです。


Riverside 夷隅川 森田や
所在地:千葉県いすみ市岬町東中滝580−5
営業時間:11:00~20:00
定休日:水曜日、木曜日



まとめ


車中泊の夜の様子

今回ご紹介したのは、波音を聴きながら眠れるスポット3選でしたが、正直、波音、マジで聞こえます。

ザッブンザッブンです。(もちろん、天候によります)

大海原・太平洋の鼓動を感じながら眠り、満天の星空を見上げて過ごすひとときが、都心からたった1時間半の距離にあるのは最高です。

夏でも海辺は海風が心地よく、都会の蒸し暑さを忘れて、ゆったりと過ごせると思います。

※海辺では天候や波の変化に注意が必要です。気象情報を確認し、安全な場所で過ごしましょう。
※また、ゴミの持ち帰り・エンジン音・駐車マナーなど、地域や他の利用者への配慮は不可欠です。楽しい車中泊のためにも、マナー・ルールの厳守をお願いします。

二代目穴熊寅造

趣味の週末車中泊旅&キャンプをこじらせて2023年4月13日にアパートを引き払い、車上生活メインの暮らしにシフト。車中泊で行った知らない街での呑み歩き、浜辺や河原でのアウトドア呑みを楽しみながら、おもに関東をフラフラしています。DIYやガチキャンプは苦手ですが、少しづつチャレンジしようかと画策中。