自転車だって積める!ちゃんと寝られる!ガシガシ使える軽キャンピングカー! モッズファクトリーの660BASE エブリイバン
釣りやサイクリングなど、趣味の道具を載せて車中泊できる軽自動車ベースのキャンピングカー。いわゆる軽キャンパー。
様々なモデルが発売されていますが、今回紹介するのはシンプルな装備とレイアウトで、自転車も積めるスペースがあって、しっかりしたベッドも付いている1台。
今年(2022年)11月に相模原で開かれたアウトドア&カスタムカーのイベント・レッツチルアウト2022で展示されていたので取材してきました!
価格も抑えめで手が届きやすいのも魅力です!
目次
モッズファクトリー 660BASE エブリイバンのコンセプトと概要
モッズファクトリー(有限会社モッズ)は神奈川県大和市にあるキャンピングカービルダー。
今回紹介する660BASE(ロクロクマルベース)のほかにもトリップミニという軽自動車ベースのキャンピングカーを製作・販売しています。
トリップミニのほうはシンクやオーバーヘッド(室内の屋根部分)収納なども付いている本格装備の軽キャンピングカーですが、本記事で紹介する660BASEはシンプルな内装。
シンクや収納棚はなく、ベッドと折りたたみテーブル付きのカウンター家具とサブバッテリーなどの電源設備が標準装備となっています。
「荷物がいっぱい積めて気を使わずに楽しめるクルマ」をコンセプトに設計。
積む、寝るがしっかりできて、あとはユーザーが自分の好きなように作り上げる余地をあえて残しています。
660BASEの外装
660BASE エブリイバンの外装はベース車であるスズキのエブリイバンからまったく変更はありません(↑写真のルーフラック、アルミホイール、リフトアップはオプション)。
ベース車はエブリイバンのほか、エブリイワゴン、ダイハツのアトレーも選べますが、いずれも外装はベース車のまま。
室内のみ架装するバンコン(バンコンバージョン)タイプのキャンピングカーです。
ベース車のセカンドシートはそのまま残しているので、普段の買い物など車中泊以外でも使いやすい造りとなっています。
660BASEの内装
室内レイアウト
660BASEの室内はいたってシンプル。
セカンドシートを折り畳んで床面をフラットにした場合、運転席と助手席の後ろはすべて車中泊用スペースとなります。
進行方向に向かって右側全面が縦にベッド。
左側は自転車も置ける荷物スペースとなります。
車両最後部の左右にカウンターキャビネット(家具)。
左側のカウンターキャビネットには折り畳み式のテーブルを標準装備。
右側のカウンターキャビネットには、コンセントや照明のスイッチ類がはめ込まれています。
家具はすべて傷がつきにくい高硬度素材を採用。
床には汚れても気にならない縞板柄のクッションマットを敷いているので、車中泊用の荷物やアウトドアレジャー用の道具、自転車も気兼ねなく載せられます。
便利なテーブルが2カ所に標準装備!
シンプルな内装ですが、660BASEにはテーブルが2つ標準装備されています。
まず後部左側の家具に折り畳み式の細長いテーブル。
ここで食事はできないかもしれませんが、飲み物やスマホなどを一時的に置くのには便利だと思います。
そしてもうひとつ。最後部右側のベッド下にはスライドテーブル(写真の外部シャワーはオプション)があります。
こちらはリアハッチを開けて車外に引き出すタイプで、キャンプ用のイスをそばに置いてお茶を飲んだりくつろいだり。
さらにオプションの長いテーブルで延長すればリアの車外がアウトドアのダイニングに早変わりします。
ベッド展開とベッド下の収納スペース
先述しましたが、進行方向右側が基本的な縦長ベッドとなります。
ベッドマットは厚さが50mmもあって、しっかりとした造り。
快適な睡眠に貢献してくれることでしょう。
ベッドスペースを拡げたいときは左側にもベッドマットを置いて、全面ベッドにすることも可能。
この場合、ベッドの下の左側は長物も積める収納スペースとして使えます。
ベッドマットは4分割なので、1枚ずつ外して下の荷物を取るのも簡単。
いちいち車外に出なくていいので便利です。