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車から虫を追い出す方法はある?耳元で「プ~ン」に「うわっ!」運転しながら捕まえにいくのは危険!“あのボタン”を活用※虫画像なし

青天

快適ドライブを一瞬で台無しにする“なんかちいさくてやっかいなやつ”


車内 虫 追い出す

©sharaku1216/stock.adobe.com



あたたかい季節、天気がよいと思わず外へ出かけたくなり、車があれば車で遠くへドライブに行こうと考える人は少なくありません。

暖房や冷房を使わなくても快適な陽気の中、窓を開けて風を感じながらドライブするのは、運転が好きな人はもちろんそうでない人も「車って最高~!」と叫びたくなるような楽しさがあるでしょう。

ところが、あたたかくなると元気になるのは人間だけではありません。

人によっては「見るのも無理」と嫌われがちな、あの小さな生き物たちも活動を開始。

この地球でもっとも繁栄している生物が人間ではない以上、生活の中に彼らが入り込んでくることは避けられず、車内という狭い空間であってもおかまいなし。

快適なドライブを楽しんでいたら、窓から突然望まない“同乗者”が加わってしまい、車内がパニック状態になったという人も少なくありません。

気が動転してしまえば安全運転に支障が出てしまうため、すみやかにお帰り願いたいところです。

運転中、車内に虫が侵入してきたときは、どのように対処するべきなのでしょうか。

窓も開けてないしドアもササッ、なのに…虫はどこから車内に入ってくる?


車内 虫 追い出す

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虫が車内へ入ってしまう理由はさまざまあり、「窓は一度も開けなかったのに…」「ドアの開閉はすばやくしていたのに…」と虫が車内へ入らないように気をつけていても入ってしまうものです。

窓やドアを開けっぱなしにしていれば、当然、虫が車内へ入りやすくなります。

そのため、これらを開けっ放しにすることは「虫が入るから」と避けている人は少なくないでしょう。

しかし、そうした努力もむなしく、むしろ無意識に虫を招き入れてしまうことも。

ドアとボディのすきまで休んでいた虫がドアが開いた拍子に車内へ転がりこんできたり、服や髪などについた虫をそのまま連れ込んでしまったり、エアコンフィルターをボロボロのまま使っていて外気導入の際に引き込んでしまったり…。

気をつけていれば防げそうなものですが常にそれを意識するというのは現実的ではなく、虫の侵入を完全に防ぐ、というのは不可能だと考えたほうがよいでしょう。

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運転中は虫を追い出そうにも手も足も出ない…どうする?


車内 虫 追い出す

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運転に支障がない範囲で虫に手が届くのであれば素手、あるいはティッシュ等で対処することは可能ですが、狭く入り組んだ車内、さらにシートベルトが体を拘束しているため、思うように対処することは難しいことがほとんどです。

殺虫スプレーを車内に置く、という対策を行っている人もいますが、狭い車内で殺虫スプレーを噴射するのは人体への影響も考慮しなければなりませんし、夏場など暑い車内ではスプレー缶が爆発し、車両火災へつながるおそれがあるため、十分に注意する必要があります。

安全に虫を追い出す方法は、風の力を利用することです。

ほとんどの虫は体重が軽く風で飛ばすことができるため、車内に風の通る道を作りましょう。

運転席または助手席、どちらか片方の窓を開け、その対角にある後席の窓を前席よりも狭く開けると、後席の窓のほうが空気の圧力が高まり、風が後方へ流れやすくなります。

すべての窓を開けると出口が増えて虫を追い出しやすくなるように思えますが、風の流れを一方通行にしたほうがより効果的です。

さらに、エアコンの送風機能もあわせて使用します。

虫は風が入りにくいフロントガラス側へ行くこともよくありますが、これもエアコンの吹き出し口をフロントガラスのデフロスター側に設定し、風量を最大にすることで虫を風の通る道へ誘導できます。

危険な虫が入ってきたら…パニックにならず安全な場所に停車!


車内 虫 追い出す

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スズメバチのような、命にかかわる毒を持つ危険な虫が入ってきた場合、その大きさや羽音などによる恐怖から、狭い車内ではパニックに陥ってしまうおそれがあります。

パニックになりハンドルやアクセル操作を誤ってしまうと、刺されるよりも甚大な損害につながる場合もあるため、冷静な対応が必要です。

前述の風が通る道を作る対処をしてすぐに飛び去ってくれたら良いのですが、そうでない場合、運転しながら追い出そうとするかもしれません。

しかし、運転しながらすばやく、正確に追い出すのは難しく、それがかえって刺激となり攻撃されてしまうおそれがあるほか、運転操作自体もおろそかになります。

その瞬間にできることは前述の対処以外にないと考え、その対処を行いながら車を安全な場所へ停めるよう運転を続けましょう。

停車後、車の窓やドア、リアハッチを開けて、飛び去っていくのを待つのがもっとも早くて確実な方法です。

ライター:MOBY編集部
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