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家族と車一緒に記念撮影

オールドバンに憧れてキャラバンを本格DIY!家族でバンライフスタイルを楽しむオーナーにインタビュー



Instagramで見たおしゃれなオールドバンに憧れて、キャラバンを車中泊仕様にDIYした「しんちゃん」ご一家。

約1年かけてコツコツ作ったという車内は、セカンドシートを起こした状態でも簡単に展開できるベッドや水道設備まで完備し、DIYとは思えない仕上がりです。

時には娘さんのアイデアを取り入れ、一緒に作り上げたという車内は、明るい温かみのある雰囲気に。

DIYのポイントやこだわり、車内での過ごし方など色々インタビューしました。

きっと皆さんの車中泊DIYアイデアの参考にもなるはず!ぜひ最後までご覧ください。

DIYした車中泊仕様車の前で並ぶ家族

【プロフィール】
しんちゃん(42歳)神奈川県湘南エリア
愛車:キャラバン
車旅歴:約3年
車旅メンバー:奥様、お子さま

バン・ワゴンを乗り継ぎ、現在のファミリー車中泊仕様に

キャラバン外観

−車旅歴はどのくらいですか?

車旅歴は3年くらいになります。

50系ハイエースバン(バニング)から始まって、
ステップワゴン→y30グロリアワゴン→200系ハイエースワイド→50系ハイエースワゴン→E24キャラバンワゴン→ボンゴフレンディ→シボレーアストロ→E25キャラバンと乗り継いできました。

元々“改造車”に憧れがあったので、免許取得が可能な年齢になってからすぐに免許を取りました。

免許を取ってからというもの、車で出かけることが増え、スノーボードのために夜通し運転もし、到着してから車内で仮眠をとって…というのが、僕の車中泊の始まりだったと思います。

元々長距離運転が好きなので、運転は苦になりません。

それに加え、バイク経験もあり、神奈川からバイクで四国や鹿児島へツーリングに行ったりもしていたので、バイクに比べれば車は天井も壁もあって快適です(笑)

−車中泊仕様にしたきっかけを教えてください

“車中泊”という言葉自体はずいぶん昔から知っていましたが、本格的に車中泊が楽にできる“簡易キャンパー仕様”に興味が湧いたのは、Instagramがきっかけです。

海外のバンライファーの方々の、チープシックな、凄くお洒落なオールドバンの投稿を見て、かなり感銘を受けました。

「あんな車に乗りたい!」というよりも「あんな車を作りたい!」という思いが強く湧いたんです。

娘と一緒に作業

欧米の可愛い内装が娘にもヒットしたようで、娘も手伝ってくれて一緒にコツコツと内装を手掛けています。

現在、愛車に乗る頻度は週に1〜2回ですが、日常のファミリーカーとしても十分に機能するように、セカンドシートが常に使える状態にしてあります。

それに加え、車中泊用にベッドも確保しており、車両の全高もショッピングモールなどの駐車場の高さ制限に引っかからないように、ルーフキャリアも含めて2.1mに収まるようにしてあります。

スルガ銀行キャンピングカーローン

簡単に展開できるベッドで快適な就寝スペースを確保

−車内環境はいかがでしょうか

日中も夜間も最高ですよ!

車中泊することが大前提なので、快眠できるようにフラットな就寝スペースを確保しました。

電動ポンプ

セカンドシート後ろに設置しているスノコ状のベンチは、スライドさせるだけで簡単にベッド展開できます。

セカンドシートを起こした状態でも、縦190cmほどあるので、身長175cmの僕が横になっても余裕です。

車内でくつろぐ娘たち

また、座った時に頭上に拳一つ分位の空間があくように考え、スライドベッドの高さ30cm+マットレス6cmにしてあります。

ハイルーフであればもっと頭上の空間が取れるのですが、先でもお伝えした通り、全高があると駐車場などの高さ制限に引っかかり、普段使いしにくくなってしまうのでロールーフにしました。

ルーフキャリア上でくつろぐ

そのかわりハシゴでルーフキャリア の上に座って最高の開放感を味わえるようにしています。

ホワイトウッドでゆったり

横になってしまえばもちろん圧迫感はありませんし、さらに天井までホワイトウッドの板張りにしたことで、視覚的にもゆったり広く感じます。

本格DIYで、車内環境をより快適に作り上げる職人技

−DIYのポイントを教えてください

木材の雰囲気・配色に気を遣っています。

いかにも「手作りです!」といった感じではなく、欧米のバンライフをされている方々の実例を参考に、スッキリとした見映えを意識して細かな作り込みをしています。

家族と一緒に作り上げる車内

悩んだ時は、娘の意見も大切に取り入れています。

僕だけじゃなく、家族みんなで車旅を楽しみたいですから!

