キャンピングカー
標準ボディ・ハイエースに二段ベッドを搭載した「KOKUA.mini」でペットと一緒に車中泊

グリーンハンズの「KOKUA.mini」
ワンオフにも対応し、ユーザーと相談しながら世界に1台のキャンピングカーを製造するグリーンハンズ。
いくつかあるオリジナルモデルのうち、ハイエース・スーパーロングをベースにした人気モデルが「KOKUA(コクア)」です。

今回ご紹介する「KOKUA.mini(コクアミニ)」は、ナロー・ハイルーフのハイエースをベースに、ひとまわりコンパクトに仕上げられたバンコン。
運転しやすい標準ボディながら、二段ベッドを採用した立体的なレイアウトが特徴的で、内装や装備のカスタムにもフレキシブルに対応してくれます。
また、後述するようにペット同伴旅にもおすすめできる工夫が凝らされています。
KOKU.Amini(コクアミニ)
ビルダー:株式会社Green Hands(グリーンハンズ)
タイプ:バンコン
ベース車両:トヨタ・ハイエース 標準ボディ ハイルーフ
乗車定員:7~8名
就寝定員:3名
全長:4,695mm
全幅:1,695mm
全高:2,410mm
ナンバー: 8ナンバー(キャンピングカー登録)
参考価格:¥5,782,260〜
公式サイト:グリーンハンズ HP
緩やかにゾーニングされたレイアウト
走行時には2人掛けセカンドシートと、前向き1人+横向き2人の後部シートの組み合わせで、最大8名が乗車可能。
就寝時にはシートを展開して作るフロアベッドと、壁際の二段ベッドで合計3名が就寝できます。
家具や家電は後方にまとめ、食事・就寝・調理が効果的にゾーニングされたレイアウトになっています。
後述しますが、もし1~2名の旅なら常設ベッドや常設ダイニングが実現するKOKUA.mini、詳細を見ていきましょう。
次のページ▷▷▷【自然な導線で使いやすいレイアウト!気になる車内の詳細をご紹介します!】
常設にもできそうなダイネット
乗降口から乗り込んですぐの空間がリビングスペース。
セカンドシートを後ろ向きにすることで、テーブルを挟んで食事ができます。
フロアベッドの要らないふたり旅なら、ダイニングをそのままに、二段ベッドで就寝が可能です。

LED照明や遮光カーテンなど、車中泊に必要なファシリティは標準装備。
各所の収納やスイッチにも手が届きやすい配置になっています。
フロアベッドと高さが揃う二段ベッド

就寝時間の異なる人同士でも使いやすいことや、限られたスペースにベッドを常設できることが魅力の二段ベッド。

KOKUA.miniでは、セカンドシートを倒して作るフロアベッドを加えて合計3名が就寝可能です。
展開すると二段ベッドの下段とフロアベッドの高さが揃い、ペットと一緒に就寝するのにもおすすめだそう。

二段ベッドの上段は少し広く、枠外の185cmの長さにまで展開します。
ベッド下段のさらに下は扉付きの収納になっており、空間が有効活用されています。

キャビネットの上方に吊り戸棚も備え、食料品や身の回り品を収納しておけます。
ベッド展開後もギャレー設備や各種スイッチが塞がらず、自然な動線が確保されています。
後方にまとめられたギャレー

車両後方、二段ベッドと向かい合うようにキッチンキャビネットが配置されています。

各13Lの給排水タンクと、フタ付きのシンクを標準装備。
使わないときはフタを閉めることでフラットな作業台になります。

キャビネットには、見下ろす姿勢でも使いやすい縦開きタイプの電子レンジがすっきりと格納。

冷蔵庫は車外からも使える最後尾に位置し、どちらの向きでも開けられる両開きタイプが採用されています。
オプションで自由に組み合わせられる電装品
電源システムとして、走行充電&外部充電が可能なサブバッテリー105Ah×2個を標準装備。
インバーターは1500Wのものがオプションで用意されています。
室内には100Vコンセント、12Vソケット、USBポートを備え、家電の使用やデバイスの充電が可能です。
長期の車中泊旅を考えるなら、オプションで215Wソーラーパネルの搭載も可能。
夏の暑さには、壁付けの12Vクーラー「COOL STAR」や、天井エアコンがオプションで用意されています。
このほかFFヒーター、ルーフベントなどをオプションで追加できます。
まとめ
ワンオフ、オーダーメイドを得意とし、クラフトマンシップあふれるグリーンハンズ。
まさに「キャンピングカー工房」という呼び名がぴったりです。
KOKUA.miniという基本の型はありつつも、家具のセミオーダーなどにも対応してくれます。
思い描いている姿があるならば、相談してみるとよいでしょう。
ソロ旅やデュオ旅はもちろん、ペットと一緒の旅にもおすすめです。