買ってはいけない軽自動車の特徴は?選び方・おすすめの軽自動車を紹介
目次
買ってはいけない軽自動車の特徴
今や生活の足として欠かせない軽自動車。道路を走っていて見ない日はほぼありません。
全軽自協(全国軽自動車協会連合会)によれば令和4年度の軽自動車の販売台数はなんと400万台以上。
同じ年の普通自動車の新車販売台数が約250万台ですから、その数がいかに多いのかが分かることでしょう。
しかし、販売台数が増えるにつれて、“買ってはいけない軽自動車”が増えているのも事実です。
そこで今回は“納車された後に後悔しない”買ってはいけない軽自動車の特徴をご紹介していきます。
買ってはいけない軽自動車のほとんどが粗悪な中古車です。納車されてすぐに壊れたなんてことも少なくありません。
より良い中古車探しのヒントになりますので是非参考にしてくださいね。
買ってはいけない軽自動車の特徴①:過走行の軽自動車
10万キロを超えるような軽自動車は、車体価格が安くても修理費がかさむ車両なことが多く、新車を購入できそうなくらいの修理費が掛かってしまったという声も聞こえます。
普通車であれば、10万キロ程度の走行距離はまだまだ走れるものが多くありますが、軽自動車はそうはいきません。
なぜかというと、660ccしかない排気量で馬力上限である64馬力を目いっぱい出しているのですから、寿命が短いのは当たり前ですよね。
1年程度で乗り換える予定の車なら過走行車も悪くありません。しかし、長く大切に乗るつもりなら走行距離は5万キロ以下の車両が理想です。
買ってはいけない軽自動車の特徴②:過酷な環境で使われていた車
例えば、北海道などの雪が多く降る地域で使われていた車は、融雪剤によるサビの進行が早く、新車登録から5年しか経っていないような車でもシャーシやボディが傷んできていることがあります。
他にも、12ヶ月毎に行う法定点検の記録簿などが一切なく、日常メンテナンスの記録がひとつも見当たらない車も酷使されていた車と判断していいでしょう。
人間で言えば血液と同じくらい大切なエンジンオイルを何万キロも交換していない車両は、例えボディがキレイだったとしてもエンジンはボロボロです。
過酷な環境で使われていた車かどうかを判断するには、以下の3つをチェックしましょう。
- 分解整備点検記録簿
- オイル交換などのメンテナンスステッカーの確認
- フェンダーの裏はサビていないか確認
特に、整備記録簿や、メンテナンスステッカーには作業下店舗の住所が書いてあることが多く、どこの地域で使われていた車なのかを判断するヒントにもなります。
作業している店舗が北海道や北陸であった場合は、車を下から覗いてみて、フェンダーの裏にサビが無いか点検してみると良いでしょう。
買ってはいけない軽自動車の特徴③:極端に安い車
例えば走行距離であったり、見た目のキレイさであったり人気の度合いなど、その車の価値によって相場が決まります。
このとき、相場よりも極端に価格が安い車は要注意。そういった車両は何かしらの訳アリであることが大半です。
ご自身が訳アリの理由を聞いて、納得すれば購入を検討するのも選択肢のひとつかとは思いますが、事故車や改造車の場合は後々後悔する原因を抱えていることがほとんど。
余程の理由がなければ避けたほうが無難な車と言えるでしょう。
軽自動車をおすすめできない人は?
さて、買ってはいけない軽自動車の特徴をご紹介してきましたが、軽自動車に向いてない人もいます。
人気の軽自動車ですが、“本当に軽自動車のでいいのか”もう一度検討してみるのも大切です。
軽自動車をおすすめできない人①:普段から5人以上乗る可能性がある
まず、軽自動車の規格として、どんなに室内空間が広い軽自動車でも4人乗りです。これは変わりません。
ちなみに12歳未満のお子さんが3人に大人2人の場合は、4人乗車としてカウントできます。
お子様が3人のご家庭で5人乗りとなる場合は、軽自動車でも定員オーバーとはならないのでご安心ください。
とはいえ、このルールが適用されるのは12歳まで。一番上のお子様が11歳であれば定員オーバーとなりますので、軽自動車よりも普通車をおすすめします。
軽自動車をおすすめできない人②:車のパワーが必要な道路を多く走る人
先程もご紹介した通り、軽自動車は排気量660㏄。
馬力は64馬力までの制限がありますが、今の軽自動車はターボチャージャーを採用することで、規制の範囲内ぎりぎりのパワーを絞りだしているのです。
そのため、登り坂も高速道路も難なく走れる性能を誇っていますが、あまりに頑張りすぎるエンジンスペックは車の寿命を縮める可能性も。
たまに車に負荷を掛ける分には全く問題はありませんが、日常的にエンジンの性能をフルに使い切るような乗り方をする方には、軽自動車はおすすめできません。
軽自動車をおすすめできない人③:高い安全性能を求める人
万が一発生した事故によって大きな衝撃が外部から加わったとき、中に乗っている人を守ってくれる性能は普通車のほうが圧倒的に上です。
ただ勘違いをしてほしくないのは“軽自動車が危険だ”ということではありません。
軽自動車の衝突安全性能は年々向上していますし、軽い車体は緊急回避が必要となる場面でもドライバーの応答に答えてくれます。
しかし、実際に衝突事故が起こった場合にはクラッシャブルブルゾーン(ボディをつぶして衝撃を吸収する部分)を広く取れる普通自動車の方が安全であると言わざるを得ません。
高速道路など、スピードが出やすい場面で運転することが多く、事故が起きた際も安心で安全な車を求めている方には軽自動車はおすすめできないでしょう。
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