自由でおしゃれな新しいライフスタイル?!「バンライフ」のメリットとは
目次
バンライフのメリット1.リモート可能な仕事で、働きながら日本一周も可能!
バンライフをされている方は、ライターやカメラマンなどのフリーランスワーカーだったり、リモートワークが可能な仕事につき、会社にいかなくても仕事ができる環境を整えている方が大半です。
Youtubeなどでバンライフのようすを発信し、収入につなげているという方もちらほらと見受けられます。
事前にある程度貯金をし、一定期間は貯金から生活費を捻出しながらバンライフを楽しむ。
その後バンライフを楽しみながら、生活のようすをYoutubeで発信したり、バンライフ関連の記事を執筆するライター・カメラマン・ブロガーなどの仕事をスタートして、生計を立てている方が多いように感じています。
仕事ができる環境が整えば、リモートワークで生活費を稼ぎながら日本一周!なんてことも可能です。
時間や場所にとらわれず好きな時に好きな場所で、仕事をしながら旅も楽しめる。
バンライフの自由なイメージは、そのあたりからきているのかもしれません。
バンライフのメリット2.家賃がかからない!少ない荷物で身軽な生活
バンライフをスタートする際には、一度契約していた賃貸物件を解約し、家を手放してしまう方が多いようです。
もちろん、マンションなど自己所有の場合はそのまま維持している方もいらっしゃると思いますし、自宅を手放すか維持するかは、個々の事情や都合に合わせることが可能です。
ただ物件を手放したり、賃貸物件を解約して完全にクルマ生活に移行することで、家賃や自宅の維持費が0になる、という利点があります。
実際SNSの発信等をみていても、生活をスリム化するために、一度自宅を手放してしまう方が大半のようです。
自宅を手放し完全にクルマでの生活に移行することによって、持っていける荷物の総量が限られてしまうなどのデメリットももちろんあります。
しかし生活費や自宅にある荷物を整理することは、自分の今までの生活を見直す良い「きっかけ」となります。
そのため「バンライフ」という、いままでの生活からガラッと変わったライフスタイルに移行する際には、どちらかというとプラスに捉えられていることが多いようです。
自宅を手放し完全にクルマでの生活に移行するということは、電気やガスなどの公共料金もかからなくなります。
いままで家賃や公共料金を支払っていた生活に比べて「生活にかかる金額が劇的に減る」というのは、かなり魅力的なのではないでしょうか。
バンライフのメリット3.工夫次第で生活費は安くなる
家賃や公共料金がかからなくなった時点で生活にかかる費用はかなり減ってはいるのですが、それ以外にも工夫を重ねることによってバンライフにかかる金額を減らしていくことは可能です。
たとえば食費。
旅先での食事というと外食のイメージが強いとは思いますが、バンライファー達の実際の生活では、時々は外食を楽しみながらも、ほぼ毎日自炊をしているという方が大半です。
毎日の食事を自炊することで食事にかかる費用を大幅に減らすことができますし、「ちょっと今月きびしいな・・・」というときには、数日の間節約飯などを作って乗り切る、なんてこともできちゃいます。
ドリンク類もペットボトルで購入したりカフェで済ませる必要はなく、無料の湧水を汲んできて、車内でコーヒーや紅茶を淹れて楽しんでいる方が多いです。
それ以外にも、高騰しているガソリン代を節約するために、頻繁に長距離の移動をせず、長期間一定の場所に留まるようにしたり、無料や格安の入浴施設を2日に1回利用するようにするなど、工夫しだいでどんどん生活にかかる費用は減らすことが可能です。
バンライフのメリット4.人間関係に疲れない
クルマで移動しながらの生活を実現するためには、生活や移動にかかる費用を事前に貯金しておくか、リモート可能な仕事を持つかのどちらかになってくると思います。
どちらを選択したとしても、毎日会社通勤をしなくてよくなります。そのため、無理して職場での人間関係を維持していく必要がなくなるんです。
