サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)の違いは?大きさや間隔で比較
一般道からでもSAとPAは利用できる?
各高速道路管理会社は高速道路の利用拡大のために、一般道からサービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)が利用しやすくなる「スマートIC」や「ウォークインゲート」等の整備を進めています。
ただし、それらの利用は便利な反面、注意点も数多くあります。
SAやPAなどから高速道路に乗り降りできる「スマートIC」
ETC搭載車の利用に限定されるものの、SAやPAに設置されたスマートICから高速道路に乗れば、すぐに休憩施設が利用できます。
ただし、2023年3月31日現在全国に153箇所あるスマートICは「SA・PA接続型」と「本線直結型」の2種類が存在し、場所によってはSAやPAに立ち寄れないスマートICもあることは覚えておきましょう。
さらに注意したいのが、スマートICはSAやPAを利用するために設置されたものではないということです。
スマートICは、あくまで高速道路利用のための設備であるため、国土交通省ではSAやPAのみの利用を目的としたスマートICの利用は推奨していません。
また、ボディサイズによっては利用できないスマートICがある点にも注意が必要です。
乗用車での利用ならほぼ問題はありませんが、トラックやマイクロバスなどで利用する際に車体全長が規定を超過するスマートICがごく一部存在します。
徒歩で行ける「ぷらっとパーク」「ウェルカムゲート」など
一般道側に設置された専用駐車場に車を停め、徒歩で施設内に入り設備を利用できるように整備されたSAやPAを、NEXCO中日本では「ぷらっとパーク」、NEXCO西日本が「ウェルカムゲート」、NEXCO東日本は「ウォークインゲート」を利用可能です。
これにより、高速道路を利用しなければ行けなかった人気SAやPAへも気軽に足を運べるようになり、SAやPA限定のグルメやお土産などが、わざわざ高速道路に乗らずとも堪能できるようになりました。
ただし利用時のルールも存在します。第一に、これら徒歩による入場ゲートがあるSAやPAを利用した高速道路での待ち合わせや乗り合わせは禁止です。
また、一般道に設置された駐車場が利用できるのはSAやPAの利用者のみとされ、長時間の駐車もご遠慮くださいと注意書きがされているので、ルールを守り、誰もが気持ちよく使えるSAやPAにしていきましょう。
ライター:MOBY編集部
監修者:鈴木 ケンイチ
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