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ヨーロッパは秋こそ行きたい!32カ国を旅した夫婦が選ぶキャンピングカー旅のおすすめスポット5選

秋のヨーロッパをキャンピングカーで旅してよかったスポット5選

ヨーロッパをキャンピングカーで旅するなら、夏がベストシーズンだと思っていませんか?
でも、キャンピングカーでヨーロッパを旅して3年半、32カ国を巡ってきた筆者が個人的におすすめしたいのは、実は「秋」です。

夏のピークを過ぎると観光客が少なくなり、街や海辺をゆっくり巡れるようになります。
各地では秋の収穫祭が開かれ、山では紅葉、ブドウ畑では収穫シーズンならではの風景に出会えたりします。

今回は、これまで訪れた場所の中から、私たちが「秋にキャンピングカーで旅してよかった」と感じた5つのスポットを紹介します。
実際に訪れた時期や現地の様子、キャンピングカーで訪れてみて分かったことなど、旅をしたからこそ伝えられるリアルな体験もあわせてお届けします。

「次のヨーロッパ旅は、キャンピングカーでゆっくり楽しみたい」という方は、ぜひ次の旅先選びの参考にしてみてください。

キャンピングカーで旅すること3年の私たち夫婦


キャンピングカー車内

私たち夫婦は、「人生最大の冒険をしよう!」と2023年にヨーロッパでのキャンピングカー旅をスタートしました。
相棒は、2005年製の中古キャンピングカー。

これまで3年半以上かけて、西ヨーロッパから北欧、東ヨーロッパまで、ヨーロッパ各地を巡り、これまでに訪れた国は32カ国にのぼります。
旅のスタイルは、観光地を次々と巡るというよりも、時間やルートにあまり縛られず、「暮らすような旅」。

キャンピングカーだからこそ出会えた絶景や、旅先での人々との交流など、普通の観光旅行ではなかなか味わえない経験もたくさんしてきました。

キャンピングカー旅の風景

フルタイムで旅を続けているため、ヨーロッパの春夏秋冬、それぞれの季節を過ごしてきました。
暑さの厳しい夏もあれば、想像以上に寒かった冬も。

さまざまな季節を旅するうちに、「この場所は、この季節に訪れてよかった」と感じることも増えてきました。
今回は、そんな私たちが実際に旅をしてきた中から、特に「秋にキャンピングカーで訪れてよかった!」と感じた場所を5つ紹介します。

秋のヨーロッパはキャンピングカー旅に最適!


秋のヨーロッパの景色

ヨーロッパをキャンピングカーで旅するなら、私たちが一番おすすめしたい季節が「秋」です。

もちろん、夏のヨーロッパにも、夏ならではの魅力があります。
美しい海で泳いだり、日が長いので夜まで観光を楽しめたり、青空の下で過ごす時間は格別です。

ただ、キャンピングカーでの旅では、夏の暑さが想像以上に大変なことも。
日差しの強い日は車内がかなり暑くなり、車内で過ごすことも、外で観光するのもつらいと感じる日がありました。

一方、冬になると今度は寒さとの戦いです。
キャンピングカーは家に比べて外気の影響を受けやすく、気温が氷点下になると、水回りの凍結やバッテリーへの影響などにも注意しなければなりません。

その点、秋は気温が比較的穏やかで、車内でも外でも過ごしやすいのが魅力。
日中は観光やハイキングを楽しみ、夜はキャンピングカーでゆっくり過ごすのに、ちょうどいい季節です。

さらに、夏のピークシーズンが終わることで観光客も少なくなり、道路や駐車場、キャンプ場の混雑も落ち着いてきます。
場所によっては、料金も夏よりリーズナブルになります。

秋にしか味わえない紅葉に染まる山々の景色や、旬のグルメ、そして各地で開催されるお祭りと楽しめるポイントが盛りだくさんです。

実際にさまざまな季節をキャンピングカーで過ごしてきた私たちだからこそ、「ヨーロッパをキャンピングカーで旅するなら、秋はかなりおすすめ!」と感じています。

秋にキャンピングカー旅におすすめのスポット5選


ドイツ|本場のオクトーバーフェストで秋祭りを楽しむ


ドイツの景色

秋のヨーロッパを旅する中で、特にお祭りの盛り上がりを感じたのがドイツです。

その理由は、各地で開催される「オクトーバーフェスト」。
オクトーバーフェストはドイツの伝統的なお祭りで、ビールを飲みながら、伝統料理や音楽、民族衣装などを楽しめます。

