免許を取得できる期間は?学生・社会人の期間の違いやスケジュールを解説
目次
1ヶ月のスケジュール
自動車教習所へ通う際、1ヶ月でどのようなスケジュールが組めるのでしょうか。
以下、自動車教習所2つの例を挙げてみました。
【例1】休日しか自動車教習所へ通えない場合
休日しか自動車教習所へ通えない場合では、以下のスケジュールが理想的と考えられるでしょう。こちらでは、休日が週に2日間あると仮定しています。
- 第1段階を受けている期間:学科教習=1日3時限、技能教習=1日3時限
- 第2段階を受けている期間:学科教習=1日3時限、技能教習=1日3時限
1日単位のスケジュールであれば、第1段階、第2段階ともに、学科教習も技能教習も3時限ずつ受けられるでしょう。
ただし、他の予定・都合と組み合わせて加減を加えるはずなので、1日1時限しか学科教習を受けられないといったシチュエーションもあります。
もし、上記のスケジュールであれば、1ヶ月に8日から10日程度自動車教習所に通えるとすると、最短で1ヶ月半、平均で2ヶ月程度あれば、卒業検定まで進められる可能性があります。
【例2】平日・休日問わずに自動車教習所へ通える場合
平日・休日問わずに自動車教習所へ通える場合では、以下のスケジュールが理想的と考えられるでしょう。
こちらでは、月曜日から金曜までの5日間、毎日仕事後に自動車教習所へ通ったと仮定しています。
- 第1段階を受けている期間:学科教習=1日2時限、技能教習=1日1時限
- 第2段階を受けている機関:学科教習=1日2時限、技能教習=1日1時限
こちらのケースでは、昼間は仕事をして、夜間に教習時限が設けられている自動車教習所へ通うのを想定しています。
多くて3時限から4時限程度と絞られてしまうため、学科教習か技能教習のどちらかに偏ったり、予約が取れなかったりする可能性があります。
週5日で通えるなら、1ヶ月から1ヶ月半程度で卒業検定まで進められるでしょう。
しかし、教習予約が取れない、あるいは通う日数が減ると2ヶ月から3ヶ月以上かかるケースもありそうです。
教習所と合宿免許どっちが早く取得できる?
一般の自動車教習所へ通うのと、地方の自動車教習所が用意している合宿へ参加するのは、どちらが早く運転免許を取得できるでしょうか。
結論から述べると、合宿コースへ参加したほうが早めの運転免許取得が望めるでしょう。
教習スケジュールが決められており、開始から卒業検定まで2週間程度の期間で技能習得が可能です。
ただし、地方ローカルの自動車教習所が実施しているケースが多く、交通量の少ない道路で路上教習(第2段階)を行っているケースがあります。
免許取得後に都心の道路で運転するのが苦手な状態で、車両の扱いに苦戦する可能性も否めません。
また、近年では都心の自動車教習所でも「短期集中コース」と呼ばれる免許取得プランが用意されている可能性があります。
最短でも1ヶ月程度を要するかもしれませんが、地元に近い自動車教習所で運転技能を磨きたい人に適しているため、併せて検討すべきでしょう。
1日で免許取得は可能?
わずか1日程度の期間で、運転免許の取得は可能なのでしょうか。
残念ながら、自動車運転免許では実現できません。
自動車教習所で教習を受けてから検定に合格し、免許センターで学科試験に合格するのが一般的な流れです。
最短でも、一般の自動車教習所では1ヶ月、合宿コースの免許取得では2週間は目安とすべきでしょう。
“一発試験”で運転免許は取得できる可能性がある
補足として、かなり狭き門ですが、全国各地の免許センターで開催されている“一発試験”に合格すれば、自動車教習所に通わずとも免許取得は可能です。
本来は自動車教習所で学科と技能を学ぶところを端折り、いきなり仮免許の学科試験と技能試験を受ける段階から始まり、本免許の学科試験・技能検定試験まで受けられる可能性があります。
大まかな流れは以下の通りです。
- 適性検査(視力検査)
- 仮免許の学科試験と技能試験を受験
- 仮免許証の交付(有効期限:6ヶ月)
- 路上練習(5回)
- 本免許の学科試験および技能試験の受験
- 合格時、取得時講習を受講「自動車等の運転講習」「応急救護処置講習」
- 運転免許証を交付
ただし、上記の流れでは、自動車教習所と異なり仮免許前の運転が難しく、私有地など公道以外の場所で練習できる環境がなければ仮免許の技能試験に合格するのは難しいでしょう。
何度も受験し直して時間や金銭を無駄にするより、自動車教習所へ通ったり合宿免許を受講したりすると、免許取得が早いかもしれません。
ライター:MOBY編集部
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