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キャンピングカーにジョイントマットを敷いたら、想像以上にメリットだらけだった!



キャンピングカーを購入して以来、車内のさまざまな部分を自分流にアレンジしてきました。

人それぞれ得手不得手はあっても、楽しみながら取り組めるのがDIY。かくいう私も、自分の愛車を魅力いっぱいのオリジナルキャンピングカーに仕上げられるので、全然飽きることがありません。

今回ご紹介するDIYは、車内の床に敷く床材。

購入時に敷かれていたカーペットをEVA素材のジョイントマットに変えただけで、車内が一気に快適になりましたよ!

床暖房の原理を応用!


私は厳寒の地、北海道に在住しています。北海道の中でも南の地方とはいえ、零下15度を記録することもあるので、冬には暖房が欠かせません。

家は「床暖房」を取り入れているのですが、「足が温かい」ことの効果は絶大で、室内温度が20度、22度にもなれば逆に暑くて大変なことになってしまいます。

逆に言えば、「足下を冷やさない」ことが体を温めるには大切だということ。

そして、これはキャンピングカーにも応用できるのではないかと思い立ったのでした。

カーペットからジョイントマットへ


キャンピングカー カーペット

上の写真のようなパイル地のカーペットはキャンピングカーで採用されていることが多く、家にいるような心地よさやエレガントさを演出してくれます。我が家の「セレンゲティ」にもカーペットが敷かれていました。

FF暖房も設置されており、車内は決して寒くはありません。

しかし、車の下から冷気が上がってきて、足元が冷たいのです。「家みたいに床が温かい方がいい」という声が上がったのは当然。

そこで、車内にEVA素材のジョイントマットを敷いてみることにしました。

EVAジョイントマット

最初は試しに12ミリを敷いてみたのですが、ズレが生じてしまい、ジョイント部の結合性も不安定。

そこで、16ミリのマットを購入し再度試したところ、マットの安定感も上がり厚さによって快適性も全く変わってくるようです。

結果、16ミリの無地マット(今回は1つ30センチ角サイズ)に決定。費用も数千円ですみました。

敷き詰め方はとっても簡単!


ジョイントマットの敷設作業は至って簡単!

使う道具も定規、カッター、線を引くためのボールペンだけです。カッターマットがあれば、より安全・確実に作業ができるでしょう。

ジョイントマット

最初に敷けるだけのマットを、パズル状に組み合わせておき、あとは周囲に合わせてカットしてゆくのみです。

隅々まできれいにセットしたら、マットはぴったり固定されます。

マットを敷く作業が楽しく、ダイネットのみならずトランクルームやマルチルーム、さらには常設ベッド部分や棚など、至る所へ敷き詰めました。

車内にマットを敷いた様子

これで快適な車内空間が完成!

この敷設作業は冬に行なっていましたが、下からの冷気か遮断され、敷いている間にも車内がどんどん暖かくなるのを感じました。

意外な効果も発揮!


断熱・保温を目的に敷き詰めたEVA素材のジョイントマットですが、その他にもいろいろな効果が得られました。

防音・ずれ止め効果


収納に敷かれたジョイントマット

ジョイントマットは滑りにくい素材。載せている荷物が安定性を保ち、異音防止効果があります。

これまで走行中におきていた「ガタン」「ドン」「カタカタ」という雑音が、ずいぶんと減ったように感じます。

落下物の保護


私の使っているマットは、厚さが16ミリもありフカフカ。うっかり物を床に落としても、割れにくく破損防止にもなっています。

車内を歩いても、その心地良さは抜群。時折、床に寝転がってしまうくらいです。

清掃も簡単!


掃除の点でもジョイントマットはとても優秀です。

カーペットであれば、ゴミが中に入ってしまうので掃除機をかける必要がありますが、ジョイントマットであれば、エントランスドアを開け、ほうきで掃いてしまえば、たちまち綺麗に。

ジョイントマットを乾かしている様子

また、汚れた箇所のみ取り外して水洗いをすることもできます。乾かしたらまた元どおりにセットするだけ。

どうしても汚れが落ちなければ、その部分だけ交換することも簡単にできます。

以前、走行中にきちんと閉めていなかった冷蔵庫から醤油の瓶が落下し、床が醤油だらけになってしまったことがありました。

醤油は食事に使えば美味しいですが、床にこぼれてしまうと匂いは強烈。量も多かったので、ただ拭いたくらいでは匂いは解消できません。

しかし、その時にはジョイントマットを敷いていたため、水で洗浄することができ、事なきを得たのです。

冬はもちろん、夏も快適!


「フカフカしたEVA素材のジョイントマットは、夏は暑苦しさを感じるかもしれない。またパイル地カーペットに戻すべきかも・・・」と思っていましたが、意外や意外、これが夏も快適でした。

冬の冷気が遮断されたのと同様、地面からのアスファルト熱が少し遮られたのかもしれません。

セレンゲティは本体の断熱性が優れており、外の暑さをシャットアウトできたということもあるでしょう。

足に汗をかいてもべたつきがなく、マットの上を裸足のまま過ごしても不快感はありません。

まとめ


ジョイントマットを敷いた車内

ジョイントマットはカーペットに比べて、エレガントさは少し失われるかもしれませんが、夏冬ともに発揮される断熱はもちろん、防音・ずれ止め、落下物の保護、清掃のしやすさというメリットがあります。

比較的安価で購入可能ですし、家とは違って限られた車内空間では、敷く面積にも苦労しないでしょう。

我が家は未だ、代替えは予定しておりません。それだけこのマットに満足しています!

「16ミリ厚のEVAジョイントマット」は本当に素晴らしいので、ぜひ一度試してみることをおすすめします。