なかでも有名なのが、ミュンヘンで開催される世界最大級のオクトーバーフェストです。
大規模なお祭りも魅力的ですが、私たちはあえて、北ドイツのBassum(バッスム)という小さな町で、10月12日に開催されたオクトーバーフェストに参加してみました。

オクトーバーフェスト

ドイツはヨーロッパの中でもキャンピングカー施設がとても充実していて、小さな町でもRVパークやキャンプ場を見つけやすいのが魅力。
バッスムにも無料のRVパークがあり、キャンピングカーで滞在しながらお祭りを楽しめました。

会場はこぢんまりとしていましたが、地元の人たちで大賑わい。
入場料は1人10ユーロ、ビールも1リットル10ユーロでした。

そして何より印象的だったのが、とにかくみんなが楽しそうだったこと!

オクトーバーフェスト

男性も女性も伝統的な衣装を着て、生演奏に合わせて踊ったり、ビールや料理を囲んだり。
子供から大人、おじいちゃん、おばあちゃんまでが集まり、会場全体が活気にあふれていました。

観光客らしき人は、どうやら私たちだけ(笑)。
でも、それがかえって新鮮でした。

観光客向けのイベントというより、地元の人たちが毎年楽しみにしているお祭りにお邪魔しているような、リアルな雰囲気を味わえたからです。
最初は少し離れたところから眺めていた私たちも、会場の楽しい空気に引っ張られ、気づけば地元の人たちに混じって一緒に踊っていました。

オクトーバーフェスト

大規模なオクトーバーフェストも魅力的ですが、キャンピングカーなら、小さな町を巡りながら地元のお祭りに参加するという楽しみ方もできます。

有名な観光地だけを目的地にするのではなく、その土地で偶然出会ったイベントに立ち寄ってみる。
そんな自由な旅ができるのも、キャンピングカーならではの魅力です。

地元の人たちに混じって、本場の秋祭りを楽しむ——。
ドイツを秋にキャンピングカーで旅するなら、ぜひ体験してほしい過ごし方のひとつです。


オランダ|秋の落ち着いた風車と田園風景を楽しむ


オランダの景色

オランダと言えば、風車に運河、レンガ造りの街並み。
実際にキャンピングカーで旅してみると、そこに紅葉が加わる秋は、さらに絵になる景色が広がっていました。

オランダの景色

私たちがオランダを訪れたのは10月下旬。
アムステルダムをはじめ、風車が並ぶZaanse Schans(ザーンセ・スカンス)や小さな町をキャンピングカーで巡りました。



この時期は、町のあちこちで木々が赤や黄色に色づき、風車や運河の風景にも秋らしい落ち着いた雰囲気が漂っていました。
特に印象に残ったのが、観光地から小さな町へ向かう途中で出会った田園風景。

車窓に広がるのどかな景色を眺めながら、気になる場所で車を停めて散策する。
そんな、時間に追われない旅がとても心地よく感じられました。

オランダの田園風景

特によかったのが、風車村のザーンセ・スカンスです。



訪れたときは、木々が黄色に染まり、風車の景色にぴったりハマり、どこを見ても絵になるような風景が広がっていました。

紅葉した木々と風車、静かな運河を眺めながらお散歩していると、「オランダは秋にこそ来るのがベストだな」と感じたほどです。

ザーンセ・スカンスの景色

ただし、オランダをキャンピングカーで旅する際、車中泊する場所に注意が必要です。
指定された場所以外での車中泊は基本的に禁止されています。

私たちも事前に宿泊できる場所を調べ、キャンピングカー専用駐車場やRVパーク、キャンプ場などを利用しながら旅をしました。

宿泊場所を探す際に活用したのが、「Park4night」という車中泊アプリです。
キャンピングカーで利用できる場所を探すのに便利で、これを使っていくつか無料で利用できるスポットを見つけました。

オランダのRVパーク

秋のオランダは、有名な観光スポットを次々と巡るだけでなく、風車や運河、田園風景の中をゆっくりお散歩しながら、その土地の空気を楽しむ旅にぴったり。
色とりどりの秋の景色の中を走った時間は、今でも「また秋に訪れたい」と思うほど印象に残っています。

