驚愕の350万円台コンパクトキャブコン!Stage21の「ResortDuo Bambino Familia L.A」
外装
前述したようにベース車にはトヨタのタウンエースが採用されています。
キャブコンでは車の縦の長さや横幅も少し拡張したクルマが多いですが、バンビーノファミリアL.Aは全長・車幅ともにほぼベースのタウンエースと同等の大きさ。
これにより例えば街乗りでスーパーなどに行った時も、車体が大きくて駐車し辛いということもなく、安心して運転が可能です。
またこのキャンピングカーのモデル名の由来にもなっている通り、アメリカのロサンゼルス(L.A)をイメージした外装デザインはおしゃれながらもどこか懐かしさを感じさせます。天気の良い日には特に映えるブルーがとてもいい雰囲気。
太陽さんさんの西海岸が似合いそうと言ったらほめ過ぎでしょうか。
車体左側には一時的にゴミを収納するのに便利な格納庫にアクセスできる扉や、オプションにはなりますがサイドオーニングも取り付け可能など、見た目だけでなく利便性も高いデザインです。
さらに、こだわっているのはデザインだけではありません。
屋根や外壁には、耐用年数が25年以上と言われているガルバリウム鋼鈑を採用。
パッと見ではわからない耐久性にも配慮しています。
内装
レイアウト
車内のレイアウトは運転席上部に引き出し式のバンクベッド、車体左側には料理や作業のできるサイドロングギャレー、右側には横向き乗車で最大4人が着席可能なロングソファーになっています。
タウンエースの形を活かし、居住スペースと就寝スペースを広くとっているので車内で快適に過ごせるでしょう。
ダイネット&ベッド
車体右側には4人が座れるロングソファーが配置され、ギャレーと向き合うような形になっています。
ギャレーから引き出し式のカウンターテーブルを展開させれば、使い勝手の良い大きなテーブルが目の前にある形になるので、お食事をしたり何か作業を行ったりするのにも便利。
ちなみにソファー下はマットを取り外すと広々とした収納スペースになっているので、かなりの荷物をここにしまうことができます。
またこのダイネット部分はソファーの背もたれに当たる部分を取り外して、ギャレーとの間にはめ込むことによってベッド展開することも可能。
おおよそ1,960mm×1,100mmと家庭用セミダブルベッドよりもやや小さめの大きさではありますが、大人1人子ども1人で寝るなど工夫をすれば十分2人が寝られる広さです。
ギャレー
広々としたギャレーにカセットコンロやオプションのポータブル冷凍冷蔵庫、電子レンジを置けば本格的な調理を行うことができます。
シンクも大型のものが設置されているので洗い物も楽々。
なかなかここまで大きなキッチンカウンターを取り付けているキャンピングカーは少ないので、これもバンビーノファミリアL.Aの大きな特徴の一つと言えるでしょう。
ギャレー下は大きな収納スペースとなっており、給排水タンクが配置されているほか、着替えや日用品などをしまうのにも便利です。扉も付いているので走行中に荷物が飛び出してしまう可能性も限りなく低いので安心です。
バンクベッド
運転席・助手席の上部は1,960mm×1,600mmの引き出し式のバンクベッドとなっています。
これは家庭用のクイーンサイズに近いベッドサイズとなるので大人2人でもゆったりと就寝できるでしょう。
小さなお子さんのいるご家族でしたらここで3人で寝るのも楽しそうですね。
またバンクベッド部分の車体左側には小型の窓も設置され外の景色を見たり、換気ができたりする造りとなっています。
電装系統
バンビーノファミリアL.Aには標準装備で300Wインバーター付きのポータブルバッテリーと外部電源が付いています。
これらの電装系装備ではちょっと物足りないと感じる方は、オプションで105Ahのバッテリーの増設や345Wソーラーパネル、走行充電システムなどを選択できるので、ご自身のキャンピングカーライフに合わせて電装系統を強化するのもおすすめです。
またバッテリーや充電機能だけでなく、24インチのハイビジョンTVや電子レンジ、ポータブル冷凍冷蔵庫など、車内の生活をより快適にしてくれるオプションも用意されています。
まとめ
今回の記事ではステージ21のバンビーノファミリアL.Aについてご紹介しました。
トヨタのタウンエースをベース車に採用しながら驚きの350万円台という価格はやはり魅力的です。
内装に関しても、他のキャンピングカーではあまり見られないロングキッチンカウンターなど、実際にクルマで生活するユーザーのことを考えられたデザインになっており、快適なキャンピングカー生活を楽しめそうです。
ギャレーに家電製品の埋め込みなどはせず、シンプルな作りになっていることもあり納車まで約半年というのも、「せっかく購入したのだから早くキャンピングカーに乗りたい」というユーザーのニーズにマッチした嬉しいポイントですね。
※ここで紹介したバンビーノファミリアL.Aの画像は、今年の2月に開催されたジャパンキャンピングカーショー2022に出展した際のプロトタイプです。市販モデルは1階のベッドが幅120cmになり、シンクが入口側に移動するなど、多少の仕様変更があります。正式なお披露目は4月または5月の予定。