【バンライフDIY】工夫すればコレだけ積める!調味料&食材収納術



バンライフや車中泊では、いかに荷物を少なくするかということが、重要なポイントではないかと思います。

ですが、かと言って不自由な暮らしはしたくないですし、バンライフでの食の重要性は大きく、『食べること』は日々の欠かせない営みですので、持っていく食材などもあまり減らしたくはありません。

旅先での外食も車中泊の楽しみのひとつですが、バンライフをする上では、毎日外食というわけにはいかないです。

ということで今回は、『食』にフォーカスをあてて、我が家で行っているキッチンのDIY&収納術を紹介したいと思います。

気付けばスパイスや調味料、食材がどんどん増えて、我が家の車には家庭並みの食材が積まれています。

スパイスラックや調味料、食材の収納法、そしてDIYを始める前に気を付けておきたい事などをご紹介します!

失敗から学んだ!車中泊DIYで気を付けたいこと

ノート DIY設計図

私は事前にしっかりとした計画を立てなかったので、「これじゃダメだ」とか、「こうすればよかった」など、後から気づくことがたくさんありました。

実際に運転してから気づいたことや、DIYを始める前に考えておけばよかった事、気を付けたい点について、まずは順番に紹介していきたいと思います。

何に収納するか?重量も考え、設計図を描く

ゼロから始めるDIYで最初に考えておきたいのが、何に収納するかです。

わが家ではティン缶を使って収納しようと考えていたので、棚を作る前にまずはティン缶を用意しました。

その後どのように配置していくかを考え、設計図を、「こんなイメージかな」程度の簡単な感じで描いていきました。

しかし、設計図を簡単に済ませてしまったことは、後々仇となりました。やはり、設計図はできるだけ詳しく描いたほうがいいです。

そして重量については、出来るだけ減らしたいので、少なく軽い素材で作れるように考えておくのが大事なポイントです。

サイズ寸法は念入りに!

設計図が描けたら、次はサイズ寸法です。

車内は狭く、限られたスペースしかないので、1㎜もムダにしたくないところ。

念入りにサイズ寸法をしておかないと、たとえ1㎜の誤差だとしても、想像以上に致命的なミスへと繋がることもあります。

幅はもちろん、高さも重要です。

私たちも、ぴったりサイズで完ぺきに出来た!と思い実際に取り付けてみたら、「出し入れが出来ない……」となってやり直したことがあります。

出し入れする余裕も考えて、サイズ寸法をしましょう。

運転中に動かないかの確認も超重要!

運転中に動かないか、振動で落ちないかも、しっかりと考えて設計することを強くおすすめします!

運転中居住スペースにいるとすごく分かるのですが、車内は想像以上に上下左右と揺れています。

食材が、落ちて滑って床にぶちまけられた時の絶望は半端ないので、完全な対策を!

落下防止には、滑り止めシートが大活躍してくれますよ。

わが家のキッチン収納法をご紹介

次に、わが家のキッチンを詳しくご紹介したいと思います。

これから車中泊仕様へのDIYを考えている方へ、何か参考になれば幸いです。

お米や乾物・紅茶などはティン缶に

バンライフ  キッチン

キッチン棚のメイン収納(上写真の枠内)では、ティン缶を使用しています。

ティン缶のサイズに併せて吊り下げ式の棚を作り、重量を減らす為と落下防止の為に、細い木材を組み立てました。

前方とサイドに2つの棚を設置。ティン缶のサイズはどれもそれほど変わらないので、落下することもありません。

ティン缶

中身は豆類や乾物、紅茶類などです。前方のコンロに近い場所には、料理の時によく使う出汁やブイヨン、砂糖や蜂蜜などを収納。

お米と小麦粉、スパイス類のストックは、大きめのティン缶に入れてテーブルの奥に置いています。

ティン缶 収納

下に滑り止めシートを敷いているので動かず安全です!

そして、車のサイド部分を利用して油やワインなどを設置出来るスペースを、穴を開けて作りました。

スパイスとハーブの収納法

スパイスとハーブの収納

スパイス類はIKEAで買った透明のグラスジャーに入れていて、専用の棚は後から追加で付け足しました。

ティン缶の棚と同じく、重量を減らす為と動かないように細い木材で周りを囲っています。

奥には上下開閉式の冷蔵庫が設置してあるので、そのギリギリまでにして、扉を開けた時にぶつからないようにしています。

グラスジャーの他にもスパイスジャーがあり、そちらは天井の周りを利用して作った棚に置いています。

スパイスジャー

サフラン、シナモン、パプリカ、クミン、チリ類、ハーブ類など様々なスパイスが入っています。

※スパイス類は日光に当たらないよう透明のグラスじゃない方が良いみたいです。

調味料は引き出しボックスに

バンライフ  キッチン

醤油やごま油、マスタードやジャムなどのグラス瓶は、引き出し式のボックスを作って収納しています。

奥行き43cmとサイズが大きいので、かなりの量が収納出来ます。

調味料 引き出し

頻繁に使うものは手前に収納してすぐに取り出せるように。隣のボックスにはパスタや麺類など、その他大き目の乾物を入れています。

重量があるので運転中もよほど激しい道以外では落ちたことはなく、激しい道を運転するときには手前に少しだけ滑り止めシートを敷いておくだけで落下防止できています。

野菜の収納法

バンライフ  キッチン

野菜は戸棚の中にボックスを買って設置。ボックスごとに取り出して出し入れできるので便利です。

じゃがいもや玉ねぎ、キャベツなどの常備野菜はこちらへ。

野菜 収納

冬場は扉の中はかなり冷えているので冷蔵庫いらずですが、夏場はやはり腐りやすいので、あまりストックはため込まずこまめに買っています。

ネギやマッシュルームは吊り下げ式の棚を設置してそちらへ。にんにくとしょうがは水タンクの下に作った引き出しに入れています。

塩 収納

ちなみによく使う塩も水タンクの下へ設置しました。この写真の様なタイプは、料理にも使いやすくておすすめです。

卵や缶類のストック場所

バンライフ  キッチン

卵やトマト缶、ココナッツミルクなど缶類のストックは引き出しボックスの隣に。重量を減らす為に引き出し式には収納せず、そのまま詰め込むかたちにしています。

奥行きがあるので少し取り出すのが面倒ですが、使用頻度の少ない缶のストックを奥に収納しています。

卵 缶類

手前にはよく使う卵とお菓子ボックスを。ここのものは運転中に何度も落ちたので、後から滑り止め用に細い木材をストッパーとして付けました。

ここに収まりきらないストックは、バスケットに入れてソファベッドのテーブル下部分に置いています。

バスケット 収納

中身はかさばるグラスヌードルやラーメンなどです。

食卓調味料は取り出しやすい場所へ

バンライフ  キッチン

食卓しょうゆや塩コショウ、わさびや七味など、食事の時によく使うものはソファに座っていても手が届く場所に設置しています。

食卓調味料

フリマで見つけた小さな棚とガーデニング用のボックスが丁度いいサイズだったので、そちらを食卓調味料入れとして利用しています。

車内でも家庭並みのキッチンを実現!

バン キッチン DIY 

食べたい時に、食べたい物を食べられる幸せ。

気付けば居住スペースの半分程がキッチンと食材のスペースになっていました!

車中泊での料理は簡単に済ませたいところですが、毎日となると簡単なものだけでは物足りません!

何度も改良を重ね、細かなスペースも利用して今のかたちに落ち着きました。そして、作れない物はないほど充分な食材をストックできています。

車中泊でも工夫すればコレだけの食材を積み込めます。バンライフで食も充実させて、幸せを倍増させてみませんか?