モンテネグロ|ヨーロッパ屈指の紅葉を楽しむ


モンテネグロの景色

ヨーロッパで紅葉といえば、アルプスなどの山岳地帯を思い浮かべる方も多いかもしれません。
私たちは大の山好きで、これまでヨーロッパ各地の山を旅してきました。

その中でも、「紅葉が一番きれいだった」と感じたのが、意外にもモンテネグロです。
国名の「Montenegro」は、現地語で「黒い山」を意味します。

国土の多くを山岳地帯が占め、雄大な山々や手つかずの自然が残っています。

モンテネグロで登山

なかでも特に印象に残っているのが、アルバニアとの国境近くにあるProkletije National Park(プロクレティエ国立公園)です。



雄大な山々と森が広がる、とてもワイルドな場所です。

私たちが訪れたのは10月下旬には、山一面の木々が赤や黄色、オレンジに染まっていました。
これまでヨーロッパ各地で紅葉を見てきましたが、その中でも特に美しく今でも忘れられない景色です。

周辺にはいくつものハイキングコースがあり、私たちはモンテネグロ最高峰のZla Kolata(ズラ・コラタ)にも登りました。
色とりどりに染まった森の中を歩きながら眺める秋の山々は格別。

しかも、私たちが訪れたときはほかの登山者もほとんどおらず、静かな山の中で紅葉を独占しているような気分を味わえました。
ほかにも湖を周遊するコースなどがあり、自然を思いっきり堪能できます。

景色

また、モンテネグロは西ヨーロッパの国々とはキャンピングカー旅の環境も少し異なります。
キャンピングカー向けの施設は限られていますが、私たちにとっては、それもこの国を旅する魅力のひとつでした。

大自然の中で泊まれる場所を探しながら移動し、目の前に山々が広がる場所でキャンプをする。
いわゆる「ワイルドキャンプ」を楽しむにはぴったりの場所です。

さらに国境を越えた隣国のアルバニアにも、美しい山々と紅葉が広がっています。
時間に余裕があれば、モンテネグロとあわせて巡るのもおすすめです。

有名な観光地だけではなく、まだ知られていない大自然の中へも行ける。
そんなワイルドな秋の山旅を楽しめるのが、モンテネグロの魅力だと感じました。

イタリア|夏は大混雑の海辺を秋にゆったり楽しむ


イタリアの景色

「ヨーロッパの海は夏に行くもの」と思っている方も多いかもしれません。
でも、キャンピングカーで旅をするなら、私たちはあえて秋をおすすめしたいです。

イタリアのビーチの景色

特に南イタリアやサルディーニャ島、シチリア島などは、美しい海を楽しめる人気のリゾート地が数多くあります。
その分、夏のハイシーズンには世界中から観光客が集まり、人気のビーチや観光地では駐車場を探すだけでも一苦労。

ところが、夏が終わるとその雰囲気が一変します。
私たちは9月にサルディーニャ島、10月にアマルフィを訪れました。

サルディーニャ島では、キャンピングカーで島を巡りながら、気になったビーチへ立ち寄りました。



観光シーズンが落ち着き始めているので、ハイシーズンなら多くの人でにぎわいそうなビーチでも、比較的ゆったり過ごせました。
また、ハイシーズンはキャンピングカーの規制がある海辺の駐車場も、9月には解除されているところもあり、自由に車中泊できるようになっていました。

サルディーニャ島の景色

さらに、9月でも暖かい日が多く、海に入って泳ぐこともできました。

一方、10月に訪れたアマルフィでは、海沿いの美しい街並みをのんびり散策。



アマルフィは断崖絶壁にいくつもの小さな村があり、それらをつなぐ道路には道幅の狭い区間もあります。
混雑する時期は移動にも時間がかかりますが、私たちが訪れた秋は夏ほどの混雑を感じず、比較的余裕を持って巡ることができました。

アマルフィの景色

もちろん、秋は場所や天候によって海水温や気温が変わるので、いつでも泳げるわけではありません。

それでも南イタリアなら、10月頃まで暖かい日があり、十分海に入ることができました。
「夏の海」と「秋の過ごしやすさ」のいいとこ取りができるのが魅力です。

アマルフィの景色

キャンピングカーなら、暑さが和らいだ海辺で過ごしたり、夕方までビーチでのんびりしたり、海沿いの町から次の町へ移動したりと、自由な旅を楽しめます。

海で思いっきり泳いで遊ぶ!というより、混雑を避け、落ち着いた海の景色をのんびり味わいたい人には秋の南イタリアの海は本当におすすめです。
「海に行くなら夏」という固定観念を少し変えてくれたのが、私たちの秋のイタリア旅。

