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都市部では見られない雄大な自然を満喫!【キャンピングトレーラー旅行記inオーストラリア#02】

都市部では見られない雄大な自然を満喫!【キャンピングトレーラー旅行記inオーストラリア#02】



今回の旅の始まりは南オーストラリア州の州都アデレードからです。新しいキャンピングカーを引き取ってすぐ旅に出ました。旅の目的地はヴィクトリア州の州都メルボルン。西から東へおよそ730kmの旅の始まりです。

オーストラリア 地図

マナム

海外 トレーラー

アデレードを出て1番最初の目的地は約100km先のマナムでした。マナム周辺にはマーリー川という大きな川が流れているので、フェリーが欠かせません。車ごとフェリーに乗る体験を日本でしたことがなかったので、大興奮でした。

キャンピングカー  キャンプ

キャンプサイトに着くとまずはセッティングです。移動中は物が移動したり落ちないように留めてあるので、快適に生活できるように準備をします。

焚き火

私たちは基本キャラバンパークを使いません。コストがかかること、私たちのキャンピングカーは十分な設備が揃っていること、何より人で混みあっている所にいきたくないという理由です。

キャンプサイトは無料と有料があり、設備も様々。マナムのキャンプサイトは車1台につき1泊10ドルです(車で来て車中泊もしくはテントで寝ることも可能)

このキャンプサイトには共用のトイレが2つあるのと、キャンプファイヤー用のピットが何か所かに設置されています。ファイヤーピットとは大きなコンクリートの柱の輪切りのような見た目で、火が燃え広がらないように工夫されたものです。

オーストラリアのキャンプサイトは山火事のリスクを抑えるため、キャンプファイヤーが禁止されている地域や期間もあるので、キャンプファイヤーをしたい人は事前に地域情報を確認してください。

マナム 川沿い

今回はラッキーなことに川沿いの一番景色がキレイな場所でキャンプすることができました。

マナム マーリー川

大きな川があるので、夏には多くの人がウォーターアクティビティを楽しみます。お隣さんは釣りを楽しんでいたのですが、釣り糸が大きく揺れ周囲の皆が「なんか大物が釣れたはずだ」なんて大騒ぎしていたのですが…。

カメ

なんと釣れたのはカメでした。日本では見たことがないくらい首が長いカメで私はびっくり。

アレックスとお隣のおじさんが協力し合いカメから釣り針を外すのに成功。そして無事に川へ戻っていきました。

マナム 施設

マナムはマーリー川のおかげで、昔から人や物が船で行きかう町で、その名残を感じさせるモニュメントや資料館があります。

昔、人や物を運んだ大型船は今は観光用として往来しています。宿泊しながらクルーズしたり、ランチやディナークルーズもあるそうなので興味がある方はぜひ乗船してみると良いと思います。

マナム ハウスボード

マナムのもう一つの魅力は「ハウスボート」を眺めることです。ハウスボートとはその名の通り、家の機能を持つボートのことですが、そこでカフェ経営をしている人たちもいます。

マナム カフェ

マーリー川のほとりに浮かんでるこのカフェはボートで来店することも可能です。食事もデザートもコーヒーも美味しいので、いつも何を注文するか悩んでしまいます。家族経営で和やかな雰囲気があり、スタッフとの会話も弾みやすい素敵なお店です。

川沿いをのんびり歩いたり、ウォーターアクティビティを楽しめるマナムはアデレードから近いので、ぜひ多くの人に訪れてもらいたい場所です。私たちも大好きな場所で、つい長期滞在したくなります。

キングストン

キングストン

次の滞在地はキングストン。この町はたくさんの甲殻類が取れるシーフードの町としても知られています。

車 洗濯

ここで利用したキャンプサイトはなんと一見、個人の敷地。実際個人の敷地何ですけどキャンプサイトとして経営しているのです。マナムで出会った夫婦に勧められてここでキャンプすることに決めました。

滞在中の一番の思い出は野生のワラビーが遊びに来てくれたことです。

車に洗濯物干してビーチを散歩して帰ってきたら、可愛いワラビーちゃんがいました。少し近づいたらあっという間に逃げちゃいましたけどね。野生の動物にたくさん会えることはオーストラリアならではです。

しかし、ここで私たちの洗濯機は予想以上に水と電力を消費するということが発覚。洗濯のためにはキャラバンパークに泊まるのが一番と考えました。

ビーチポート

ビーチポート

そこで移動した先はビーチポート。ここで今回初めて大きなキャラバンパークに滞在しました。心置きなく洗濯を済ませて一安心。ビーチポートのメインストリートは古い建物が多く、ぶらぶら歩くのも楽しい街です。

ビーチポート インフォメーションセンター

キャラバンパークがあったり、観光客が多い町にはインフォメーションセンターがある可能性が高いです。その町の観光についてはもちろん周囲の町の情報や、地元の人だからこそ知っているお得情報などを教えてくれるほか、お土産を販売している場合もあります。

田舎にあるインフォメーションセンターは図書館や銀行などのサービスを兼ねている所もあるので、日本との違いを感じるのも面白いです。

テントヌーラ

テントヌーラ

ここまでずっと海岸沿いを移動していたのですが、内陸に入りました。街の名前はテントヌーラ。一言で言えば何もない街でした。

家はあるけど全く人を見ない。お店もない。あるのは週に数日しか開かないパブ。普通の人ならすぐ飽きちゃいそうな場所ですが、人が少ない静かな場所が好きな私たちは気に入ってしまいました。

テントヌーラ 湖

この町の中にはこれといった目玉はないのですが、周囲には美しい自然が広がる一方で、風が強い地域柄、たくさんの風力発電設備があり興味深い場所でした。

そして隣町のマウントギャンビアは近隣の中では大きな町であり、観光客も多く訪れます。テントヌーラからは車で20分程なので、観光や買い物するには問題ありませんでした。

マウントギャンビアにはカルデラ湖であるブルーレイク、巨大なシンクホールを活かして作った公園など観光地がいくつかあります。

ブルーレイク

ブルーレイク

シンクホール

シンクホール

ポートマクドネル

ポートマクドネル

静かな街を存分に楽しんだ私たちは次なる目的地ポートマクドネルへ。

ポートマクドネル 池

この街も海岸沿いなので海を眺めることはもちろんできますが、美しい池もよく知られています。池と言っても小さく浅いものではなく、シュノーケリングやスキューバダイビングを楽しめる規模です。池なので真水で、海とは違う景色が広がっています。

ポートマクドネル 池の中

池の中はまるで別世界。

グランピアンズ

グランピアンズ

次はビーチ沿いから離れて内陸に移動です。グランピアンズでは自然を思い切り楽しもうと決めていたのですが、大きな問題が発生。なんと水の配管が壊れて車内の水まわりの設備は壊滅状態に。

試行錯誤しても直る様子はなし。そして運悪く週末のため、ほとんどのお店はお休みであり修理物品も手に入らない。仕方なくそのまま一泊することになりました。

海外 標識

本来アデレードからメルボルンの移動は2日あれば十分ですが、今回は美しい自然を満喫しつつゆっくりとした旅になりました。都市部ではなかなか見られない雄大な自然の傍で生活できるというのは、キャンピングカーの最大の魅力だと思います。

オーストラリアにご旅行の際は、キャンピングカーでの旅も一つの選択肢としておすすめです。