IKEAで購入したシンク

シンクは、スクエア形状のオシャレな形の物をIKEAで見つけ、取り付けました。

洗い物や歯磨き専用で、給排水ともに10リットルの電動ポンプ仕様です。

ある程度のサイズを確保したことで使い勝手が抜群に良いです。

ポータブルクーラー自作中

夏の車中泊を快適に過ごす工夫としては、スライドドアとリアゲートの開放時には虫対策のネットを装着しています。さらに、クーラーボックスとPCファンを使ってポータブルクーラーも自作しました。

ポータブルクーラー完成

サーキュレーターで風の流れを作れば、暑い時期でも完璧ですね!

オーバーヘッド収納

車内の収納スペースとしては、オーバーヘッドシェルフもDIYし取り付けたので、よく使うものはそこに収納し、居住空間をすっきりさせています。

ベッド下収納

スライドベッド下には衣装ケースを設置し、足元から引き出して荷物が取れるようにしてあり、対面のベンチ下の収納にはポータブル電源や25L冷蔵庫を格納。

僕の車内DIYのこだわりは、何でもかんでも百均や安い物を選ばず、多少高くても意匠性や満足度の高いものを購入して長く愛用したいと思っています。

ニトリやIKEAなどの家具屋さんで細かな用品や収納アイデアなどを収集しながら、「ないものは作っちゃえ!」の精神で、複数のホームセンターに頻繁に足を運んでいます。

そして、現在はカーテンを制作準備中です。

カーテン1枚でも車検に引っかかるので、素材を加味して、娘の好みも配慮しつつ、車内にシックリきて飽きない物を探しています。

−DIYで失敗したポイントと、費用も教えてください

DIYを始めてから約1年になりますが、「やってもーた…」と思ったDIYも、なかにはあります。

木材の切り出しサイズを間違えたりの凡ミスとか…(笑)

車中泊仕様車のベッド

1箇所仕上げたら車中泊旅や車内ランチをして、使い勝手の確認。それを繰り返しおこなって、随時アップデートしています。

新しい作業に挑戦するために道具を揃えたり、知識を深めていくことで、自身のスキルアップに繋がっている実感があります。

車と一緒に成長していると感じられ、まるで子育てのようです!

カーペットを全剥がし

あと、失敗談ではありませんが、断熱塗料を塗ろうと思ってフロントのカーペットを剥がしたら、床の鉄板が猛烈に錆びていた事がありました。

ワイパーカウルからの水漏れが原因だったのですが、断熱塗料を塗ろうとしなければこの漏水に気付かず床が錆びて抜けていたかと思うと恐ろしいですよね。

ちなみに費用は車両代が乗り出し64万円で、DIY資材と冷蔵庫やポータブル電源などの電装品を含めて20万円弱ほどです。

家族だけのゆったりした時間を楽しめるのも、車ならでは

河川敷のキャラバンとオーナー家族

−普段の車中泊旅はどのような感じですか?

コロナ禍ということもあり、現在はまだ遠出ができていません。

その代わり、休日は近所の河川敷へブランチに出かけることが増えました。

車内で調理中

湘南由比ヶ浜の駐車場も海が眺められて最高です。

車内でホットサンドを焼いて食べたりコーヒーやココアを飲んだり。家族でゆったりブランチを楽しんでいます。

−今後の展望を聞かせてください

北海道の車中泊旅の計画をしていきたいです。

最近ではRVパーク以外にもカーステイステーションなど、車旅に優しい特化したコンテンツも充実してきているので、上手く組み合わせていくことで普通の旅行では味わえない“ご当地らしさ”に触れる旅をしていきたいです。

また、今後のDIY計画としては、車内収納の充実化、プロジェクターでの投影設備の導入を考えています。

それとルーフキャリアに板を張ったり、車体の全塗装などもしていく予定です。

うまく情報を取り入れ、小さなところから車内を快適化

車内レイアウト中

−さいごに、車中泊仕様の車について悩んでいるかたにアドバイスをお願いします

キャンピングカーは高価なものですが、レンタル事業も充実しているので、まずは体験してみることをお勧めします。

“移動する我が家”の体験は、きっと心をときめかせてくれると思いますよ。

また、DIYでの車中泊仕様化も敷居が高いかもしれませんが、分からないことは陸運局で相談すればアドバイスがもらえますし、小さな部分からでも自分の手で快適化させることで新しい喜びが生まれるはずです。

現在は簡単にネットやで知識を入れられますが、後々の車検のことを考えると陸運局への相談はとても大切です。一概にSNSに頼るのはトラブルにも繋がりかねないので、ちゃんとした機関に相談するのが良いと思います。

また、その他「どんな車内にしようかな?」「使い勝手をよくするにはどうしたら良いんだろう?」という疑問は、SNSの車中泊コミュニティが解決してくれたりします。

車中泊が賑わっている昨今、情報を上手く取り入れ、きっと自分に合うスタイルが見つかると思います。

僕は「習うより慣れろ!」の精神で、車旅を楽しんでいます。