車中泊と登山をセットで楽しむ際の最低限必要なアイテム6選
目次
登山アイテム:リュックに入れておくもの
まずは登山に欠かせないリュックに入れておくべきアイテムを紹介していきます。
車中泊と一緒に登山を楽しみたいという方は持ち物の準備の際に忘れ物がないかチェックしながら見ていくようにするといいでしょう。
登山アイテムとしてリュックに入れておくものは以下のアイテム
・寝具
・食品
・調理道具
・衣類/手ぬぐい
・エマージェンシー用品
・水
寝具
日帰り登山の場合は必要ありませんが、宿泊を伴う登山の場合には就寝するときに必要な寝袋やシーツを入れておきましょう。
テント泊の場合はテントももちろん必要ですがここでは割愛させていただきます。
筆者はテント泊での登山経験はないので、基本的に山小屋での宿泊がメインです。
とはいえ、山小屋での宿泊の場合でも寝袋は持参という山小屋も多いため、宿泊を伴う山行の場合は寝具を持って行くようにしましょう。
※山小屋によっては布団がある場合もあるので要確認
また、登山前日の車中泊でも同じ寝袋を使う場合には、登山に出発する日にリュックに入れるのを忘れないよう注意してください。
なるべくリュックの下の方にギュッとコンパクトにして収納することで登山中の荷物の出し入れの負担も減るはずです。
食品
登山中に欠かせない食品も忘れずにリュックに入れておきましょう。
歩きながら手軽に食べられる行動食はもちろん、工程に合わせた回数分の食事を持って行くことも忘れてはいけません。
食品はアルファ米などお湯で戻すだけで完成するものがおすすめです。
ご飯はもちろん、パスタやリゾットなど最近ではお湯で戻せる食品のレパートリーも増えているのでアウトドアショップなどを回っていろいろと探してみるのも楽しいです。
ちなみに、登山で出たゴミに関しては基本的に「自分で持ち帰ること」が登山でのマナーです。
そのため、なるべくゴミが出ない工夫をしたり、匂いが気にならないようにジップ付きのものを持って行ったりする必要があるのも覚えておくといいでしょう。
調理器具
山での食事に欠かせない調理道具も忘れてはいけないマストアイテムと言えます。
山で食べるものが決まれば必要な道具が分かるはずです。
お湯だけで食事が作れる場合にはガスバーナーやライター、ケトル、スプーンなど必要なアイテムを逆算して選んでいきましょう。
筆者の実際にあった失敗例ですが、ガスバーナーは持ったけど、ガス缶を忘れてしまったことがあります。
その時は山小屋のレストランがあったので食事は何とかなりましたが、レストランや売店がなかったらと思うと準備の段階の確認がいかに重要か改めて学びました。
もちろん「何かあった時のために」と予備のアイテムを持って行くことも重要ですが、あまりにも予備や万が一のことを考え過ぎて必要以上のアイテムを多く持って行くのもリュックが重くなるだけなので、あまりお勧めしません。
なるべく、必要最低限のアイテムでしっかりと調理ができて食べられるというアイテムを厳選して持って行くようにしましょう。
衣類/手ぬぐい
登山では欠かせない着替えや防寒着などの衣類や汗や手をふくための手ぬぐい。
山の気温は夏でも朝晩はダウンが必要になるくらい寒くなる可能性もあります。
登山をする時期の山頂の気温が何度くらいなのか、朝晩と昼の気温差はどの程度か、風の強さなどを調べて必要な防寒具を持って行くようにしましょう。
また、家で使用しているフェイスタオルなどはかさばりやすく乾きも遅いため、登山では乾きやすい手ぬぐいが一般的です。
必ず1枚は持って行くようにするといいでしょう。
就寝時に頭が寒いときに頭に巻いたり、日中の汗を拭くために首に巻いたり様々な用途に使えます。
エマージェンシー用品
あまり使いたくはありませんが、必要最低限の緊急用品を持っておくことも忘れてはいけません。
日帰りだからいらないだろうと過信するのではなく、お守り代わりに持っておくだけでも安心感が違うはずです。
筆者のエマージェンシー用品にも必要最低限のものしか入っていません。
とはいえ、常備薬、ポイズンリムーバー、絆創膏、テーピング、ミニ爪切りなど予想されるトラブルにしっかりと対応できるように必要なアイテムを選ぶことがポイントです。
