「これだけ守れば損しない?」愛車を高値で売る際、絶対やってはいけない3選
「洗車やメンテナンスをしておけば高く売れる」は大きな誤解?
高く愛車を売るために、“しない方がいいこと”はあるのか、中古車情報メディアでお馴染みの「カーセンサー」統括編集長に伺いました。
「1番多い誤解は、洗車やメンテナンスをしておくことで“高く売れる”と思われることですね」
市場にたくさん出回っているような大衆車の場合、他店と競争して値段が上がることはそんなにありません。大抵は相場から大きく変わることはありませんね。なのでオプションをつけたり、すごく綺麗にメンテナンスをされているからと言って大きくプラスになることはないんです。
カーナビやバックセンサーなど、電子制御がついている車は特に注意ですね。純正品から替えたり、車高を調節したりすると正常に動作しない可能性があります。査定は“工場出荷時”を基準におこなわれるので、査定が上がると思ってつけたオプションが減点対象になることもあるんですよ」
基本的に査定というのは「減点方式」なのだそうです。なので綺麗に使用されているから価格が上がるのはでなく、キズやカスタマイズによって減点になっていきます。
ですから、「高く売れるだろう」と思ってやったことが返って価格を下げてしまうこともあるのだそうです。
では逆に高く売るためのポイントはどこにあるのでしょうか?同統括編集長に続けてお話を伺いました。
高く買い取ってもらうためのポイントは?
逆に高く売るためのポイントはどこにあるのでしょうか?同統括編集長に続けてお話を伺いました。
「工夫するとしたらお店選びですね。買取店だと、オークションにかけて販売する店と自社で販売する店があります。後者は中抜きがないので、高値になりやすいです。海外でも需要のある車ならオークションもアリですが、大衆車なら直販店のほうがおすすめですね。
他にも、たとえばコンパクトカーにずっと乗っていた人が家族と乗るためにミニバンに買い換えるとして、ミニバン専門店でコンパクトカーを下取りに出してしまうと“自社で売りたい車”ではないので安く買い取られてしまうこともあります」
さらに、高く売れる車の特徴についても教えていただきました。
「車種で人気なのは、やはり80年代~90年代のスポーツカーですね。海外オークションでも高い値がつきやすいので、買取価格も高額になります。色は黒・白が無難で需要がありますが、必ずしもその色じゃないと高く売れないわけではありませんよ」
意外と勘違いしがちな「高く売れる基準」には、いろいろな勘違いが潜んでいることもあるようです。大切にしてきた愛車だからこそ、「売るお店」を間違えないようにしたいですね。
ライター:小高皐月
オリジナルサイトで読む