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車中泊

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【初心者向け経験談】国産SUVで快適に一人車中泊。寝床づくりのコツと愛用している寝具を紹介

国産SUVで快適に一人車中泊

「車中泊はキャンピングカーや専用装備がないと難しい」と思っていませんか。
しかし私の経験では普段使いの国産SUVでも、一人分の寝床を確保できるスペースがあれば、専用装備を使わずに車中泊を始められます。

私は約10年間、車中泊や車内仮眠をしてきました。
現在はマツダ CX-5 XD Exclusive Modeに乗っています。

仕事明けの仮眠も含めると、車内で寝るのは月5回ほどです。

CX-5では、専用ベッドキットやマットを使わず、助手席を倒して寝床を作っています。
また、後席を倒した荷室側で寝ることもあります。

この記事では、助手席と荷室それぞれでの寝方や寝心地、実際に使っている寝具を紹介します。
CX-5に限らずSUVで車中泊をするときの参考にしてください。

マツダCX-5での私の車中泊スタイル


マツダCX-5の外装

車内にベッドキットなどを取り付けて本格的な寝室に変えるのではなく、一人で寝られる場所を手軽に作るのが私のスタイルです。

CX-5は普段使いがメインなので、大きな車中泊用品を積みっぱなしにすることも避けています。

約10年間、車内で寝てきた


以前乗っていたN-WGNの頃から合わせて約10年、車中泊や車内仮眠を続けてきました。
遠出したときだけでなく、仕事明けに眠気が強いときに車内で仮眠することもあります。

車中泊は基本的に1泊です。

最初から道具をそろえていたわけではなく、当初は寒くて眠れなかったり、枕がなくて首や肩がつらくなったりしたこともありました。
実際に寝て不便だと感じた部分に合わせて、必要なものだけを後から増やしてきました。

CX-5で実践している寝床の作り方は2通り


手軽に寝たいときは、助手席を一番後ろまで下げて背もたれを倒します。
ブランケットや寝袋を敷けば、一人分の寝床として使えます。

一方、より広く寝たいときは後席を倒して荷室を使います。
助手席と荷室では寝心地や準備の手間が違うため、そのときの使い方に合わせて選んでいます。

それぞれ実際の手順と、寝床にした状態で測ったサイズを紹介します。

 助手席を倒して寝るスペースを作る


助手席で寝床を作る手順は次の3つです。

マツダCX-5の助手席

1. 助手席を一番後ろまで下げる
2. 背もたれを最大限倒す
3. ブランケットなどの寝具を敷く

ヘッドレストは外していません。
寝終わったら寝具を片付け、助手席を元の位置へ戻します。

マツダCX-5の助手席

助手席は完全な水平にはならず、少し傾斜があります。

マツダCX-5助手席

腰付近にも多少の段差がありますが、ブランケットや寝袋を敷くと気になりにくくなりました。
ただ、寝床を作れることと、快適に眠れるかどうかは別です。

シートの傾斜や段差の感じ方には個人差があるため、一度横になって寝心地を確かめた方が分かりやすいでしょう。

実測すると足元からヘッドレストまで約210cm


私のCX-5の場合、助手席をできるだけフラットになるまで倒し、足元からヘッドレストまでを直線で測ると約210cmありました。
シート表面に沿った長さではなく、足元からヘッドレストまでの直線距離です。

座面の横幅は約49cm、腰が当たる付近の背もたれ幅は約55cmでした。
助手席の足元で最も広い部分は約80cm、寝る位置から真上の天井までは約70cmあります。

身長173cmの私が寝ると、足を伸ばせます。
仰向けから横向きに姿勢を変えることもできます。

個人的な感覚では、カプセルホテルで寝るときに近い広さでした。

自分のSUVで試す場合も、全長だけで判断しない方がいいと感じています。
肩や腰がくる位置の幅、足元のスペース、段差が体に当たらないかまで確認すると寝やすさを想像しやすくなります。

 助手席では一晩眠れたが、翌朝に疲労感は残った


このようにすればCX-5の助手席でも一晩眠れます。
ただ、翌朝は多少の疲労感が残りました。

足を伸ばせても、自宅のベッドと同じ寝心地ではありません。

助手席の良さは、準備と片付けが簡単なことです。
寝具を敷けば寝床になり、使い終わったら寝具を片付けてシートを戻せます。

短時間の仮眠や、手間をかけずに寝たいときには使いやすい方法です。

後席を倒した荷室なら、もっとゆったり眠れる


マツダCX-5の荷室

CX-5では、後席を倒した荷室側でも実際に寝ています。
後席を前に倒すと荷室はほぼフラットになり、助手席より広いスペースを使えます。

実際に荷室で寝たときは、狭さを感じませんでした。

マットは使っていませんが、そのときは翌朝にも特に疲労感はありませんでした。
助手席は準備の手軽さが魅力ですが、寝るスペースの広さでは荷室の方が余裕があります。

よりゆったり寝たいときは、荷室を使うことが多くなりました。

 マットを使わないのは手軽さを優先しているから


マットを使っていない理由は、かさばることと、設置や片付けの手間を増やしたくないからです。
普段使いのCX-5に、大きなマットを常に積んでおきたいとは考えていません。