水
行動中の水分補給はもちろん調理に必要な水分も把握して必要な水を持って行くことも忘れてはいけません。
登る山によっては途中で水を汲める場所があったり、水を購入できる売店があったりするので事前に水がゲットできる場所があるのかないのか、ない場合はどの程度の水を持って行くのかしっかり把握しておくことが重要です。
車中泊アイテム:車に積んでおくもの
登山に最低限必要なアイテムを紹介してきました。
ここからは登山には持って行かず、車中泊の車内に置いていくものを紹介していきます。
筆者も車中泊と登山を楽しむときに注意しているポイントになるので、登山を最大限楽しむためにもしっかりと確認しておくといいでしょう。
車中泊の車内に積んでおくものは以下の4つ
・使わない調理器具や食器
・かさばる衣類
・タオル類
・テーブル/チェア
使わない調理器具や食器
登山には必要最低限の調理器具や食器を持って行くため、車中泊で使用する道具のほとんどは車内に積んでおきます。
たとえば、車中泊で使っている大き目のクッカーや木製の食器も登山には負担になるため持っていけません。
カトラリーなども登山には1セットあれば十分なのでそのほかのアイテムはすべて車内に置いておきます。
このときも「もしかしたら山で使うかも」とあれもこれもいろいろ持って行きたくなる人も中にはいると思いますが、なるべく「軽量」を意識して本当に必要かどうかと考えましょう。
その道具がなくても調理や食事が問題なくできるなら持って行かないという選択も大事です。
道具を持ちすぎたあまりにリュックが重くなって山に登るのがしんどくなってしまうことも十分に考えられます。
なるべく道具は必要最低限のアイテムだけで軽い状態で行くのがベストでしょう。
かさばる衣類
車中泊であれば服がかさばっても大きな問題にはなりませんが、登山となるとかさばる衣類は時に大きなストレスになることも考えられます。
たとえば、保温性がある分厚めのウェアを登山で着ていて、途中で暑くなったからリュックに入れようと思ってもすでにリュックがいっぱいだったら入りませんよね。
そのため、かさばる衣類などはなるべく登山には持って行かないようにすることもポイントです。
登山のアイテムはなるべくコンパクトになるものを選ぶというのも持ち運びの面で考えても重要と言えます。
タオル類
前述したように、タオル地は吸水性が高く山でも手を拭いたり汗を拭いたり便利だから持って行きたくなる気持ちもわかります。
しかし、タオルなどは吸水性が高い反面、乾くのに時間がかかってしまうため水分を含んでしまうと余計な荷物になってしまい登山には不向きです。
なるべくタオル類は車内に置いて手ぬぐいなどの薄手のものを登山に持って行くようにしましょう。
テーブル/チェア
なるべく車中泊で使用しているチェアやテーブル類は車内に置いていくようにしましょう。
登山用にコンパクトで軽量のアイテムもありますが、リュックに入れたまま長時間歩けるかどうかしっかりと確認することも重要です。
最初は軽いから持って行っても負担にならないと思っていても歩いていると「あれ?結構重く感じるな」と重さを肩や腰に感じるようになってきます。
しかし登山の途中で気づいても置いていくことはできないため、後悔することもあるでしょう。
何度も出てきますが登山には必要最低限のもので、なるべく軽量を意識したアイテムで出発できるように事前に準備しておくことが一番のポイントとなります。
まとめ:車中泊と登山を楽しめるかどうかは準備で9割決まる!
車中泊と登山を最大限楽しむために最低限リュックに入れておくべきアイテムや車内に置いていくアイテムを具体的に紹介してきました。
近年のアウトドアブームの影響で車中泊と登山を楽しんでいる人も多いようです。
とはいえ、登山初心者の場合は登山に必要なアイテムが分からず忘れものをしてしまうという失敗もよく聞きます。実際に筆者もたくさん失敗してきました。
本記事で紹介した登山に最低限必要なアイテムや車中泊の車内に置いておくものをしっかりと理解して、失敗を避けながら車中泊も登山も同時に快適に楽しめるようにしてください。