見た目は普通のハイエース!でも広いベッドやダイニングのあるキャピングカーが欲しい? ダイレクトカーズ・Winney(ウィニー)
Winneyの室内、概要とレイアウト
一方でWinneyの内装はどうでしょうか。
特筆すべきは女性視点からのデザインがなされた優しい雰囲気。
これはダイレクトカーズの女性スタッフによる提案であり、明るい木目を基調とした内部のカラーリングは、間接照明とのマッチングにより清潔感が演出される仕様となっています。
さらにはオプションにより、運転席・助手席のインパネとダッシュボードも木目調にカスタムできます。
この仕様を採用すると車内の統一感がより高まり、運転しながらもナチュラルな温もりが得られるトータルコーディネートが可能となります。
室内レイアウトは、居室前部からまず運転席のすぐ後ろに冷蔵庫。
ダイネットは、よく見るセカンドシートを後ろ向きにして対面対座するタイプではなく、進行方向向かって縦にベンチシートを2列、二の字型に配置。
最後部にギャレーという順になります。
ダイネット
さて、 キャンピングカーにおけるリビングスペースであるダイネットを見てみましょう。
少し先述しましたが、まず目に入るのは横広で対面式のシート。
後部のギャレー(キッチン)へのアクセスを容易にし、さらにはベッドの展開が簡易な使い勝手の良い設計となっています。
このユーザー優位の導線は、さすが女性スタッフがデザインした気配りと設計の妙といえそうです。
というのも、オプションでフリップダウンモニターを設置すれば、広やかなダイネットで足を伸ばしながらのテレビ鑑賞が可能となる、そんなくつろぎ空間までもが想定されているのです。
ギャレー(キッチン)
ギャレーには使い勝手の良いシンクが設置されています。
この下部にある給排水タンク(各20L)には、リアゲートを通じて車外からの出し入れが可能という、うれしい工夫がなされています。
このギャレーにはコンロこそありませんが、その代替としてカセットコンロもしくはIHクッキングヒーターが設置でき、自分が持っている調理器具に合わせたコーディネートが可能となっています。
また電子レンジの下には調味料収納棚、収納・調理スペース、コンセントが完備されており、調理にこだわりたいユーザーの期待にも十分応えてくれることでしょう。
蛇口は引き出し式。シャワーホースを伸ばせば、車外での簡易な洗浄作業にも使えます。
冷蔵庫(40L)は運転席のすぐ後ろに配置。
冷蔵および冷凍機能が同時に利用できます。
こちらはうれしい標準装備です。
ベッド
やはりキャンピングカーの快適性を決める設備といえばベッドでしょう。
Winneyに搭載されているのは、長さ1,810mm×幅1,630mmのフルフラットベッドで、大人3名が川の字を描ける広々スペースとなっています。
ベッドへの展開は簡単で、ダイネットのテーブルを取り外し、ソファ脇のスライド収納とクッションを移動するだけで完成です。
ちなみにこのベッド、テーブルを立てたままだとお座敷スタイルにもなることから、シチュエーションに合わせた楽しみ方ができるのです。
スピーカーと間接照明を組み合わせ、のびのびと寝ころんだり座ったりできるリッチなリビングスペースを確保できるのはWinneyならではの強みといえそうです。
収納
標準の収納スペースとして左右のベンチシートの下に引き出し収納があります。
さらにオプションでリアに床下収納が設置することも可能。
また、先述した電子レンジ下の収納スペースはステンレス製のボックスで、水抜き機能が付いています。
メンテナンスが簡単なので、汚れ物や水物の収納場所として使い勝手が良いでしょう。
電装系
つぎはWinneyに配備されている電装系をみてみましょう。以下はすべて標準装備となっています。
鉛サブバッテリー×2
1,500Wインバーター
走行充電システム
外部電源
ボルトメーター
オーディオ切り替えスイッチ
これらで特筆すべきは、やはりバッテリーをはじめとした充実した電源設備でしょう。
オプションとしてFFヒーターやクーラー(家具の形状変更が必要なため要相談)といった空調設備を追加した場合でも、それほどバッテリー切れを心配せずに過ごせる安心感はすばらしいの一言です。
まとめ
本記事ではキャンピングカーの有名ブランド、ダイレクトカーズが提供する新型キャンピングカー、「Winney(ウィニー)」を紹介しました。
日常シーンに溶け込む外観の車体。多機能にもかかわらずサイズはハイエースと同等という設計がポイントです。
都市部へのお出かけの際に問題となる、「特定の立体駐車場や狭いパーキングに停められない」といった課題も解決してくれて、普段使いにも適した一台といえます。
キャンピングカーでありながら日常の足としても兼用したい。そんなユーザーの要望に応えたのがWinneyです。
ぜひ展示場に足を運び、その秀逸な設計と機能性を実感してみてください。