映画やカラオケも楽しめるキャンピングカー!ハイエースのこだわりDIYをご紹介
目次
キャンピングカーの理想の形
キャンピングカーといえばひと昔前までは、シャワーやトイレなどが付いた海外の特別な乗り物というイメージでしたが、最近では少しずつ日本でも一般的になり、見かけることも多くなってきました。
とはいえ、アメリカなどで販売されている本格的なキャンピングカーですと新車販売価格が1000万円を超えていたり、駐車スペースの問題があったりと日本ではまだハードルが高い車です。
最近では道の駅や日帰り温泉施設などが各地で充実し、「シャワーやトイレなどの装備は要らないけれど、快適な車中泊は楽しみたい!」と用途を割り切れば、ノーマルのハイエースのシート交換だけで車中泊が可能な車に変身します。
ハイエースをカスタマイズして車中泊仕様に
ハイエースのノーマルシートは2列目、3列目のシートを前後にスライドさせたり、フルフラットにしたりすることはできません。車中泊仕様にするためには2列目以降のシートを変更する必要があります。
シートの種類はリクライニングさせてフルフラットにするタイプや、取り外し自由なテーブルを挟んで向き合うタイプなど選択肢は豊富です。どのシートも就寝時にシートを折りたたむことでベッドスペースを確保します。
普段でも使える装備
冬の車中泊にオススメの暖房器具はFFエアヒーター
エンジンをかけられない場所でする冬の車中泊では、防寒対策をいかに安全に行うかということがポイントです。寝袋や毛布だけでは、我慢できない寒さの時には、エアヒーター(FFヒーター)の使用をおすすめします。
エアヒーターは、燃料タンクから供給されたガソリン、軽油を使用する暖房なので、エンジンをかける必要がありません。車中泊の際も、燃料供給型のエアヒーターならエンジンを始動させないので、一酸化炭素中毒の心配もなく、安心して車内を暖められます。
ホームシアターシステム
DC12VからAC100Vに変換できるインバーターをバッテリーに繋ぐだけで、大電力を必要としないほとんどの家電製品が車内で使用できるようになります。
ハイエース車内後部にオーディオラックを取り付けて5.1Chスピーカーシステム、家の中ではほとんど使う事のなくなったプレイステーション3、車載用地デジチューナー、17.3インチフリップダウンモニターを設置しました。
ある時は大画面で映像を楽しむためLED液晶プロジェクターとスクリーンも使用できるようにしています。フリップダウンモニターはHDMI入力付きで大型の画面のモノが2万円前後で出回っています。これらはDIYで取付設置しました。
車内の音はほとんど外に漏れないので少々大きな音量でも隣近所まで聞こえないのでテレビの視聴、音楽鑑賞、映画鑑賞、通信カラオケ、ネット上のコンテンツなど楽しむには家のガレージの中でももってこいの場となります。
これからキャンピングカーを持たれる方へ
大きな車体ばかりが揃っているミニバンの中でも、最大級の室内空間に加えて、車の中で寝泊まりするのに適した、さまざまなシートアレンジが用意されているハイエースは高い人気を誇ります。
ちょっとした料理をつくるための調理スペース、そしてそれをみんなで囲んで食べるためのテーブルスペース、ありとあらゆるシートバリエーションがあることから、その人その人の車中泊プランを自由に設計することができます。みなさんもご自身に合ったカスタマイズを見つけてみてください!
DIYでの加工や改造は安全面に影響が出る可能性があります。また、アフターサポートなどを受けることができなくなる可能性もありますので、法令、基準などを遵守した上で自己責任で行ってください。不明な場合は販売店などに確認してから行うようにしましょう。