もちろん、段差やシートの硬さが気になるならマットを使う方法もあります。

ベッドキットで寝床を整える選択肢もありますが、私は寝心地を最大限高めるより、準備と片付けの手軽さを優先しています。

最初から寝具をいろいろとそろえるのではなく、一度自分の車で横になってみるといいでしょう。
実際に寝ると、自分にはどこまで装備が必要なのか分かりやすくなります。

失敗して分かった車中泊で欠かせない寝具


車中泊を続けるなかで、寝袋と枕代わりのネッククッションを使うようになりました。
どちらも最初から用意したのではなく、実際に困った経験がきっかけです。

 2月の寒さを経験して寝袋を購入した


寝袋を買うきっかけは、N-WGNに乗っていた頃の2月の車中泊でした。

その日は上下スウェットの上にダウンを着て寝ました。
正確に測ってはいませんが、外気温は0〜5℃くらいだったと記憶しています。

かなり着込んだつもりでも寒く、夜中に何度も目が覚めました。
特につらかったのが足元の冷えです。

当時は寝袋を持っておらず、十分に眠れませんでした。
最終的には寒さに耐えられず、エンジンをかけたまま寝てしまいました。

これは寝具の準備不足による失敗であり、同じ方法をすすめるものではありません。

現在乗っているCX-5の取扱説明書でも、エンジンをかけたままの仮眠は避けるよう注意されています。
就寝時はエンジンを止め、安全を確保する必要があります。

参考:マツダ「CX-5取扱説明書」

車中泊で使用する寝袋

この経験をきっかけに、防寒用として寝袋を購入しました。
使っているのはBUNDOKの封筒型で、セカンドストリートで売られていた中古品を約1,500円で購入しています。

現在もCX-5の助手席や荷室で車中泊するときは寝袋を使っています。

寒いときの寝具としてだけでなく、助手席に敷いて腰付近の段差を和らげるのにも便利です。
寝袋は敷物としても使えるため、冬以外でも車内で寝るときに重宝しています。

ただし、使っている寝袋の型番・対応温度は不明です。

この寝袋で冬の車中泊に対応できるとは判断していません。
気温に合わせて、使用する寝具の性能を確認する必要があります。

枕なしで寝て首と肩がつらくなった


車中泊で使用するネッククッション

枕を持たずに寝ていたときは、頭の位置が安定せず、なかなか寝つけませんでした。
翌朝には首と肩が凝っていたため、それ以降は枕代わりになるものを車内に置いています。

現在使っているのは、無印良品の「フィットするネッククッション」です。
グレー系で、購入価格は約1,000円でした。

もちもちした感触で、車中泊や仕事明けの仮眠では枕として使っています。
ネッククッションを使うと頭の位置が安定し、普通に眠れるようになりました。

コンパクトでかさばらないので、普段から車内に置いています。

普段使いの国産SUVでも一人分の寝床から試せる


CX-5では、ベッドキットやマットを使わなくても、一人分の寝床を作れました。
助手席なら準備が簡単で、後席を倒した荷室ならより広いスペースで寝られます。

ただし、車種によって室内寸法やシートの倒れ方は異なります。
自分のSUVで試すなら、足を伸ばせるかだけでなく、肩や腰の幅、段差、寝返りできる余裕まで確かめてみてください。

また、寝床に収まることと、一晩快適に過ごせることは別です。
実際に泊まるときは、季節や気温に合わせた寝具の準備も必要になります。

まずは停車中の車で実際に横になり、自分に合う寝方を確認するところから始めてみてください。
必要なものだけ後から加えていけば、装備を増やさずに一人車中泊を楽しむ方法がわかってくるはずです。

岩田 航兵

岐阜県在住の会社員ライター。車中泊や車内仮眠を重ね、現在の愛車はマツダCX-5。専用ベッドキットを使わず、普段使いの車で手軽に休める寝床づくりを実践しています。実際に使っている寝具や、寒さ・寝心地で困った経験をもとに、これから車中泊を始める方に役立つ工夫をお届けします。