「実は要らないオプションってある?」自動車ディーラースタッフに禁断の質問をぶつけてみたら“ガチ”の回答が…
コーティング自体に効果はあるが……
話を聞くなかで、とくに話に挙げられる機会が多かったのが「コーティング」です。
せっかく新車を買うのだから、よりキレイな状態で納車してもらいたいと考えるのは自然なことだと思われますが、なぜコーティングのオプションを選ぶべきではないのでしょうか。
「もちろん、コーティングそのものが悪いわけではありません。しっかり施工していれば、汚れも落ちやすくなりますし、洗車の手間も少なくなるので、キレイな状態を維持しやすいんです。
ですが、ディーラーオプションのコーティングはコスパ的にお勧めしませんね。施工レベルにもバラツキがありますし、そもそもコーティング専門店であれば、同等の溶剤を使っても半額程度で収まるケースが多いでしょうから。
やはり同じ値段を払うのであれば、下地処理をしっかりやって、高品質な溶剤を使ってくれるところに任せるのがいいと思いますよ」(元ディーラー営業スタッフ)
コーティングはボディの表面に新たな保護膜を形成する処理であり、溶剤の性質はもちろん、塗り込む以前の下地処理によって仕上がりは異なります。
新車であれば下地処理の有無による影響は小さいと考えられますが、それでも保護膜を長く定着させるには、専門的な処理を実施したうえで溶剤を塗布するのが望ましいでしょう。
このように、ディーラーマンが考える「不要なオプション」は、装備そのものが不要なのではなく、「純正だと割高になってしまう」といった理由から挙げられる傾向にありました。
もちろん、「色々調べたり、あちこち回ったりするのが面倒」という人にとっては、ワンストップで済ませられる純正オプションも魅力的な選択肢でしょう。
みなさんは車のオプションで、「これはいらなかったな……」と感じた経験はありますか?
ライター:鹿間羊市
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