家にいるかのようなくつろぎの車旅!特別仕様のトイファクトリー「GT Casa Home Style Edition」
今回の記事ではトイファクトリーの特別仕様車「GT Casa Home Style Edition」について紹介していきたいと思います。
Casa Home Style Editionは2020年からトイファクトリーでリリースされた特別仕様の車です。
スペイン語で”家”を表す「casa」と名付けられたこのモデルは、家具に温かみのある素材を使い、まるで自宅にいるような落ち着く車内空間が特徴的なエディションとなっています。
この特別仕様車モデルは、今回の記事で紹介するGTのほか、BADEN(バーデン)、cordoba cruise(コルドバクルーズ)、Land Tepee(ランドティピー)、alcoba(アルコーバ)にも用意されていて、尾州織物シートや天然檜のフローリングなどにはトイファクトリー本社の本拠地である岐阜県の素材が多く使用されています。
その中でも今回紹介するGT Casa Home Style Editionは乗車定員7名、就寝人数4名とファミリーでの車旅向きのモデルとなっていて、バンコンタイプのキャンピングカーでありながら、クローゼットやトイレルームとしても使えるマルチルームも設置された長旅にもおすすめな一台となっています。
それではGT Casa Home Style Editionについて詳しく見ていきましょう。
GT Casa Home Style Edition
ビルダー:トイファクトリー
タイプ:バンコン
ベース車両:TOYOTA ハイエーススーパーロング
乗車定員:7名
就寝定員:4名
全長:5,380mm
全幅:1,920mm
全高:2,285mm
公式サイトはこちら
外装
GT Casa Home Style Editionのベース車にはTOYOTAのハイエーススーパロングが採用され、車体右側には出窓のように張り出したエクステンションウインドウが架装されています。
このエアロウィンドウのおかげで車幅が広がり、車内の開放感が増しているほか、リア部分の2段ベッド上段についてもスペースが拡張されているので、身長が高めの方でも足を伸ばしてゆっくり睡眠がとれる仕様となっています。
その他の外装部分の架装についてですが、トイファクトリーにはグランデ仕様と呼ばれるオプションが用意されていて、こちらを選択すると車体右側だけでなくリアと左サイドにもエアロウインドウが設置され、断熱性能をUPさせることができます。
ちなみにグランデ仕様は本体価格とは別に約60万円かかりますが、エアロウインドウの増設だけでなく、サブバッテリー(100Ah×1個)とFFヒーターも付いてくる人気のオプションのようです。
内装
レイアウト
車内は、岐阜県産の天然檜のフローリングとナチュラルカラーの家具のおかげで暖かみのある明るい印象です。シックな色合いとラグジュアリーな雰囲気が特徴的なノーマル仕様のGTとは違った魅力を感じます。
居住部分前方には5名が着席できる対座式ダイネットとキッチンスペースが配置され、リア部分には横置きの2段ベッド、そしてダイネットとベッドの間にマルチルームといったレイアウトになっています。
走行時には2列目シートに3名、3列目のシートには2名が着席可能で、乗車定員7名全員が前向きに乗車できるのもポイントです。
ダイネット
ダイネットを彩る落ち着いた緑のシートは、世界有数の織物の産地である尾州の高品質な生地が使用され、見た目も美しく触り心地も抜群。
2列目のシートは後ろ向きにすることが可能で、5名が対座で机を囲むことができるようになっています。
ダイネットの横に設置されているサイドキャビネットは、エクステンションウインドウのおかげでスペースが拡張されているので、停車時にはこちらに飲み物等を置くことができる便利な仕様。
このダイネット部分は長さ1,900mm×幅1,200mmのベッドとして展開することもでき、大人2名が就寝できるスペースとなります。
ギャレー
ギャレーには蓋付きシンクと上蓋式40L冷蔵庫が標準装備され、蓋を閉じればフラットな作業スペースとして使用することができます。
右側には跳ね上げ式の調理台も付いているので、ちょっとした調理をするのには十分なスペースでしょう。
また、ギャレー壁面には彩豊かな美濃焼タイルが埋め込まれ、
トイファクトリーの特別仕様車「GT Casa Home Style Edition」をご紹介。ファミリーで乗るバンコンとしての完成度が高さが評判のGTが、「旅の途中でも自宅で過ごすような、安らげる空間」をコンセプトに、特別仕様で温かみのある優しい雰囲気のキャンピングカーとして見事に生まれ変わっています。
ギャレー下部には外からも取り出し可能な13Lの給排水タンクが収納され、水の取り替えも簡単にできるようになっています。
リアベッド
外装の特徴のところでも紹介しましたが、横置き2段ベッドの上段はエクステンションウインドウで身長方向が拡張され、長さ1,800mm×幅1,000mmと家庭用のシングルベッドサイズのスペースを確保しています。
一方下段ベッドは長さ1,700mmx幅990mmとなっているので、大人の就寝設備としての構造要件は満たしていませんが、小さなお子様であれば十分ゆったりと就寝することができます。
マルチルーム
GT Casa Home Style Editionの特徴の1つでもあるマルチルームは、オプションでカセットトイレを置いて長旅に便利なトイレルームとして利用したり、家族の衣類を収納するクローゼットとして使ったりと、オーナーの車旅のスタイルに合わせた柔軟な使い方ができます。
床には防水パンが敷かれているので、アウトドアアクティビティで濡れたり汚れたりしたモノを一時的に置いておくのにも便利です。
収納
バンコンタイプのキャンピングカーで気になるのが収納スペースがどれぐらいあるのかという点ですが、GT Casa Home Style Editionではダイネットの天井付近にあるオーバヘッド収納、ギャレーの引き出し収納、ギャレー横のキッチンタワー、ベッド下の大型収納と家族向けに作られているモデルだけあって収納スペースは充実しています。
電装系
100Ahのディープサイクルバッテリーが1個標準装備されているほか、走行充電と外部100V電源入力も標準装備されています。
オプションのエアコン(クールコンプシステム)を装備する場合は、サブバッテリーの増設と1500Wインバーター(オプション)の設置が必要となります。
外部環境にもよりますが、2つのサブバッテリーで目安として4時間の使用が可能とされています。より安定的に長時間使いたい場合は、オプションのソーラーパネルを設置することをおすすめします。
その他のオプションでは、冬の車中泊には必須とも言われるFFヒーターもつけておくと季節に左右されにくい快適な車旅を満喫できるでしょう。
まとめ
今回の記事ではトイファクトリーの「GT Casa Home Style Edition」についてご紹介しました。
走行時に乗車定員7名が前向きに着座できたり、横向きに設置されたリア2段ベッドやマルチルームなど、ファミリーで乗るバンコンとしての完成度が高さが評判のGTが、特別仕様で温かみのある優しい雰囲気のキャンピングカーとして見事に生まれ変わっています。
ファミリー向けのバンコンを探している方はぜひ一度足を運んでご覧になってみてください。