次にサルディーニャ島や南イタリアを訪れるときも、きっとまた秋を選ぶと思います。

フランス|秋はワインの季節。小さな村やワイナリーを巡る


フランスの景色

秋のフランスをキャンピングカー旅するなら、ワインの産地巡りをするのがおすすめです。
9〜10月頃は、ブドウの収穫シーズン。

夏には緑一色だったブドウ畑も少しずつ色づき、収穫を迎えた畑では、この時期ならではの活気を感じられます。

フランスでは、ボルドーやプロヴァンスなどがワイン産地として有名。
私たちはこれらの地域をキャンピングカーで巡りながら、小さな村に立ち寄ったり、ブドウ畑の中を走ったり、ワイナリーを訪れたりしました。

特にキャンピングカー旅と相性がいいと感じたのが、ワイナリーにあるキャンピングカー向けの滞在施設です。
ワイナリーによっては、敷地内にキャンピングカー専用の駐車・宿泊スペースが用意されており、ブドウ畑を眺めながら車中泊を楽しめます。

フランスの景色

さらにワイナリーツアーに参加したり、ワインを試飲したり、生産者から直接話を聞いたりできることも。

ホテルに泊まる旅とは違った、その土地ならではの体験ができます。
私たちもこれまで何度かこうした施設を利用しました。

特に印象に残っているのが、ボルドー地方にあるChâteau Bertinerie(シャトー・ベルティヌリ)です。



家族経営のワイナリーで、広大なブドウ畑でメルローやカベルネ・ソーヴィニヨンを中心としたワインを造っています。
一番の魅力は、ブドウ畑の隣にキャンピングカーで滞在できるスペースがあり、給水や排水、給電スポットもあり、全て無料で利用可能。

フランスのRVパーク

ワイナリーの静かな環境の中で宿泊し、フランスの美しい田園風景をゆっくりと楽しむことができました。
ワインの国フランスだからこそできる貴重な体験です。

一方、プロヴァンスでは、ブドウ畑だけでなく、石造りの小さな村や南フランスらしい美しい風景を巡るのも楽しみのひとつ。
ワインが好きな方はもちろん、飲まない方でも、秋色に変わっていくブドウ畑や小さな村を巡るだけでも十分に楽しめます。

フランスの景色

その土地で育ったブドウが収穫され、ワインになっていく季節。

その風景をキャンピングカーから間近に感じられるのは、秋ならではのフランス旅の楽しみです。

【まとめ】秋だけに出会える、ヨーロッパ車旅


景色

今回紹介したように、秋のヨーロッパは、訪れる国や場所によってさまざまな楽しみ方があります。

ドイツでは地元のお祭りで一緒に踊り、オランダでは紅葉した木々や風車、田園風景を眺め、モンテネグロでは山一面に広がる紅葉を楽しむ。
南イタリアでは混雑を避けまだ暖かい海に入り、フランスでは収穫を迎えたブドウ畑を巡る。

同じ「秋」でも、国が変わればまったく違った景色や体験に出会えるのが、ヨーロッパ旅の面白さです。

そして、そんな季節の変化を自由に追いかけられるのが、キャンピングカー旅の魅力。
気になった場所があれば少し長く滞在し、天気を見ながら次の目的地へ移動したり。

その日の気分や天候に合わせて旅を組み立てられるのが魅力です。
実際に一年を通して旅をしてきた私たちにとって、秋は特におすすめしたい季節です。

次のヨーロッパ旅では、少し趣向を変えて「秋」を選んでみませんか?
キャンピングカーだからこそ楽しめる自由な旅で、秋のヨーロッパをゆっくり巡ってみてください。

Luana

登山、キャンプ、旅が大好きな夫婦です。 日本を飛び出し、イタリアで中古キャンピングカーを購入し、ヨーロッパ一周中です。自然の絶景スポットが好きで、観光ガイドブックには載っていないヨーロッパの絶景スポットをキャンピングカーで周りながらをたくさんお届けします。 旅の様子はInstagram、YouTubeでも発信しています、よかったらご覧ください!