キャンピングカー
冒険用品のジェットスロウ×ヒラボがコラボ!軽キャンパー「BOUKEN号」で見慣れた毎日に新しい景色を
東京都八王子市を拠点に、地域に根ざした自動車修理工場として塗装板金や整備を手がけてきた有限会社平野オートボディー。
自動車整備で培った専門知識を武器に展開するのが、自社キャンピングカーブランド「HIRABO(ヒラボ)」です。
2025年にオープンした「ヒラボ八王子ベース」は、夢と冒険のガレージをコンセプトとするキャンピングカー事業拠点です。
新作の「BOUKEN(ボウケン)号」は、スズキ・エブリイバンをベースに、シンプルな車中泊スタイルを追求する軽キャンパー。
そんなBOUKEN号と、株式会社ジェットスロウ代表・水口謙二氏がコラボした特別なモデルが登場しました。
フィッシング雑誌の編集者を長年務めた後、冒険用品専門ショップ「冒険用品」を経営する水口氏は、世界中で釣りに挑む旅人でもあります。
荷物移動のわずらわしさを解決したBOUKEN号

小回りのきくボディサイズが魅力の軽キャンピングカーは、車内空間もコンパクトです。
限られた空間で衣食住をどう成立させるか、ビルダー各社が工夫を凝らしています。
一般的には後部空間をフルフラットにし、シーンごとに荷物を移動させながら、就寝・食事・収納すべてをまかなうケースが多いでしょう。
しかしヒラボは、軽キャンパーの荷物移動のわずらわしさに注目しました。
目指したのは、形だけではなく本格的にキャンプや釣りなどに行ける実用性をもち、かつ荷物を積んだまま寝られる車です。
「ジャパンキャンピングカーショー2026」でのお披露目のあと、ユーザーの声を受けてさらに改良。
完成版BOUKEN号に特別なアレンジを施し、今回のジェットスロウ・コラボモデルが誕生しました。
BOUKEN(ボウケン)号
ビルダー:有限会社平野オートボディー
タイプ:軽キャンピングカー
ベース車両:スズキ・エブリイバン
全長:3,390mm
全幅:1,470mm
全高:1,890mm
乗車定員:2名または4名
就寝目安:大人2名
ナンバー:4ナンバー
参考価格:税込3,214,200円~
公式サイト:有限会社平野オートボディー
コラボモデルだけの特別なエクステリア
ベース車両は広い室内空間と高い走行性能、カスタマイズのしやすさを併せもつスズキ・エブリイバン。
2WD/4WD、ターボの有無など、ユーザーの好みに応じてグレードを選べるのも魅力です。

今回のコラボモデルのエクステリアで目を引くのは、大型魚パイクのステッカーです。
さらに、水口氏の世界観を表現する格言や慣用句がボディにちりばめられています。
たとえば「MAY THE GODSPEED ON US」は旅の安全を祈る慣用句、「Jet Setter」は航空機で世界中を飛び回る人を意味します。
「TO SEE, TO FEEL, TO TOUCH」の言葉には「いろんなものを見て、感じて、触れていこう」というメッセージが込められています。
ロゴの「ADVENTURE TEAM」は、ヒラボ×ジェットスロウの「冒険組」を意味しています。
ブラックを基調にした重厚なインテリア

インテリアカラーは、これまでのヒラボ車のナチュラルな雰囲気とは一線を画す、インダストリアルなブラック。
八王子で注文家具を製造するタカオ木工社と、木目のよさが消えないぎりぎりのカラーを追求したといいます。
空間全体が引き締まるような、硬派で重厚な雰囲気に仕上がっています。
ワニ皮を連想させる濃色ベッドマットには、差し色としてライムグリーンのステッチが入ります。

コラボモデルのために製作したオリジナル木製ロッドホルダー(8本収納)は、特に渾身の出来だといいます。
機能だけでなく、美しさにこだわる水口氏のスタイルに合わせてヒラボがデザイン。

また、左右のリアウィンドウには硬質感のある鉄製有孔ボードがはめ込まれています。
フックとマグネットで2WAY使用できる便利な仕様で、市販のツールを好きなように固定できます。
まるで秘密基地のように、趣味のツールやガジェットが並んだ空間が目に浮かびます。
独自の空間設計による段差ベッド

もともとBOUKEN号の特徴は、独自の空間設計にあります。
左右に分割されたベッドは、別個にアレンジが可能。
片側だけを脚付きベッドにすることもでき、ベッド下にボストンバッグやコンテナなどの大きな荷物を収納できます。
フラットなダブルベッドで大人2人が並んで寝るという、軽キャンパーの定番を覆したデザインです。
ベッド高は購入時にハイ、ミドル、ローの3種類から選択可能。
たとえばハイを選べば、釣りのための大きなクーラーボックスなどもベッド下に収納できます。
ベッド下は扉のないオープンスペースのため、どこからでも荷物を取り出しやすいです。
逆にローを選べば、頭上に余裕のあるレイアウトとなります。
体格のいい方へのオプションとして、軽キャンパーでは異例ともいえる240cmロングベッド設定(アメリカンシート)も選べます。
オプションパーツを使い、助手席までベッドを延長することができます。
画期的なリラックスモード
ベッドパーツを組み替えると、ひとり掛けの座席が登場するリラックスモードは必見です。
手ざわりのいい木製パーツを差し込んだりロックしたりと、家具の変形ギミックにはわくわくするような遊び心も。
背もたれの角度を変えられるシートと、ミニテーブルで休憩スペースが出来上がります。
オプションで、パソコンを広げられるような大きなテーブルの用意もあります。
家具には天然木が使用され、上質感と親しみやすさが同居します。
コラボモデルではすでにトータルコーディネートがなされていますが、通常は家具の色やシート生地などのカスタマイズも相談できます。
あえてサブバッテリーシステムは非搭載
あえてサブバッテリーシステムを組んでいないこともBOUKEN号の特徴です。
排熱などを考慮した立体的な固定スペースを確保しなければならないサブバッテリーシステムは、BOUKEN号のコンセプトにそぐわないという判断からです。
その代わり、ポータブルバッテリーを好みの位置に配置できます。
たとえばベッド下なら、ベッド高とバッテリー機種の組み合わせによって2個までの縦積みが可能。
余分なものを作り込まないミニマルな構成が、ユーザーの自由度につながっています。
まとめ
車を使ってさまざまな体験をして欲しいと願うヒラボと、世界を五感で味わう水口氏のスタイルとの共鳴から生まれたこの企画。
ヒラボでは、近くても遠くても「初めての体験はすべて冒険」だと考えるといいます。
大自然に限らず、初めてのお店に行くことだって冒険。
いろいろな場所にBOUKEN号で出かけて欲しいという願いが込められています。
特にコラボモデルでは、釣り好きなら目を輝かせてしまうような工夫が満載です。
どんなきっかけで開発が始まったのか、人生観が変わるような水口氏のアマゾンでのフィッシング経験など、対談が収録されたYouTubeチャンネル『ヒラボチャンネル』も注目です。