気を使いすぎて人間関係に疲れてしまうことがある「必要以上に気を使ってしまう」人たちにとっては、この点は1番のメリットになるのかもしれません。
また通勤するため満員電車を利用する必要もありませんので、トラブル等に巻き込まれる可能性もグッと下がります。
バンライファーや車中泊好きの人たちが集まるイベントにふらっと顔をだしたり、同じ生活をしていたり同じ趣味を持つ人たちとSNSで交流することも可能ですので、「人との接点がまったくなくなる」ということもあません。
毎日周りの人たちに気を使って過さなくて良いというのは、がんばりすぎて疲れてしまっている方にとって、最高の環境といえるのではないでしょうか。
バンライフのメリット5.目が覚めたら起き、眠くなったら寝る生活
一度SNSで「キャンパーは早起きのイメージ、バンライファーは朝弱いイメージ」と発信したところ、なぜか多くのバンライファーの方々に賛同をいただきました(笑)。
レジャーとしてのキャンプと違い、生活密着型のバンライフ。
生活のようすをYoutubeやTikTokなどのSNSで発信している方も多くいることから、昼間動画を撮影し、夜は車内で遅くまで編集作業、結果起きるのは昼ごろ・・・といったイメージも強いのかもしれません。
実際筆者も、車中泊に出かけた際には「どうしてもこのお店でモーニングが食べたい!」ということがなければ、起きるのが午前10時前後になることが多いです。
もともと出発時に細かい予定を決めていないことや、多少寝坊してもそのあとスケジュールを組み直すことが容易であることが理由のひとつではあるのですが、夫婦ともに夜型で朝弱いということが1番大きいかもしれません。
もし朝早く起きてもだいたいどこかで昼寝をしているような・・・(笑)。
それでも誰かに迷惑をかけることもありませんし、長い時間運転をする必要もあることから、眠くなったら無理せず眠るようにしています。
バンライフのメリット6.「自分だけの秘密基地を持つ」という特別感
車内スペースは自宅に比べれば狭く、持ち運べる荷物の量だったり生活のしやすさなどの観点からは、デメリットに思える部分もあると思います。
しかし、バンライフをしている方はみなさん、自分のクルマに愛着を持っていらっしゃいます。
広すぎない適度なスペースが、「秘密基地感」を持たせるのかもしれません。
実は筆者は山の中に住んでおり、毎日「絶景」といわれる景色を眺めながら暮らしているのですが、それでも、バンで景色の良いところにでかけて感じる「解放感」は格別のものがあると感じています。
バンライフを毎日続けていても、好きな場所で昼寝をしたり、本を読んだり、ごはんを食べたりして過ごしていると、その瞬間すべてが特別に感じるように思います。
それは、自分だけの「移動可能な秘密基地」を持っている感覚が大きいからなのかもしれません。
「バンライフ」という新しいライフスタイル
今回は、家を手放してクルマで生活をする「バンライフ」の数多くあるメリット(利点)をご紹介しました。
自分のいきたい場所へ行って好きなように過ごせるバンライフ。実践している方々のSNSをみていると、絶景を眺めながら仕事をしていたり、好きな時に好きな場所へでかけたりしていて、まさに「自由なライフスタイル」という印象が強いのではないでしょうか。
起きる時間も寝る時間も、そのときいる場所すら自由になる「バンライフ」は、ふといままでの自分の生活を立ち止まって振り返り、「なにかを変えたい」となったときの選択肢のひとつとなっています。
利点がたくさんありますし、自由なイメージも強いですから、憧れてスタートする方が増えるのも納得、といったところです。
しかし、スタート前には良い面しか目に入らないということもあって、実践してみて「失敗した・・・」ということもあるようです。
「毎日旅をする生活」であったり、「その日の気分で行動を決められる」ことなど、自由度が高く良いイメージが強いバンライフですが、メリットがあれば当然デメリットもあります。
バンライフをスタートするか迷ったときには、そのこともすこし頭の中にいれておかなければならないのかもしれません。